若手行員が見た銀行内部事情 (アルファポリス文庫)

著者 :
  • アルファポリス
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434084492

作品紹介・あらすじ

“なぜ僕は希望に満ちて入社したメガバンクをわずか2年足らずで退職したのか?”新卒で某メガバンクに入行し数年で退社した著者が、自らが見た銀行内部の実態を綴ったノンフィクション。就職説明会や週刊誌では語られることのない、本当の銀行の姿が明かされる。

感想・レビュー・書評

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  • 若手行員が見た銀行内部事情 (アルファポリス文庫) 文庫 – 2006/10/1

    本書は2003年10月に単行本として発行
    2006年10月30日文庫として発行

    銀行は利用する所であって勤務すべき場所ではない
    2010年10月6日記述

    2001年に入行した若手行員の支店生活の独白記である。

    表紙にあるようにメガバンクのそれもみずほ銀行のとある支店に配属され
    1年わずかで辞める事になった日々を綴っている。
    もちろんとある支店でのケースでしかなくこれだけを持って全てを判断するのは軽率と思われるかもしれない。
    しかし銀行という場所は頻繁な人事異動がつきものであり、決して特殊ケースという訳ではない。

    確かに義務教育、高校、大学、またやアルバイト先、クラブサークルでの人間関係とは全く異なるのが企業社会というものだろうが銀行はよりそのギャップを激しく感じる職場であるというのが本書から分かる。
    (取引先への対応だけでなく銀行内部でのバトルさながらの内戦が激しい事・・)

    一般人からすると銀行というものはATMでの利用や支店での窓口での利用
    (それもちょっとした事ならATMへ誘導されるが・・)
    くらいしかあまりないものだから銀行というのは知っているようで実はまったく未知の世界なのである。

    またイメージとのギャップというだけではなく離職率の高さからもメガバンク勤務、銀行勤務がいかに激務であるか、生き残っていくのがいかに厳しいのかが分かる。

    ちなみにこの2001年入行の方々は2006年の段階で実に6割と半分以上が離職している。
    (「若者はなぜ会社選びに失敗するのか」より)
    2005年〜2006年は転職市場も現在より活発だった事も転職に影響しているのかもしれない。

    現在は新卒市場も転職市場も壊滅的であるので銀行で働く人はうまくいっている人もそうでない人も若い人は誰もが地獄ではないのか?

    大学生の人で今時いないとは思うが、日本の高度経済成長期のような感覚で銀行勤務を考える人がいるならその認識はただちに改めるべきだろう。
    もはや護送船団方式で守られる時代ではなくなっているし、古い感性で銀行勤務を勧める人間はもはや悪魔と言っても過言ではない。

    メガバンク、地銀などを含めても毎年のように多くの学生を採用しているのはそれだけ多く退職しているという何よりの事実である。
    東証一部上場企業だからなどと言って入行しようとするのも間違っている。

    株式投資における企業分析と働く場所としてふさわしい企業かどうかは全くの別問題なのである。


    2022/11/26(土)記述
    久々に再読してみた。
    2001年にみずほ銀行に入った方の体験記である。
    当時はまだブログ以前の時代であり、メールマガジンで連載していたものを本にまとめたのだ。思えば小泉純一郎内閣がメールマガジンをしていた時代でもある。
    Twitter上の銀行に勤めていると思われる方々のつぶやきを見る限り、早期離職状況というのは対して変わっていないらしい。
    まあ、数千人規模で毎年採用しているメガバンクは率直に言っておかしいのだ。
    規模が違うだけで地銀も似たものだ。
    特にみずほ銀行はシステム面での問題から多くの指摘をこの数年受けた。
    ただそもそもこういった組織の末端までもが腐っていたことがわかる。
    本来であれば、まともなマネジメントが働かない組織、株式会社は潰れて市場から退場すれば良い。ただ銀行という組織は潰れないが故に大きな問題を抱えることになった。
    公務員もそうだが、組織が潰れないが故に世間とのズレが凄まじくなる傾向を感じる。
    資本主義では健全な淘汰は必要なのだと今なら思う。

