- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784422113340
感想・レビュー・書評
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謎の精神論や抽象論の割合が第1作と比べて大幅に増加している。反比例して、コミュニケーションにおいて役に立つカウンセリング的なノウハウの記述が格段に少なくなっている。そのため実用書としての性能第1作と比べ大幅に落ちてしまった印象。
また、男女のコミュニケーションだとか夫婦間のコミュニケーションという限定的な局面でしか機能しないノウハウの記載も散見される。それ、求めてる人いる?きちんと一冊の新書にまとめてあれば需要があるかもしれないが、数ページ程度の記述から実生活に活かせるほどの情報を得られる?
異性と友達でいられるかとか秘密を守れるかみたいな話題に至ると、コミュニケーション術という枠組みから逸脱してない?看板に偽りあり。 -
■書名
書名:プロカウンセラーのコミュニケーション術
著者:東山 紘久
■概要
コミュニケーションをよくするためには、まず相手の話をじっくり
聞くことが大切。
本書は、プロカウンセラーが、相手の話を聞くときに、どのような
点に注意して話を聞いたり発言したりしているのか、相手のしぐさ
や言葉、表現のし方や態度、話の内容など、コミュニケーションを
円滑に進めるうえで注意すべき観察の極意を語る
(From amazon)
■感想
『プロカウンセラーの聞く技術』の続編です。
『プロカウンセラーの聞く技術』は以前読んで非常に面白かったの
ですが、これは、読むのが苦痛でした。。。
(所どころ飛ばして読みましたので、全部は読んでいません。)
非常に説教臭く、言っている事も上から目線でなんだかな~という
感じです。
内容も新しくないので、これより良い本はたくさんあると思います。
■気になった点
・腹を立てるということは、本心をさらすということです。
・屁理屈を言っている時点で、その人は負けているのです。
もう他に手が無いのです。
・人を切り捨てた場合、あなたの人格の成長はそこで止まります。
・屁理屈を言う人は、自分を成長させてくれる人です。
・嫌いきらいも好きのうち
・逆説の接続助詞「が」を使った表現は「我」を含んでいます。
・自己主張をはっきりさせるのは、日本の非常識ですが世界の常識
です。
・「謝れば許す」というのも日本的です。
・謝るという事は、責任を認めるという事です。
・理屈と情が絡む所では、情の理解を優先させた方が解決は早くて
スッキリします。
・保守的な人ほど過去を重視します。
自分が出来ない事に対して、嫉妬や羨望、拒否感をもちがちです。
・人格や人間性の原因を指摘され、それを改めるように言われても
簡単には出来ません。
・他人の欠点は、自分の欠点と関係しています。
・儲け話は人にしないもの
・人間は失敗から学びます。
・どうして茶髪にしているか知りたいなら、茶髪の生徒の話しを
聞くしかありません。
・信じられなくなったとき、人はだまされたと感じます。 -
プロカウンセラーシリーズ第3段。1、2をすっ飛ばして3弾から読んでしまったー。最初の方はコミニュケーションについてだったけど、徐々にその枠を越えたお話しに。言葉ひとつひとつに考えを巡らせながら読んでいくと、今まで気付かなかった視点が見えてきて奥深い〜。
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悪くはないけど、じっくり読みたいと惹きつけるような内容ではなかった。
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「何事も、二ついい事も二つ悪い事もない」
「己の欲するところに従って、則を超えず」
いい言葉だなと思いました。
日常的な例が記載されて馴染みやすく、クライエントはこんな心境なんだ、と分かりやすい反面、カウンセリング場面の例ではないところが少し物足りないかな。 -
女性に神様が備え付けただの
心柔らかく貞操は固くだのちょっとうさんくさいと思っていたけど後半はよさそう
屁理屈:なぜ?と理解そのままそうだねと受け入れるのが大人の態度、カウンセラー
嫌いだ:本当は好きなのにこういうことをいうのはなにか気に入らないことしたのかなと感じることが出来る 気に入らないことを優しく聞いて。問い詰めないで。ほおって置くのあり
が・でもをへらす→そう
他人の悪口小言は老化
それで…と教えてもらう感じできいていく
ーする:現実
ーしたいと夢を聞いてくれる人を現実吟味なしに信じてしまう傾向がある
そうか、ーなんだね、できることがあったら応援するよ
夢を聞くほうを不安にさせる性質がある 人間は保守的だから 現実吟味するのは本人だから聞いてあげて
人の評価を求めたい気持ちのどこかに、依存性や甘えがある
カウンセラー:無条件に、肯定的に理解する
自他の区別は安心感:他人の領域のことはその人にまかせ、自分の領域のことは自分で考えて行動し、他人に依存しない 重なり合う領域のことは交渉して解決する
人間関係がまずいときは依存しすぎか侵襲的か
質問する前にきく
どんな話か曖昧になり質問しても相手を邪魔しないとはっきりするとき質問したりもする
終着駅は始発駅とイメージして生き抜く
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前回の聞く技術に続いて読んでみた。
もうちょっと実際のカウンセリングの事例があると分りやすいんだよな。
言葉の羅列だけではもう一つピンとこないところがある。 -
話す前に知っておいてよかったことが書いてあった。
・こどもの「お母さんなんか大嫌いだ」
には、全部は好きだけど、一部だけ嫌いの意味(全否定でないことに注意)
「じゃぁ、どこが悪かったの?」と聴いてあげること
・関わる相手と理解が違う場合、また関係を継続する必要がある場合
相手の意見に賛同できなくても、情に賛同すること
「それで...それで...」と聴く
・有名な投機家の伝説や小説をかなり読んだが、最後まで儲かり続けたのは
ひとりだけ。。。その人は、投機家であることを止めて証券会社を起こした人
・夢を肯定してあげること
とうてい無理な難関高校を希望した生徒に対して
「そうか。君は○○高に行きたいのか。○○高はいいところだ。
受験は志望校が定まっているとがんばれる。がんばりさない。」
と言ってあげられるか
大切なことは、「行きたい」と言っているのであって「行く」と言っていない点。
・占いについて
一般に普及している、性格分類に、血液と性格の関係があるが、学問的には無関係。
それでも当たっている気がしてしまうのは、”暗示と選択の効果”
たとえば、同じ強さの音をいくつか同時にたてた場合、機会だと判別つかないが
人間の場合、自分に必要な音だけを選択して聞いたり記憶したりできる
これは、少し暗示(予備知識)を入れておくとその影響が顕著になる
・不登校
どうして不登校になったか原因を考えるのではなく
今、子供が不登校になっている意味を考える
否定的な意味ではなく、肯定的な意味を考えること
・肉体関係を持たなければ男女でも一生の友
家族として社会的にグループとして扱われる者は、日常性を共有すること
心でつながっている者は、日常性を避け、非日常性を大切にすること
・愛は知ることからはじまる
プロカウンセラーは、なるべく相手に質問するこを避ける
『プロカウンセラーの聞く技術』に書いてある -
技術というより、おじちゃんの小言な印象