ゴッホ (「知の再発見」双書3)

  • 創元社
3.24
  • (2)
  • (5)
  • (20)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 109
感想 : 15
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784422210537

作品紹介・あらすじ

「黄色、なんと美しい色だろう!」フィンセントはアルルの街を歩き、強烈な日差しがもたらすその色彩に酔いしれた。そして8月、ついに彼自身の分身とも言うべき生涯最高のモチーフ、ひまわりの制作にとりかかる。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ゴッホの人生を時系列に、その時代の画家の作品やゴッホの作品とともに辿ることのできる一冊。

    さっと読めて、いつでもすぐに読み返せるコンパクトさを重宝しています。

  • ゴッホの人生を簡潔に辿りながら、その時期に手がけた作品も紹介されていて、手軽にゴッホを知るにはとてもいい入門書だと思う。ゴッホ展に行く前にある程度のことは知識として知っておきたいと思い手に取ったが、サクッと読めて良かった。

  • 元が30年前の書籍であるが、表現の仕方などは違えど他のものと内容にはさほど齟齬はないだろう。
    彼の人生と遍歴に焦点を当てている本書を読むと、改めて彼の激動ともいえる人生(彼の人となりがそうさせた)に驚きを隠せず、彼の作品にそれが表れているのだと感じる。
    資料として、手紙の一部や、ゴーガン等他者から見たゴッホの文章、そして彼が暮らした場所の写真などが載せられている。

  • 若干の拡大と婉曲を感じる

  • 膨大な量の作品群をタテ糸に、膨大な量の手紙をヨコ糸にして、ゴッホの芸術が理解できるという。
    ゴッホの人となり。
    その生涯。
    時期ごとに変化する作品の傾向。
    人を追って、その創作の過程を追う。
    そうやって、「芸術というものは何なのか?」「創造するとはどういうことなのか?」ということへの答えがぼんやりと見えてくるように思う。
    ゴッホの生涯と作品は、その良き対象だ。

  • 分かってはいても悲劇的な人生と結末に心が痛む。

  • 電車で暇ですし、ってんで読んでいたら人生で良いこと一つもないやんけ そして最後まで支援しつづけた弟も半年後に亡くなったというのも数奇な運命といいますか、伝説ってのは本当にうまくできてるもんで…。伝道師やってみたら怒られたってくだりは可哀想ですね。絵を描くことによって狂気と対峙!こりゃもう生死ラインぎりぎりって感じで。

  • ゴッホの画集。「星月夜」がはいっていないのが残念。
    「ローヌ河の星月夜」は私の好きな絵です。

  • 「不遇の天才」を地で行くゴッホ。
    唯一の盟友であったゴーギャンでさえも
    嫉妬に狂わせたという
    彼の黄色を惜しげもなく使った『ひまわり』は
    まさしく夏の色と思います!!

    院生アルバイトスタッフ

全15件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

パスカル・ボナフー…小説家、展覧会監修者、美術史家。パリ第8大学教授として美術史を講ずる傍ら、国際芸術都市の事務局長を務める。美術、とくに自画像をテーマとした論考を多数著す。

「2014年 『ルーヴル美術館の舞台裏』 で使われていた紹介文から引用しています。」

パスカル・ボナフーの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×