    私も本書が単行本として出された2003年に本屋で見かけ、軽く立ち読み程度はした記憶がある。振り返ればちゃんと買ってしっかり読んでおけば、新卒時に地銀に入社するなどという過ちをせずに済んだかもしれない。
    この手の働く人間からの発信はアンテナを張って収集しないといけない。

    稲村圭氏は1977年生まれ。
    2001年、某国立大学を卒業後、某メガバンクに入行。
    2002年退職。
    趣味は酒と歌と論理学。

    (調べると筆者は一橋大卒、みずほ銀行入行のようだ)

    今(2022年)は40代半ばだろうか。
    どのようにされているのか少し気になる。

    印象に残った点

    同期は「俺は将来必ず日本の銀行員として堂々とウォール街を歩いてみせる」
    「俺たちがこの銀行を変えていくって思うと、ワクワクするよな」と豪語したが1年半で3割が退職した
    新人歓迎会で、先輩から「夢とか希望を持って入って来たんだろうけど、
    おまえもこれでソルジャーだ」と言われた。その先輩と話すたび、「おまえは
    やめることを考えていないのか?」「辞めるなら早い方がいいぞ」と諭された。
    先輩の同期もメンヘラになったり、朝礼中に倒れたり、電車に飛びこもうとしたりして次々に退職していった。
    花形支店で管理職、行員とも優秀なはずだが、人格破綻したDQNばかりだった。 
    労働時間は8時から21時〜23時。土日も資格勉強や仕事で1日は潰れる。
    ソルジャー行員は最終退行時間(23時)まで退勤できない雰囲気がある。
    水曜は「19時帰りの日」だが、仕事を自宅に持ち帰るのが普通。
    月残業時間は100時間を突破するが、残業代は10〜20時間くらいまでしかでない。
    上のものは下っ端に対してやりたい放題。若手行員は上司のストレス発散の捌け口になる。課長の一言「上の言うことを守れない奴は、いらないからやめろ」
    セクハラ、一発芸、裸踊りが横行する飲み会。上司、同僚の悪口で盛り上がる。
    女性の同期は投資信託のノルマ達成ができなかったため上司に恫喝された挙句、机の中の私物を全部捨てられた。
    ミスを犯した行員は用紙庫に幽閉された。
    総合職は食事を取る暇も無い超激務。またーりしていると、冷たい視線を感じる。
    守られないOJTローテーション。総合職なのに、一年間一般事務、10数時間札勘定の練習、支店長の入れ歯洗い強制など枚挙に暇が無い。
    「長く働けば、その分だけ職場のことがわかるというメリットがあるが、同時にその分だけ辞めにくくなるというデメリットもある」   


    他にもネット上のかつての銀行員たちの叫び声のような言葉が残されている。
    いくつか引用してみたい。
    どんな組織、個人も歴史から逃れることはできない。
    この腐った組織に就職などしようとしてはいけない。


    【9年目行員が語った都銀の真実】まとめ @2ch就職板

    経歴は、早稲田商学部卒、みずほ銀行の9年目の行員(合併前は富士銀行)。
    平均退社は9時前後。ただ朝6時半には近くの喫茶で仕事の準備を始めている。
    高給ってイメージは世間のイメージ。9年目で700万。役付けにならないと1000万には到 達しない。雑誌は本店のエリートに聞いているから高給になっている。
    他の銀行に行った同期も同じような状況。
    最近合併した三菱UFJの友人も死にかけている。
    本店にいる同期もやばそう。
    銀行員のステータスは3年で飽きる。
    合コンへ行っても転勤が多いから嫌がられる。
    投信販売はお客さんの会社の社員に頼みまくる。
    あんなの売るのはホントアホらしい。
    債権回収の仕事は精神的におかしくなる。
    上司に殴られまくる。もしくは罵声。机ごと飛ばされて入院。
    自殺した行員も毎年いるらしいけど。自殺前に精神科おくりはよく聞く。
    かっこよく振舞っているが、お客さんと上司の前では奴隷。
    地方にいけば行くほどやばい。あとは都市部の中心へ行けば行くほどやばい。
    3年目で2割、5年目で3割、7年目で4割が辞め、30過ぎで残っているのが半分くらい。
    雰囲気は体育会系なところがある。
    怒られることがあっても感謝されることは都銀においてはほとんどない。またそのようなやりがいを感じたことはほとんどない。
    都銀は勝ち組ではない。絶対にオススメしない。同期はオリックスに行って楽しそうにしている。

