「俯瞰」でわかる決算書

著者 :
  • ダイヤモンド社
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感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478004760

感想・レビュー・書評

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  • 入門編として良書。
    みんなに勧めよう!

  • 決算書の読み方をやさしく解説している本。

    説明からではなく、実践から入ってくれている。

  • 2度目の読了。

    ■PL
    売上総利益:付加価値(競争力)
     販管費:人件費・オフィス代・広告宣伝費等
    営業利益:本業の収益
     営業外損益:有価証券の売却・評価・配当金・利息等
    経常利益:本業の収益+財務の損益
     特別損益:貸し倒れ、設備・土地の売却等
    純利益:投資家から見た企業の実力

    ※中小企業・成長企業には、利益よりも売上が必要。
    (コスト削減には限界があるから)

    ■BS
    自己資本比率から見る(25%未満は厳しい。40以上だと良い)

    ・流動資産。現金化しやすいもの。
    ・固定資産が多いのは製造業が多い。有価証券や株式も固定資産。

    ・固定資産の割合で、固定資産を効率的に活用しているか比較できる。キャノンVSソニー

    ・利益剰余金と資本金
    ・PLに多額の営業外収益が発生している場合は、それを生み出している固定資産が計上されている可能性が高い。


    ・資産の急増は、M&Aの可能性あり。ソフトバンク。
     自己資本比率の低下は、責めている経営しているため。(有利子負債の増加。長期借り入れ、社債)



    ■CF
    PLの補助的役割(売上と入金のずれ、固定資産の購入と減価償却の費用のずれ)

    ・営業活動 基本+
    ・投資   −は設備投資、有価証券の運用結果
    ・財務   +は調達、−は返却

    ※自己資本比率が低くて、財務が−は要注意
    ※財務が+は、何に使っているかが重要

    ※時系列で比較して、その傾向がわかる。
    営業で稼いだ利益で、投資をまかなっているか。財務までまかなっているか。もしくは利益じゃ足りないから財務で調達しているのか。

    ※CFの営業活動の利益とPLの利益は異なる。減価償却等。
    PLの利益+減価償却=キャッシュの増加
    固定資産の多い会社は、利益−でもCFでは+になることもある。
    ※収益と費用(いつ発生したか)、収入と支出(お金の動き)

    ※在庫の問題。利益が本当に設けとは言えない.

    ※利益は意見。キャッシュは事実。(減価償却等経常基準変えられる。)

    ※JAL
     利益剰余金が−で、CFの財務が−な場合、銀行が追加融資をしなかった場合がある。自社で増資を行い、自己資本比率を高めて、金融機関の信頼を取り戻す。

    ※CFで−が続く場合、自己資本比率は低下し、資金ショートの恐れが出てくる。

    ※キャッシュリッチ企業(任天堂・武田薬品)
    販管費の3-4倍。十分投資しているのか?株主に汗顔しているのか?株主への配当金は、財務−にする。任天堂や武田薬品の財務−の理由は配当。

    成長企業 営業- 投資- 財務+
    安定企業 営業+ 投資- 財務-
    衰退企業 営業- 投資+ 財務-

    ※CFの分析
     日産のリバイバルプラン。投資抑制による影響、NOVA 急激なキャッシュ減、ソフトバンクの責める姿勢

  • 実例中心のため、非常にわかりやすいし読んでいて興味深い。
    何をどうとらえるか?ポイントを教えてくれるので、すぐに実践できそうな気がするのは、気のせいだろう…
    そんなに簡単な筈はないのだから…

  • 忘れました

  • 文字が大きくてわかりやすい。でも決算書が読めるようになるには、慣れが一番おおきそう。

  • 決算書に関する書籍として、とても分かり易い一冊。
    一見複雑に見える決算書について、最初に全体像を丁寧に解説し、細部を追加補足するスタイルがとても分かり易い。

    最初に読む一冊として、オススメです。

  • 公認会計士、且つ、コンサル会社代表である筆者が、決算書をざくっと読むコツを教えてくれる本。かなり初心者向け。ポイントは下記の通り。

    ①売上が大事?利益が大事?
     →大企業では利益、中小・ベンチャーではまず売上。なぜなら、後者は、コスト削減をして利益を出す・・・という前に、そもそも売上を立てないと話にならない段階だから。

    ②B/Sを3分類して考える。
     →「安泰型」 固定資産<純資産
       「安定型」 固定資産<純資産+固定負債
       「不安型」 固定資産>純資産+固定負債

    ③利益は意見、キャッシュは事実。
     →利益は減価償却の仕方などにより操作が可能。それに対し、キャッシュの出入りは事実を記すことしかできない。

    ④CF計算書も3分類して考える。
     →「成長企業」 営業CF△、投資CF+、財務CF+
       「安定企業」 営業CF+、投資CF△、財務CF△
       「衰退企業」 営業CF△、投資CF+、財務CF△

  • 随分前に読んだけど、大雑把に財務諸表捉えるみたいな内容だった。

  • 書評はありません。

    ◆本から得た気づき◆
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    自己資本比率=25%以下低い、40%以上高い
    BSの左=会社の財産=お金をどう使ったか
    BSの右=会社の元手=お金をどうやって集めたか
    固定資産には工場、設備以外に、投資有価証券、関係会社の株式も含まれる
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆目次◆

    プロローグ できる人は、決算書を俯瞰して読んでいる
    決算書が使えるようになるには?
    俯瞰して数値を読み取るために ほか
    1 PLを多読して、儲けの感覚を身につけよう
    これだけは知っておこう(PLの最低限の知識)
    本業の収益力をもっとも如実に表す利益=営業利益 ほか
    2 BSを多読して、資産と負債のバランス感覚を身につけよう
    これだけは知っておこう(BSの最低限の基礎知識)
    純資産は多いほうがいい ほか
    3 キャッシュフロー計算書を多読して、お金の流れの感覚を身につけよう
    これだけは知っておこう(最低限の知識からはじめる最低限のキャッシュフロー計算書)
    キャッシュフローの合計はプラスでないと会社は続かない ほか
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆マインドマップ◆
    http://image02.wiki.livedoor.jp/f/2/fujiit0202/34e3d5ca72c1f4b2.png

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