マインドマップ問題解決―「らくがき」で劇的に身につくロジカルシンキング

著者 :
  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478008140

作品紹介・あらすじ

ロジカルな「らくがき」による"全脳思考""見える化"が可能にした、ロジカルシンキング最短・最速習得術。

感想・レビュー・書評

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  •  本書はマインドマップの使い方、活かし方を物語風に説明してくれます。
    なぜ物語風なのか?それこそが本書の主旨です。相手に伝わる文章、アイデアとは物語である。このゴールに向けてそこに行き着くまでの物語を紹介してくれます。

     少し言い回しが難しく感じましたし、ビジネス用語も見受けられました。

     決して読みやすい本ではないと感じましたが、難しくて理解できないということもなかったです。
     先に述べたとおり本書の主旨は至ってシンプル物語を作ることです。
     なので、そのストーリーだけ忘れなければ、仮に間のポイントを読み飛ばしてしまっても納得感が得られます。


     本書を読むだけでマインドマップマスターになれるわけではないですが、本書の考え方を繰り返せば間違いなく論理的で魅力的な思考法が身につくと確信しました。

  • マインドマップとロジカルシンキングを組み合わせた問題解決法

    マインドマップで、思考を地図化して、ロジカルシンキングで最短最速で問題解決のプロになる がメッセージです。

    4つのステップと、3つのツールを使って、思考を問題解決に結びつける方法です。

    気になったのは、以下です。

    ■3つの鍵~思考システム
    この3つをやれば、
    ①必要最小限 勉強は、実践欠かせない「これだけ」に絞り、時間の壁をワープする
    ②一流のプロ 一流のプロの思考を借りることで、環境の壁をワープする
    ③らくがき 頭のよくなる「らくがき」を使い、能力の壁をワープする
    ⇒ ロジカルな「らくがき」とは、ロジカルシンキングを、「削る」「足す」「強化する」ことにより、体系化された思考システムだ。

    ■削る

    ・詰め込まず「削る」、徹底的に「削る」、削りに削って「これだけ!」にする
    ・残すのは、3つのキーワードだけ。それは、「メッセージ」「問題解決」「分かりやすさ」
    ・ロジカルシンキングの定義
     ①論理の3要素、結論が課題の答えになっているか? 縦軸 So What、Why SOの関係成り立つか 横軸 MECE(もれなくダブリなく)
     ②論理構造とは、ある根拠に基づいて、何らかの主張・結論が成立しているか?
     ③論理的とは、客観的に筋道がたっているか。結論や主張に至るプロセスが明確、第三者が納得する理由が必要
    ・「メッセージ」とは、ひと言でいえること。 伝えるのではなく、人を動かすためのもの
    ・「問題解決」 ①ビジョン、②現在時点、③大きなギャップ、④壁、⑤鍵(=解決策)が5つの要素 ⇒物語になっていること
    ・「わかりやすさ」 再現性はあるか?、納得性はあるか?、参加性はあるか?

    ■足す

    ・3つの壁 手順、ツボ(=原則)、技
     ①どんな手順で考えればいいかわからない ⇒ 4 Step
     ②どんなツボを押さえればいいかわからない ⇒ 5原則
     ③どんな技をつかったらいいのかわからない ⇒ 手作業

    ・手順 プロの4stepを1つ1つ登っていく
     step1 見わたす
      見取り図、思考の断片をいれる箱を用意する
      考えることを考える
      問題解決の全体像をイメージする
      ショートカットや、機械的な作業にしない
     step2 見える化
      短時間で質の高い思考を大量に手にいれる
      見える化、ソリューションボックスを完成させる
     step3 構造化
      木を見て森を見る
      ジグゾーパズルを組み立てる
      フレームワークを使う、作る
      解決策を対応させる、そして、検証する
      ツリーを見ながら組み立てる、迷ったら戻る、書き直すこともためらわない
     step4 物語
      ロジカルだけで伝わらない ⇒ 提案書では、物語を語れ
      ストーリ・ピラミットで、語ること 共感、想像、記憶、行動、未来 ⇒ 物語は人を動かす、物語は結果につながる
      すぐれた物語の3つの要件 テーマ、3幕構成、メッセージと事実
      物語のステップ
      1 物語のラストシーンを想像する
      2 物語のフォーカスを決める
      3 物語のクライマックスを決め、3幕構成をつくる
      4 物語に肉付けして、メッセージを抽出する
      5 物語全体の構造を整え、メインメッセージに結晶化する
      6 ストーリー・ピラミッドを提案書に展開する