    都銀にはすでにステータスなど存在しない。今はトヨタや日立などのメーカーへ行くほう が絶対にいい。お客さんからもうっとうしい存在としか見られていない。
    特に大企業は、銀行からの融資をかなり嫌がっている。
    学生時代、野心家でもほとんどの方は2年で野心もくそもなくなる。奴隷みたいなものなのでこの仕事は。
    ほとんどの上司がDQN。倫理もなにもありません彼らには。
    都銀から外銀への移籍はほとんど無理。
    オープンからIBやコーポにはほぼいけない。毎年1%もいない。
    たぶん夢を語ってるのは一年目の行員だけ。今の支店にも一年目の行員が一人いますが、入ったときは威勢がよく、次はIBへいきたいと豪語していましたが今は飲みに行くと「いつ辞めよう、いつ辞めよう」と私に嘆いてきます。これが現実だと思ってください。
    オープンも自律的なキャリアを売りにしているが、学生へのアピール戦略。 内部ではROEもキャリアもクソもない。
    リテール重視で大企業営業はあまりない。都銀では大企業向けをやりたいという人にはほぼ、やりたいことはできない。
    本店は売って欲しい商品やして欲しい取引を推奨してくるが、現場のニーズと全くマッチしていない。しかし、銀行では下の立場の人間が上の人間に意見を言うことはゆるされない。支店も本店には意見をいえない。
    業績をあげられる人はプライドを捨てられる人、どんな状況でも笑顔な人、奴隷になりきれる人が業績をあげている。営業センスっていうのは笑顔な奴隷になれるかどうか。

    3 :名無しさん@引く手あまた:2016/04/18(月) 01:06:11.80 ID:KAf22seO0
    課長:おいアホ!いつになったら稟議まわすんだ?この程度の社数で仕事回らねえなら担当外すか?
    それとも仕事してる振りしてんのか?月曜日から客サ行くか?それともローンやりたいのか?
    代理:だめですよ課長、コイツには客サすら任せられませんってw宝くじの呼び込み位しか出来ませんよw
    課長:そうだな、じゃあ今日1日外立っとけ。声出さなかったらうちの課クビな。それが嫌なら辞めてくれ。
    あととりあえずお前その机空けろ、一年生に使わせた方がまだましだからな。パソコンの中身も消せ。検査怖いし。
    代理:おい、宝くじやってたから数字行きませんでしたは通用しないからな!てめえ、自分でやるって言ったんだから数字はやれよ!
    先輩:呼び込みのあとコピーとファイル整理あるからダラダラしてんじゃねえぞ。課長も俺も昼飯食ってないからお前にも休憩なんて絶対とらせねえぞ。
    あと忘れずにパソコン切れよ、お前には時間外つけさせねえからな。

    代理:おい…さっきから何だてめえそのふてくされたツラはよ?!自分が不遇だと思ってんのか?
    今のてめえにはこれが相応の扱いなんだよ。認められたかったら這い上がれるよう努力しろよ?
    課長:お前にはもうそういう気持ちもないんだろ?どうせ甘やかされて育ったんだろうな。
    やる気ないんなら辞めてくれ。お前なんかと一緒に仕事したくないからよ。どうなんだ?あ?


