図解1分ドリル この一冊で「読む力」と「書く力」が面白いほど身につく! (プレイブックス 907) (青春新書PLAY BOOKS)
- 青春出版社 (2010年4月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
- / ISBN・EAN: 9784413019071
感想・レビュー・書評
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図解1分ドリル この一冊で「読む力」と「書く力」が面白いほど身につく! 知的生活追跡班
「この一冊で「読む力」と「書く力」が面白いほど身につく!」の改訂新書版。
定価が約倍の952円+税の価格になっている。
500円版と比較して図解1分ドリルというちょっとしたクイズが追加されていますが、あまり役に立ちません。
知的生活追跡班の本はさまざまな本のエッセンスを抽出し、再編集した大変読みやすい本ではありますが、多少厚みに欠けます。もちろん収録されたノウハウはそれなりに説得力があり、納得できる箇所も多数あります。
逆に言うと「これだけは言いたい!」「これが核だ!」といったメッセージが伝わってきません。それなりに文字量はあるのですが、サラッと読めてしまいます。
「アタマをやわらかくする軽い読み物」といった形で捕らえるのがよいかもしれません。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
内容の大半が読書法を占め、残りを仕事で必要なスキルでまとめられている。特に目新しい内容ではないが、読み易くまとめられており、オススメできる本。
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今まで見たことがある内容が大半だったが、下記は参考になりそう。
・4色ボールペンの利用
・マイミシュランガイド作成
・10年計画表の作成
・専門誌の購読
・新聞で気になるグラフは切り取る -
こういう本は、その時には「ふんふん、なるほど」って思うんだけど、読み終わった瞬間に忘れちゃう。って・・・読んだ意味ないじゃん(笑)読んで取り入れられるところは即座にメモるとかそういう行動が必要なのですね。
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2010/7/14
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本屋でプッシュしてたので購入。
理解度をチェック出来る問題もついているので、自分がどんな場合に流し読みしてるかがわかる。
内容自体は周知のものが多いかも。 -
わかりやすい
さっそく実行しなくては -
読む力と書く力が身に付くという本。
読む力と書く力の二部から構成され、ビジネススキルにて役立つ簡単かつすぐにでも使える有益なtip集でした。
▼ 以下、ガチ長文です。ご注意ください
図解1分ドリル この一冊で「読む力」と「書く力」が面白いほど身につく! (プレイブックス 907) (青春新書PLAY BOOKS)
【目次】
◆第一部 読む力が面白いほど身に付く
ステップ1 読解力 みるみる知識が頭に入る読み方の鉄則
ステップ2 集中力 効率があがる やる気がアップする読書法
ステップ3 速読力 誰よりも早く理解するテクニック
ステップ4 情報収集力 有益な情報を素早く見極める技術
ステップ5 情報整理力 頭の中をスッキリ整理するコツ
ステップ6 裏読み力 新聞、広告、メール 書き手の心理の読み方
◆第二部 書く力が面白いほど身に付く
ステップ1 ノート力 思考力がグングン高まる書き方のツボ
ステップ2 メモ力 アイデアがどんどん閃くメモの取り方
ステップ3 手帳力 仕事の仕組みが上がるうまい使い方
ステップ4 企画力 必ず通る企画書の書き方
ステップ5 文章力 伝わる、読ませる いい文章の書き方
ステップ6 手紙、メール 人間関係がうまく回りだす魔法のルール
※ 第一部 読む力が面白いほど身に付くより
・読む力のステップ1 読解力より印象に残ったテクニックを④つほどピックアップ
①「まずは書き手の文章パターンを見抜くだけでいい」
文字を一字一句なぞり読みするよりも、どこに結論が記されているかを探すことで短時間で内容が理解できる。一般的な文は導入、論旨、具体例、結論から構成される。パターンはさまざまだが、結論をまず先に探し出すことで文章全体の理解が短期で得ることができる。
②段落が変わる部分にはそれなりの理由がある
段落が変わるのは意味があるから。内容が把握できない難解な本や記事に出会った時は段落に注目する。なぜなら一つの段落をじっくり読むとその文章全体の輪郭がなんとなく見えてくる。次に段落同士の結びつく関係を測る。
A→B→Cなのか A→A’→B→B’→Cなのか「
③サクサク暗記ができるアンダーラインの引き方
3色ボールペンを用意する
重要な項目・・・赤
重要項目の解説・・・青
参考にしたい項目・・緑
というように本にチェックしていけば、読み返した時にすぐさま復習できる。
④難解な文章も一度で理理解できる「Q&A読書方」
読み始める前に何のために読むのか、何をしりたくて読むのかなど疑問点を明確にメモすることで、集中力がなくなったときや方向を見失いかけた時などに再確認でき本来の目的に進むことができる。
・読む力のステップ2より 集中力より印象に残ったテクニックを②つほどピックアップ
①脳の働きが格段にアップする「立ち読み法」
読書をするときはリラックスし座って読むことがほとんどだが、実際に書店等で立ち読みするほうが集中力が発揮される
