イチロー流 準備の極意 (青春新書インテリジェンス)

著者 :
  • 青春出版社
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784413044837

作品紹介・あらすじ

イチローはなぜ「オンリーワンを目指すこと」を嫌うのか? 不安や恐怖心を隠そうとしないのはなぜか? 試合前日の準備<ルーティン>からこだわる理由は? 真の楽天主義者といわれる所以は?プロスポーツ選手のメンタルカウンセラーにして、トップアスリートのコメント心理分析のエキスパートが、イチローの数々の言葉から引き出した、一般の仕事にも役立つ、大きな成果をあげるための日々の小さな積み重ねのヒントを満載した一冊!

感想・レビュー・書評

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  • 【結果はコントロールできないが最高の準備はできる】
    コロナ禍になり、副業や新しい働き方などについての情報がたくさんでてきているが、報酬や結果に一喜一憂することなく、プロセスで常に最善を尽くす考え方が大事だなと改めて感じた。ただ、最善を作ることをゴールにするのではなく、日々の目標達成を目指すことがゴール。そのために最善を尽くす。

  • スポーツ選手だけでなく、仕事においても「準備」というものはめちゃくちゃ大事。
    そんなことはわかっていてもなかなかできない。
    この本を読んでさらに準備の大切さがわかった。

    準備こそ全て

    イチローのような実績のある人の言葉だから余計説得力がある。
    自分はプロスポーツ選手じゃないけど、仕事においてイチロー並みの準備をして仕事に臨みたい。

    響いた言葉
    ・一瞬の判断は練習では養われない
    ・一番大切なことは仕事前に完璧な準備をすること
    ・準備とは「言い訳を排除する」こと
    ・素質とか天賦の才とか霞む努力
    :結果が出たか出てないかで自分の行動を評価しない

  • 『#イチロー流 準備の極意』

    ほぼ日書評 Day352

    聞いたことのある話も多かったけど、こうして一冊にまとめてもらえると、振り返るには楽だ。
    あらためて印象に残る発言を幾つかメモしておく。

    「仕事」ならば努力をするのは当たり前。
    準備や練習の重要性と、実戦でないと経験できないモノの両立。

    準備とは「言い訳」の材料を排除すること。
    ポテンシャルだけでやってきた39歳と、色々なものを積み重ねて様々なことを考えてそこまできた39歳とを一緒にしないで欲しい(ヤンキース契約更新時のコメント)。

    僕は風邪にも弱い、憂鬱にもなる…不調の時は「仕事なんだ」「責任がある」と奮い立たせる。

    完璧主義ではなく最善主義であること、結果には頓着しないこと。そこに至るプロセスが最善のものであるから。

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  • イチローの本は何冊も読んでいて、同じようなことが書かれているが、それでも毎回読んで良かったと思える。
    あくなき向上心、積み重ねること、それが自信になり、結果になる。
    内発的なモチベーションが自分を強くする。
    俺は絶対にもっと上にいける!!

  • 自分自身が日々準備ができていなかったなーと思う瞬間に立ち会うことが多いため、イチローから極意を教えていただきたく手に取った本。
    タイトルは『準備の極意』ですが、準備にかぎらず、イチローの行動原則、思考法、生き方などに触れられる内容になっています。

    イチローのウィットに富んだ言い回しに目が行きがちですが、一貫して言っていることは、
    ・継続することの大切さと難しさ
    ・自分でコントロールできることとそうでないことを分ける
    ・原動力はそれが好きだから、やりたいから
    ・自分で考える、工夫する、決断する
    こんなことに集約されると思う。

    草野球で好きを続けるイチローの動向に注目しつつ、少しでもそんな彼に近づきたい、近づくためにできることを日々重ねていこうと思った2020年のはじまりでした。

  • イチロー選手にとって準備とは言い訳を排除する作業である。常に妥協せず甘えのあるオンリーワンではなくナンバーワンをめざしてきたからこそ、世界最高峰のMLBで長い間活躍できたのだと思う。本日、イチロー選手が会長特別補佐に就任し今シーズンはもう試合に出場しないとの報道(事実上の引退との報道もあり)があったが、練習はこれまで通り続けるという。会見で「野球の研究者でありたい。これで終わりではない」と語ったイチロー選手、可能性は少ないかもしれないけど来期もう一度頑張ってほしい。

    本書に書かれていた、発言は「何をいうか」ではなく「誰が何を言うか」が大事でイチロー選手はその誰かに値する人物になりたいと書かれていたが、「これで終わりではない」といった発言もイチロー選手がいったからこそ価値があるし、自分も信じたいと感じた。

  • なぜ40歳を超えてトップアスリートとしてやっていけるのか? その答えが簡単ではないことを痛感した本だった。
    強い信念とそれを成し遂げるための日々変わらないことの繰り返しが大切。取り組みたい。

  • オンリーワンは自分への甘え。ナンバーワン以外は意味がない。

  • 誤解を恐れずに言えば、私はイチローの資質を沢山持っていると感じました。もちろん持ってない部分もありますが...。

    ジャンルはビジネス書かと思いますが、常識に違和感や息苦しさを感じながらも、それに溶け込んでしまっている方には、面白い本だと思います。

    直感で何気に買った一冊でした。

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著者プロフィール

1947年兵庫県生まれ。臨床スポーツ心理学者。追手門学院大学スポーツ研究センター特別顧問。前鹿屋体育大学教授。日本スポーツ心理学会会員京都大学工学部卒業。1971年住友電気工業に入社。研究開発本部に所属。学生時代テニスプレーヤーとして活躍し、全日本選手権にも出場。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院に学び工学修士号を取得。1982年に脱サラし、米国オリンピック委員会スポーツ科学部門本部の客員研究員としてオリンピック選手のデータ分析に従事。過去25年以上にわたり臨床スポーツ心理学者としてプロスポーツ選手のメンタルカウンセラーを務める。また、日本でも数少ないプロスポーツ選手・スポーツ指導者のコメント心理分析のエキスパートとして知られている。2013年3月鹿屋体育大学を定年退職。2010年より5年間「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ系)に準レギュラーとして出演。主な著書に、ベストセラーになった『イチロー思考 孤高を貫き、成功をつかむ77の工夫』(東邦出版)をはじめ、『大谷翔平 勇気をくれるメッセージ80』(三笠書房)、『ゴルファーの潜在能力を開花させるマインドセット革命』(実業之日本社)、『新庄剛志 楽しく夢をかなえる言葉』(清談社Publico)など250冊以上にのぼる。

「2024年 『岡田彰布 眠れる力を引き出す言葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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