    とあるメガバンク支店の日常

    銀行のダメな点

    方針が理解できない(前年度と反対のことをやる)
    上司がわからずや(無理やりさせようとする)
    同僚がバカ(掛け算があやふや)
    検査が大変(客をそっちのけで、帳簿ぶちまける)
    客がDQN(死にかけのジジィババァからヤクザ、多重債務者までなんでもござれ)
    給料が少ない(1年目手取り12?3万程度、二年目はもっとすくない)
    一般職、派遣のねーちゃんがダメ(税金の失敗したやつなんかを外回りが謝りにいく)
    日常業務が終わらない(毎日、事故っぽいのが発生するためまともに業務遂行できない)
    ノルマがむちゃくちゃ(全部やったら、事務手続きすら完結できないほどの量)
    業務内容が多すぎる(保険・投信・国債・年金・融資・クレカ・預金等)
    時間的制約がありすぎる(3時に振込必ず。入金処理も時間指定。金庫閉める時間も指  定。退行時間も指定)
    休憩時間が不規則(お昼休みゼロの人も多い)
    繁忙日が忙しすぎる(10時くらいでも終わらないときも多い)
    クレーム処理が多い(何年も前の融資がらみの不備が噴出すること多々)
    ミーティングが多い(ほとんどがノルマ未達成の理由を問い詰められるだけ)
    住宅ローンの案件なんかで行きたくも無い他人の家にあがる。(そうじせずきたないだけ ならまだしも、不衛生で吐き気がする家がある)
    多重債務者の相談に乗る。(500万も借金があり、収入も無いバカがカネを借りにく  る。しかも必死)

    銀行のダメな点2

    電話が鳴りすぎる(一日何本電話とってるかわからない)
    重要書類の山で気を使う(ゴミ箱に金捨ててしまうやつも居る)
    予算が少ない(業務に必要なものまでケチる。不正経理に近いことをする)
    カネにならない業務も多い(ビンの両替・・・釘やボタンが混入してること多い、機械壊 れる)
    さまざまなリスクがある(融資後、問題が起きて裁判になることもある)
    歓送迎会の修羅場(むちゃくちゃに飲まされたり、体育会系の芸がある)
    ゴルフ(すべて自腹。支店長を迎えに朝4時に起きることもある)
    外部検定の受検(休みの日に、しょうもない試験を受ける。しかも受からない)
    サービス残業の山(防犯カメラに写らないように、隠れたところでやらされたりもする)
    金庫、机等 すべての場所に鍵をかけまくる(朝と晩にこれだけで何分も掛かる)
    預り証の切り方がむずかしい(印紙税の関係で、けっこう気を使う)
    預り証が無駄(基本的に、預かったよってだけの冊子なのに分厚くて何十冊も使う)
    かばんが重い(バカみたいにパンフレットを入れてるから)
    暴漢に襲われるリスク(たまに何千万とか入れてるからヤバイ)
    稟議書がクソ(形式にこだわりすぎて本質が全く見えない稟議)
    不動産担保がクソ(後々のことなんか誰も考えてない。現金じゃないのにその場限りw)
    ボケ老人のクレーム(あの行員がカネを盗ったといいがかり)
    相続問題に巻き込まれる(行員がこうしたらいいのでは?と言ったとか言わないとか)
    公共料金の手続きが多い(書類が一枚なくなることもあり、大クレーム)

    銀行のダメな点3

    組合がクソ(組合員のことを全く考えない組合。組合費だけはしっかり取る)
    本部からの視察が最悪(支店の実情わかってないのに、表面上だけで判断する)
    人事部がバカ(個人の特性を全く無視した人事異動。人事異動が頻繁すぎる)
    異動の引継ぎが無いに等しい(話を聞いてから、3?4日で転勤。途中の案件はポイ)
    地雷が多い(過去の不手際で不信感もってる客が一定数いるが、転勤してきたらそういう 情報聞いてないのでまた不手際が起こる)
    マニュアルが難解(しかし、マニュアルどおりにしないと、検査でバッテン)
    端末操作が時代遅れ(エクセル使える行員がほとんどいない。また、ブラインドタッチも できないやつも多数)
    役席がいまいち業務を理解していない(相互牽制なんかできない。役席の勘でおかしいと か判断してる)
    少人数店舗では役席不在という防犯上も危険なことが頻繁にある 。(経費削減で、必要 最低人員スレスレで運用してる)
    わけのわからん、講演会のチケットをさばく必要がある(しかも、枚数と誰に配ったかを 必ずチェック。結果は知らない間にスルー)
    融資の回収で怖い目にあう(逆切れ、包丁、自殺、居直り、失踪、犯罪、破産、夜逃げ等なんでもあり)
    大口客の前で土下座(強いものには擦り寄っていく。自尊心ズタズタ)
    未完結の書類の山(不備等直すタイミングまちがったらもう二度と完結できない)
    不衛生なお金の山(カネは結構きたない。手や顔が真っ黒になる)
    役得がほとんど無い(お中元などもらってもコンプラの関係で返す羽目にもなる)
    印鑑、通帳、貸し金庫の鍵等の喪失届が多すぎる(しかも、手続き中に出てきたから取り 消せとほざく。事務手続き上それは無理)
    税金支払いを期日後にする人がいる(延滞税、督促手     数料の計算がまちがいやすい)

