雲と暮らす。: 雲と出会い、雲を愛でる

著者 :
  • 誠文堂新光社
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本棚登録 : 69
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784416211144

感想・レビュー・書評

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  • 偶々、視界にはいっていた…。

    それっぽっちじゃ、「今日、空を見た」事にはならないと思う。

    空を見なかった日。
    空に気付かなかった日。
    心がうつむいていた、そんな日は・・・。

    空の写真集を開けばいいんだ。

    誰かが、
    (誰かに見せたかった、今日はこんな素晴しい色の空だったよ、)と
    思いを込めて撮った空は

    写真集を開いた人の視界に飛び込み、
    あっという間に心に広がる。

    (こんな狭い紙面の上じゃあ、窮屈だから。)と
    どうぅぅっんっ。
    一気になだれ込み、窮屈な心をぐいぐい引き伸ばしにかかってくるから、覚悟して開くべし♪

    • MOTOさん
      nyancomaruさんへ

      写真集、眺めながら書いていたら、
      ついつい、「どうぅぅっん」なんて、擬音が生まれてしまった♪
      空がなだれ込む音...
      nyancomaruさんへ

      写真集、眺めながら書いていたら、
      ついつい、「どうぅぅっん」なんて、擬音が生まれてしまった♪
      空がなだれ込む音って、こういう感じ?

      空(雲)の写真集、奥行きが半端ないですもんね。
      (なにしろ、無限ですから)
      では、帰宅時は星空を眺めながら…?
      お疲れ様です!
      2012/06/22
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「帰宅時は星空を眺めながら…?」
      見上げても見えないのが残念、、、お月様が出てるときは、それぞれの表情を楽しんでます。煌々と輝く満月は勿論、...
      「帰宅時は星空を眺めながら…?」
      見上げても見えないのが残念、、、お月様が出てるときは、それぞれの表情を楽しんでます。煌々と輝く満月は勿論、細い細い三日月も好きです。。。。
      「空がなだれ込む音って、こういう感じ?」
      きっと耳の奥で、遠くで起こっている大きなうねりを感じさせて呉れる感じですね!
      武田康男の著書をチェックしたら「気象観察ハンドブック」「デジタルカメラによる空の写真の撮り方」どちらも良さそう!
      2012/06/22
    • MOTOさん
      最近、星が遠くなりましたねぇ~…

      人が街に灯りを灯すようになったから、星の出番はもう無しですか?(ちょっと寂しいね。)
      月は出てるとほっ…...
      最近、星が遠くなりましたねぇ~…

      人が街に灯りを灯すようになったから、星の出番はもう無しですか?(ちょっと寂しいね。)
      月は出てるとほっ…としますね。
      帰り道がすこーし楽しくなる感じ♪
      (やはり、うつむいて歩いてちゃいけないって、事ですね♪)

      著者を選んで借りてきているわけではありませんが、偶然にもこの方の著書を手にとる傾向があるようです。
      (そして、家にも一冊ある事に、今頃気がつきました。この方、間違いないと思いますよ。)

      2012/06/23
  • 春・夏・秋・冬
    朝・昼・晩・・・
    どこにいても、どんなときも、雲は頭の上にある
    ま、たまには、富士山の上からとか、飛行機の上から見ることも
    あるでしょうけど・・・

    掲載された雲写真に、日常での出会い度や、雲の高さや、名前などが
    ひとつひとつ紹介されている

    わぁ~ん、私も雲見になる~~~
    写真、撮れるかな??

