- Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
- / ISBN・EAN: 9784418995189
感想・レビュー・書評
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「買え、使え」という思いが伝わってきてよい。ありがたがって飾っておくのではなく、器はつかってなんぼ、そのなかで愛でる、という気持ちのよさ。
あらためて、ふだん使っている器を眺めて、形や模様を楽しんでみた。作っている土地ごとの材料や色、釉薬などの特徴をもう一度学びたいなあと思う。
それにしても、平安時代や天平時代の器であると、どのようにしてわかるのか。人手に渡って伝えられている由緒正しいものだからか、放射性同位体検査でわかるのか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
生き方や美意識を取り上げられることが多い故人の遺したエッセイの断片と、本人が所持していたさまざまな器の写真を組み合わせた一冊だ。
エッセンスとして彼女の考えは伝わってくるのだけれど、やはり断片ではなく前後の文脈含めて読んだ方がいいなあ、と感じる。
それにしても、出てくる人物が柳宗悦やら北大路魯山人やら、まあ錚々たるメンバーですごい。
白洲正子を知るのに、手軽に手にするにはよい一冊だと思う。 -
素敵な器ばかり。なかなかこういうセンスはまねらない自分。
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白洲正子最後の著書。所蔵する骨董を美しい写真で紹介しながら、珠玉のエッセイで綴る。
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2002年4月7日読了。