  • 筆者はメガバンクの若手社員。一年でやめるまでの間に見た支店での光景を赤裸々に記載した本。銀行の構造的な課題も述べられているが、中心は配属された支店のアクの強い先輩の課題。このような人が育つ、その構造まで触れられていれば良かったのだが、そこがないため物足りなさあり。

  • 2chのまとめを読んでいる感じなので気軽に読める。
    「銀行のカルチャーってそんな感じなんだ~、ふ~ん」という姿勢で読むと良し。

  • たまに聞く、メガバンクのブラックな内情と同じようなことが描かれていて、やっぱりそうなんだな〜と思ってしまった。
    銀行ならどこでもそう、という訳ではないでしょうが、、このような話を聞くことが多いもので。

  • 暴露本を読んだ後は、「面白かったー!」という感想を持つことが多い。
    でも、この本の場合は、正直言って色々と考えさせられた。

    就活では、採用数が多いなどの安直な理由で志望されがちなメガバンク。
    (そういう就活生が採用されるのか、という話は別として)

    そもそも、メガの採用活動が悲劇の序章。
    この本で挙げられていた昼休みの風景だけではないはず。

    例えば、説明会でプレゼンターを務めるのは、ほんの一握りの成功者。
    その成功者の体験談を聞いた就活生は、憧れを抱いて、入行する。

    そのことを知らないと、就活生と企業の間にはミスマッチが生じることになる。
    3年で3割がやめていくということの裏側には、こういう事実が存在する。

    悲劇の主役にならないためにも、この本は就活生にオススメしたい。

  • ここに書いてあることは、私が経験したことと相違ない。

  • 某就職サイトに載っていて一度読んでみたいと思っていたのですが、どこにも売っておらず、この間たまたま発見したので購入してみました。

    別に自分が銀行に就職するわけではないのですけどね。

    全く話を聞こうとせずに理不尽に怒る上司や飲み会での様子、セクハラなどが批判的口調で書かれています。
    窓際社員へのいじめなども書かれていて、銀行に興味ある人には面白い内容だと思います。

    もちろんほとんど事実なのでしょうが、どこの会社にいっても程度の差はあれこのようなことはあるのではないでしょうか。働いてもいない自分がこのようなことを言うのは大変恐縮ですが。。。

    もし内部の人間関係でうまくいっている方が書くとしたらどのように書くのかな?ちょっと気になったところです。

  • なんじゃこりゃ笑
    さすがにここまでひどくはないだろうけど、一部はあるかもしれないなぁとは思ったけど。
    こんな職場じゃ誰も働かないよね・・・笑
    とりあえずメガバンクに就職を考えている人はこれを読んで実際に働いている仲良い知り合いの人に聞いてみまょう笑

  • 正直この人が入った支店がたまたま最悪な人たちが多かった
    ってだけじゃないかと思う
    どこに行ってもこんな人は一人や二人はいるんじゃないかしら??
    それを誇張したものが小説になったわけだから、しょうがないかもだけど

    愚痴の羅列に感じてしまいました
    けど、銀行の仕事がどういったものかは具体的には分からないけど
    働く上での心構えや、どういった人生を送りたいのか、将来的にどういった人になりたいのかまで考えて職を選ばなきゃっていう
    大事なことが最後の章で分かった
    にしても、すごい離職率ですね。。
    給料1000万超えるまで頑張った人は本当にすごい精神力なんだろうなあ

  • 就職を自分に都合のいいイメージでやった者の失敗例。

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著者プロフィール

1977年生まれ。 2001年、某国立大学を卒業後、某メガバンクに入行。 2002年、退職。理由は「若手行員が見た銀行内部事情」の最終章『辞めた理由』参照。現在は資格試験予備校にて勉強中。趣味は酒と歌と論理学。

「2006年 『若手行員が見た銀行内部事情』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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