    ・原則 メッセージの原則、そして、思考の原則を押さえる 分かりやすさの思考
     原則1 結果志向の原則 理想の未来から逆算して壁(課題)をクリアする鍵(解決策)を考える
     原則2 イメージの原則 自分の頭にあるイメージを言語化し、提案書にまとめて、顧客に伝えることで、顧客の頭にイメージを刻み込む
     原則3 質問の原則 なぜ5、それで、Why So? So What? 左脳、右脳への質問を駆使し、脳全体を活性化しながら、思考を深めていく
     原則4 拡散と収束の原則 拡散:判断を保留にして頭の中にある考えを洗い出していく(拡散思考)、洗い出された紙を眺めながら考えをまとめていく(収束思考)、を交互に繰り返す
     原則5 メッセージの原則 相手の問いに対する答えを、根拠に支えられた、イメージできる「ひとこと」に結晶化させる

    ・技 プロの技、手作業
     手作業をしながら、紙に書いていく これが一流の技「らくがき」

    ■強化する

    ・道具を使って、思考を強化する
    ・らくがき ⇒ マインドマップ(脳の地図化) キーワードは、全脳思考と見える化
    ・3つの思考ツールと、マインドマップ
      見渡す ①思考ツール 理想の未来、鍵、相手の現状、壁がかいた、マトリックス図
      見える化 ②思考ツール マインドマップ
      構造化 ③思考ツール ソリューション・ツリー 縦軸 So How  横軸 MECE ロジカルツール
      物語 ④思考ツール ストーリー・ピラミッド
    ・3の原則:人間の頭には、3つしかはいらない。

    目次

    まえがき
    序章 ロジカルシンキングは、「これだけ!」で大丈夫
    第1章 ピラミッド1 「削る」
    第2章 ピラミッド2 「足す」
    第3章 ピラミッド3 「強化する」
    第4章 ピラミッド4 ロジカルな「らくがき」
    第5章 Step1 「見わたす」
    第6章 step2 「見える化」
    第7章 step3 「構造化」
    第8章 step4 「物語」
    終章 ラストシーン
    クイックスタディ・ガイド
    参考・引用文献
    謝辞

    ISBN:9784478008140
    出版社:ダイヤモンド社
    判型:A5
    ページ数:336ページ
    定価:1600円(本体)
    発売日:2009年02月26日 第1刷

  • 問題解決とは、人を動かし、理想の未来を出現させること。
    そのための考え方が示されていました。
    自分の伝えたいメッセージをどのように相手に伝わるようにパッケージできるか、そのためのツールとしての図の活用。
    使いこなせるようになれるよう、まずは使っていきたいと思います。

  • 「わかった」つもりでも、なかなか「できない」ロジカルシンキング。実践のための最短・最速ルートは「らくがき」だった! 「頭の中のイメージの洗い出し」「見える化」「構造化」「相手に伝えるための結晶化」という思考のステップを、マインドマップをはじめとする書き出し型のツールとともに習得していく、まったく新しい問題解決へのアプローチ。

  • 書店で見て興味。

  • 勢いで読み終わった。
    ロジカルシンキングの手順をわかりやすく実践しやすく解説していて、すぐにでもできそうな気がするのがいい。

    アクションシートはもう一回読んでから…

  • 覚えていない。

  • マインドマップを使っての、ロジカルシンキングの方法。

  • 【内容】
    マインドマップを使ったロジカルシンキングをする方法を記載した書籍
    ロジカルシンキングとは問題解決、問題にたいする答えを用意する方法。答えがメッセージである。このメッセージをわかりやすく伝えるのがロジカルシンキングの本質
    【得たもの?やってみること】
    ・マインドマップで自身の思考を見える化する。この時に思考にフィルターをかけず、どんどんアウトプットすることで、効率をあげる。(発散と収縮を一緒にやらない)
    ・プレゼンは物語を語れ。ピラミッドストラクチャーに、「旅立ち」「展開」「終末」を加えて物語にする。(メインメッセージが展開に入る)
    ・考える時にはパソコンではなく手を動かす
    【感想】
    マインドマップを使ったロジカルシンキングのやり方が実践的なやり方が書かれていて良い。
    特に手順にそってフレームを作ってくれているのが参考になる。このままやるのはできないかもしれないが、部分的には取り入れたい。マインドマップを使えていない印象があったが、見直してみよう

  • 短期間で習得するのが難しいと言われているロジカルシンキングを、マインドマップとの併用で使いこなせるようにするための方法が書かれている。

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著者プロフィール

クリエィティブマネジメント株式会社代表取締役

「2016年 『図解・結果を出す人がやっている「超・シンプル仕事術」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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