器つれづれ

著者 :
  • 世界文化社
4.08
  • (9)
  • (9)
  • (7)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 86
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784418995189

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「買え、使え」という思いが伝わってきてよい。ありがたがって飾っておくのではなく、器はつかってなんぼ、そのなかで愛でる、という気持ちのよさ。
    あらためて、ふだん使っている器を眺めて、形や模様を楽しんでみた。作っている土地ごとの材料や色、釉薬などの特徴をもう一度学びたいなあと思う。

    それにしても、平安時代や天平時代の器であると、どのようにしてわかるのか。人手に渡って伝えられている由緒正しいものだからか、放射性同位体検査でわかるのか。

  • 生き方や美意識を取り上げられることが多い故人の遺したエッセイの断片と、本人が所持していたさまざまな器の写真を組み合わせた一冊だ。

    エッセンスとして彼女の考えは伝わってくるのだけれど、やはり断片ではなく前後の文脈含めて読んだ方がいいなあ、と感じる。

    それにしても、出てくる人物が柳宗悦やら北大路魯山人やら、まあ錚々たるメンバーですごい。

    白洲正子を知るのに、手軽に手にするにはよい一冊だと思う。

  • 素敵な器ばかり。なかなかこういうセンスはまねらない自分。

  • 白洲正子最後の著書。所蔵する骨董を美しい写真で紹介しながら、珠玉のエッセイで綴る。

  • 2002年4月7日読了。

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

1910(明治43)年、東京生れ。実家は薩摩出身の樺山伯爵家。学習院女子部初等科卒業後、渡米。ハートリッジ・スクールを卒業して帰国。翌1929年、白洲次郎と結婚。1964年『能面』で、1972年『かくれ里』で、読売文学賞を受賞。他に『お能の見方』『明恵上人』『近江山河抄』『十一面観音巡礼』『西行』『いまなぜ青山二郎なのか』『白洲正子自伝』など多数の著作がある。

「2018年 『たしなみについて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

白洲正子の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
白洲 正子
坂本 龍一
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×