  • 偶然なのだが、著者の書籍を2冊同時に借りていたことに、読み始めて気づいた。(遅。。)
    今の気分的に、空に癒されたいのだろうな、自分。

    『(中略)
    雲も地球がつくった自然の一部だ。人間を癒す力も馬鹿にできない。
    仕事や生活で疲れている人も多いと思う。
    世の中うまくいかないと悩んでいる人も多いだろう。
    そんなときわれわれを包みこむ大きな雲の世界に想いを馳せ、しはし身を寄せてみたらどうだろう。
    面倒な準備や道具は必要ない。空を見上げるだけでいい。
    空に浮かぶ雲を、少し眺めるだけでいい。
    きっと元気と安らぎをもらうだろう。』
    はじめに に書かれたこの文書は、ああ、本当だなーと思う。

    ここ最近、いろんな重いことを考えていろんな感情を抱えて生活してきた。
    下ばっかり眺めていた。
    かろうじて、樹々を見る高さまでしか顔を上げていなかった気がする。
    その反動?か、気づいたら2冊の雲の本を手に取っていた。

    少し、ホンモノの雲を眺めようかな。

    余裕があったら、積乱雲の衰退を一から眺めていたい。
    そんなチャンスがあれば。だけど。
    それって、かなり贅沢な時間だね。

  • 空が好きだと思ってたけど、雲が好きだということに改めて気づく。雲いいな~。魅力的だぁ。
    15/10/02

  • ○20130630
    写真が綺麗。
    朝昼晩や春夏秋冬や場所でわかれている。

  • 空の様子は毎日違い 同じ空は二つとない。

    空を見るのは 祈りだ
    って 重松 清さんが 言ってたのを、ホントだな~ って思ったよ。

    空からは 元気がもらえるの。

  • とくべつ雲の名前を覚えたわけではないけれど、
    親しみがもてました。
    空を見上げるという
    幸せがあることに感謝したい。

    ちょうど天気が不安定な日で
    一日に雷雨が2回もあった。
    積乱雲の写真を眺めながら
    これこれ!と楽しみました。

    今度は、夕焼けを時間を追ったり、
    台風前の雲を観察したいな。

    「竜の巣」は実在するか?…なんてコラムもあります(^^)

  • 今振り返る若いあの頃があんなにもキラキラと輝いていたのは、
    例えば朝帰りした朝焼けの凄さとか、
    例えば夜街に出てふと見上げた人工光に照らされた空とか、
    例えばはしゃいだ海と雲のコントラストとか、
    無意識に自然の荘厳さを多く見つめていたからかもしれない。

    なんて。

    そんな事をぼんやり思ってしまう程、本当に美しい本でした。

    「こんな雲があったんだ!」
    て、雲が大好きなんだなって読んでいてわかるから、
    頁をめくるたびこっちまで嬉しくなってしまう。
    空を見上げるのが楽しくなりました。

    手元に置いておきたい一冊。

  • ページを開く度に現れる美しい「雲」と「空」。信じられない美しさにため息ばかり。青空にモクモク広がる入道雲、寒い朝の湖面と朝日、夕日に染まる赤や紫の空、雲の隙間から降り注ぐ光、飛行機から見下ろす一面の雲の絨毯…どれも自然が作り出した美しい光景。胸がドキドキしました。著者は「雲見」が大好き。雲への愛が感じられる写真と文章。「空を読む」とでもいうのでしょうか、著者は雲を見るだけでその下の天気がわかると言います。また、その雲がこれからどんなふうに変化するのかも。入道雲の変化を写真で追っていくページは「雲も生きていて一生があるんだ・・・」と感動しました。何となく見ていた空も今日はちょっと違って見える。私にも雲が語りかけてくれるかな。そんな気持ちにさせてくれる愛おしい本です。写真と少しのエッセイなのでちょっと疲れたときなど、気楽に読めます。

著者プロフィール

1960年、東京都生まれ。
東北大学 理学部 地球物理学科 卒業
気象予報士。空の写真家。元高校教諭。
大学での講義、小中高校や市民講座などで写真や映像を用いた講演、メディアへの出演なども精力的に行なっている。
著書に『地球は本当に丸いのか?』『楽しい気象観察図鑑』『すごい空の見つけかた 』(以上、草思社)、『不思議で美しい空の色彩図鑑』(PHP研究所)など多数。

「2020年 『雲と出会える図鑑』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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