論理的なソースは本書には上がっていなかったが、経験をもとに書店で立ち読み、もしくは電車で座れなく立ち読みしている時のほうが
集中力は高めな気がする。逆の例として電車で座って読む、または家でベッドに横になりながら読書をしているとほとんどそのまま眠ってしまっている。
勉強系の本などはとくにそうだ。
②集中して読みたいのなら細切れ読書
人間の集中できる時間というのは30分から1時間が限度だと言われる。
よって集中して読むのであれば。30分(休憩)30分(休憩)のスパンで繰り返して読むほうが、一気にぶっとおしでよみたおすよりも集中でき
記憶にのこる。
→人間の集中できる時間とベストな休憩時間を掘り下げ、最適な数値を出す
・読む力のステップ5より 本を「仕事の虎の巻に」変える書き込み読書術
①本を読んでいて、仕事に役立ちそうな情報に出会ったとしよう
「この方法を取り入れれば、きっと売上があがるぞ」などど、考えながら読み進めていくとまた面白い情報に出会い結局あれこれ考えているうちに
最初に考えていたアイデアをすっかり忘れてしまった。という経験はないだろうか。。。。
これの対策として、気になった言葉と出会ったら、直接本に書き込むというテクニック。
専門用語で知らない言葉が出てきた場合は、しらないまま読み進めていくのではなく、そこで一度立ち止まり、調べ、忘れないように意味を書き込む。
スペース的な問題もあるが、たとえば目次だと空きスペースが多いし本の内容を要約した部分なので活用しやすい。
読書中に気がついたことやひらめいたことがあれば、どんどん書き込んでいくべきだ。
②「どの本に書かれていたっけ?」を解決する「1分間記録法」
同じジャンルの本を何冊か読んでいくうちに、「あの内容はどの本に書かれていたっけ?」とという時がある。
が、これは読書記録を残せば解決できる。ノートかパソコンでもよいのだが記録法として、
書籍名だけではなく、その本の「目次」も写しておくことだ。目次の量があまりにも多すぎる場合は、気になった部分のみだけで良い。
※ 第二部 書く力が面白いほどに身に付くより
・書く力のステップ1より 「ノート力」 思考がグングン高まる書き方のツボより2点ピックアップ
①「縦分割方法」で普通のノートがオリジナルノートに変わる
「縦分割法」というノートの活用王がある。あらかじめノートの中央に縦半分に線を引いて左右を分割し、そこに講義の内容などを書き込む方法。
東大生もこの方法を使ってノートをとっている
②資料として使いやすいノートは一枚目が違う
ノートは表紙の裏の最初の1~2ページは目次と設定すること。保存用としてあとから検索できる。
書く力のステップ②より「メモ力」 アイデアがどんどん閃くメモの取り方
①あとで貴重な資料になる「Q&A式メモ」
仕事をしているとふと、疑問に思う事柄に出会ったりする。そんなときは、調べた結果ではなく、なぜ疑問に思ったかという
「疑問点」も一緒にメモしておく。
・クロマグロが絶滅の危機のため
・EU輸入禁止
というメモをQ&Aでメモに変えると
・日本の食卓からマグロが消える??
EUガクロマグロ輸入禁止を検討
地中海や大西洋でクロマグロが絶滅の危機にあるため
と工夫する。
②みるみる問題が解決する「三色ボールペン」の法則
例 クライアントからの要望またはクレームをメモするとき
要望、問題点、対応策と三色に分けてメモすることで流れが一目で確認できる。
・書く力 ステップ4 「企画力」必ず通る企画力に秘密より
①企画書はタイトルと1行目で8割決まる
自分が企画を提案されるい立場だったら、相手から企画書を受けてまず、どこに注目するか?
間違いなく一枚目か一行目のタイトルであろう。(つかみだしね)
企画そのものが商品であるとしたら、それに印象づける一言がタイトルであり、キャッチコピーである。
ここで面白そうか、つまらないかと食い付きが変わる。
②グンとわかりやすい企画書に早変わり「目理方結」の法則
目的、理由、方法、結論
目的・・・企画の目的
理由・・・なぜこの企画がいいのか
方法・・・どのように実施するのか
結論・・・どのように効果が得られるのか
上記4つの項目を順に追えば長々と文章を書き連ねる必要がなくなり簡潔にまとまる。企画書は短くインパクトが大事である。
③相手の興味を一瞬で引き付ける企画書のつかみ
つかみで大事なのはインパクトのある切り出し方だ。そのための方法として「なぜトイレットペーパーは白いのか?」と疑問形で投げかけると
便利だ。
相手の好奇心をかきたてたら、「その理由は白という色は何色にも染まりやすいからです」といった形で自分のアイデアを見せるのである。
・書く力 ステップ5 「文章力」伝わる 読ませる いい文章の黄金法則
①わかりやすい文章は「起承転結より紀桔承転」
物語がもりあがる書き方
「起」・・物語の導入
「承」・・物語が進む
「転」・・物語のヤマ場であるおおきな転機
「結」・・最終的な締め、オチ
「起」・・問題を提起
「結」・・問題の解決策を提案
「承」・・なぜこの解決策なのかその理由を明らかにする
「転」・・派生する問題をどのようにクリアするか提案する
起結承転を活用することで、結論が早めにわかり忙しい中イライラすることがなくなるし、理解度が早い。
【所感】
今回も個人的に印象に残った部分をピックアップした格好。
第一部のステップ4 速読については速読初心者向けな内容だったので今回は割愛しました。
冒頭に記したが、今すぐ使えるtip集、1テーマ見開き2ページ完結で、難しい表現もなく図解入りでわかりやすい本でした。
【参考】
図解1分ドリル この一冊で「考える力」と「話す力」が面白いほど身につく! (青春新書PLAY BOOKS) -
巻末に参考文献が出ていますが、読んだことがある本が結構ありました。おそらく、それらの総集編ということなのだと思います。