心が折れそうなとき1分間だけ読む本 (成美文庫 ま- 4-10)

著者 :
  • 成美堂出版
2.86
  • (1)
  • (6)
  • (6)
  • (7)
  • (2)
本棚登録 : 95
感想 : 12
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784415401423

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • タイトルの “心が折れそうなとき“ に惹かれました。

    はじめの書き出しに、「本書は、ビジネス社会で人を打ち負かす本ではありません。また、自分を社会の価値観に従わせる本でもありません。」とあり、益々興味がもてました。

    目次を見ると、解消の例がラインアップされてますから、自分の気になるところから読んでみてもいいのではないでしょうか?

    私のお気に入りは

    「フランクリンの沈黙でゆく」
    「眉間集中法でゆけ」
    「ルー・テーズの訓練をまねる」
    「ジョブズの点をつなぐ」
    「四分間ニコニコ術」

    自己回復術が99例もあるので、自分に合うものをピックアップした次第です。

  • フランクリンの13の徳目を初めて知った。

  • インディアンとバージニア州政府の話し。無料で大学に行かせるという申し出を断った。=同化する必要はない。自分の基準で立派になればよい。

    イライラするときはスクワットをしながらメザシをかじる。スクワットでエネルギーの発散をする。
    携帯のアラームで逃げ出す。時間を無駄にしない。
    スチームオフ=人間は4分半以上は続けて怒れない。怒られたらしばらく聞くだけにする。
    3回ため息をつく=リラックスする。
    ながら仕事をする=皿回しの原理=悩む暇がない。
    値引き交渉には価格を下げない、品質、サービス、条件、人柄の順で対応する。
    止息法=息を吸ってから4秒止める。ストレスが減る。
    人の印象は視覚が55%、口調が38%、言葉は7%。
    PR話法=褒める、その理由をつける。
    マイペース、と3回唱える。
    そのうちタイム、をあらかじめ決めておく。先延ばしにした仕事をそこでやる。
    指月の法=目的を見失わない=月を差す指ではなく月を見る。
    フランクリンの沈黙=自分にとっても相手にとってもプラスになること以外は口に出さない。
    陰で褒める
    やせたね、はセクハラ、スリムになった、は誉め言葉。
    自分を褒める=自信につながる。
    いきなりゴメン法=先にゴメン、と言ってから会話を始める。表現がトゲがなくなる。
    心的飽和=同じ行為の繰り返しに飽きてしまい続ける意志をなくすこと。
    手書きを増やす=記憶力が高まる。書くことは整理すること。
    テレビを消す=情報断ち
    ルーテーズの訓練の真似をする=膨大な量でも少しだけと決めて手を付ける。すぐに終わるのでもっとやりたくなる。
    アイビーリーのtodo法=明日やることを6つに絞る。重要なことから順番をつける。翌日はその1番から行う。
    健康アルコールを飲む=お茶やコーヒーを飲んでお酒を飲んだ、と言い聞かせる=プラシーボ効果。
    ランチ3秒テクニック=何を食べるか3秒で決める=優柔不断をなくす。
    否定的な言葉がでたら、即座に打ち消す。
    4分間ニコニコ術=初対面では4分間、ひたすらニコニコする。
    短くひきこもる=無気力な時は、30分ひたすらひきこもる。
    まずは笑い飛ばす=笑うからおかしくなる。おかしいから笑うのではない。
    プチプチ旅に出る。
    「青春とは年齢ではなく心の在り方のことだ」
    雷療法=1か月後に雷で死ぬとわかっていたら1か月の間に何をするか。雷リストをつくる。

  • チェック項目7箇所。本書はビジネス社会で人を負かす本ではありません、また、自分を社会の価値観に従わせる本でもありません、本来の自分に立ち戻るノウハウを集めた本です、気持ちが折れそうな時にも人生を走ることができ、人間関係の森の中で迷わず生活ができ、心の飢えや寒さを切り抜け、そして幸福を獲得する方法を述べたものです。相手が憎い……「ながら仕事」を増やします、いくつもの作業を「ながら仕事」で
    併行するのです、単に作業に集中するだけだと、ふと人間関係へのとらわれに心が戻ってしまう瞬間があるものです、悩みにとらわれるのは、悩む時間があるからです、時間がなくなれば、悩みもなくなります。対策が立たない……地球儀を眺める、「心が屈折する時は、違う世界に目を向けるのがよい」とは誰でも考えることですが、具体的に地球儀を見る人はほとんどいません、地球儀が、イライラを忘れ、かつ「明日からはこうしよう」という現実対応策にもサッと戻れる点で一番おすすめです、地球儀がなければ世界地図でもいいでしょう。その他大勢から抜けたい……どんな時にも、人の意見に「反対」と言います、反対いけんがない時にも、あえてそう言います、勇気がいりますが、そう口にしてしまうと、発想がものすごく鋭くなるのです、①頭の回転が速くなる、②差別化の癖がつく、③イメージが変わる、④行動が変わる、人と違った発想は、実はこんなトレーニングで身につくものなのです、決して特殊な才能ではありません、必要なのは、人と自分を差別化する勇気だけなのです。

  • タイトルはありがちだが斬新なアイディアがポツポツあったので評価。「皿回しの原理」に感動。嫌な人、物事に囚われている人は必読。「ルー・テーズの訓練」も良い。

著者プロフィール

東京大学名誉教授・学習院大学理学部研究員・理学博士

「2018年 『空間とベクトル 増補版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

松本幸夫の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×