実況LIVE 企業ファイナンス入門講座―ビジネスの意思決定に役立つ財務戦略の基本
- ダイヤモンド社 (2008年2月29日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478000939
感想・レビュー・書評
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勉強になったが、もう少し勉強が必要だなと痛感できた。
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学生時代に読んだ本の再読。実際のところ金融といってもあまり関係ない部署にいるため正確な批評はできないが、初学者にわかりやすく書かれている反面、数字に対しては若干甘く書いてあるかなといったところ。
銀証連携とは新しい価値を生み出す際の資金調達において、デッドファイナンス、エクイティファイナンスのどちらを選択すべきかをクライアントに合わせた提案を可能にすること。まさに本書に書かれていることであり、リテール部門の小規模資産運用におけるフィービジネスを銀証連携と位置付ける近年の邦銀が目指していることへの違和感を再認識した一冊。 -
企業のコーポレート・ファイナンスをダイジェスト的に書かれた書籍です。ですが金融を全く知らない初心者にはおすすめできません、ある程度の知識やCMAの勉強をしたことがある私でさえ、理解するのが大変でしたほどです。ですが社会人たるものこれを理解しないと。どうしようもない一冊ですッぜひお試しを。
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時系列にコーポレートファイナンスの実務を整理したというのはある意味画期的で、読みやすいけど濃い中身。
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あほの自分にもわかりやすかった
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H21.12
株価や企業価値の位置づけ、考え方が整理できた。
追々この場所に載せていこう。 -
診断士「財務会計」のファイナンス分野の理解不足を補うために購入。
ファイナンスの大枠が理解できる。かなり良い。 -
一家に一冊
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「必要以上に高い格付けを維持することの経営努力とコストは馬鹿にならない」
企業の価値とはなにか?
M&Aの意義や実務上の注意点は?
資金調達の方法と特徴は?
といった企業をファイナンスの視点で多角的に見てそれぞれについて易しくわかりやすく解説してあり、入門の「教科書」的な位置づけ。
分厚い割にスラスラ読める。
<メモ>
・アナリストがある企業を評価しないレポートを発表した際には、当該企業の財務部が証券会社にクレームをつけることがあった。
→アナリストの客は投資家だが、投資銀行部門の客は企業
→投資銀行からの圧力でアナリストの独立性が保てないのは問題
→現在の、投資銀行部門と株式アナリストのウォールができた
・ベンチャー企業への投資時に求めるリターンは最低でも年率15%程度になるだろうことが想像できます
・M&Aの前に検討すべきこと
1.そのM&Aは、自社の経営戦略に合致しているか?
→自社の経営戦略に合致しないM&Aは、たとえ魅力的な事業でも検討に値しない
→IRでの言い訳のためのM&Aとなっていないか?
2.その戦略目的は、M&Aでなければ達成できないのか?
→経営戦略は最小のコストで最大の効果をめざすべき
→買収でなくとも業務提携やライセンス契約、ヘッドハンティング、ジョイントベンチャーなどで目的を達成することはできないのか?
3.その会社のポストM&A経営は自社でできるのか?
→M&Aとは買収しておしまいではない。ポストM&A経営こそ本当のM&A
→買収する会社を経営できる人材は自社にいるのか?いない場合、外部から調達できるのか?
・手数料
→社債:0.5%以下
→転換社債:2-3%
→新規株式発行:5%超