- Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478009758
作品紹介・あらすじ
セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニング、4P、マーケティング・ミックス、CRM、ブランド・エクイティ…マーケティング理論の基礎から応用まで、体系的に学べる。ビジネスリーダーに読み継がれた"定番テキスト"を大改訂。
感想・レビュー・書評
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マーケティングに触れたことない人には全般がまとまっていて非常に良いと思う。
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定期的に読み返す必要あり。まなびは多いかと。
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若いうちにぜひ。
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とても丁寧にわかりやすく、実例も紹介してるので、読みやすい。
また読み直したい本 -
マーケティングとは「買ってもらえる仕組み」を作ること。そのためにはまず分析が必要となる。その際に重要な軸は「顧客は誰か」「敵は何をしているのか」「自分は今何をしていて何ができるのか」市場を分析する必要がある。この3つの視点は分析フェーズだけでなく、戦略立案フェーズでも、検討・判断する上で必要な視点となる。
本書の基本編ではマーケティングのための分析と戦略について、具体例を交えながら教科書的に解説している。応用編ではマーケティングの視野を広げ、ブランド戦略・マーケティングリサーチ・CSR戦略・B2Bビジネスのマーケティング・グローバルマーケティングについて触れている。
基本編の中でとりわけ興味をひいたのは、プライシングの章だった。SD研修の中でも値付けの重要性について語れることがおおいが、サービスデザイナーやワークショップデザイナーのプライシングを考えるときに必要な、事業経済性から見積もる考え方が記されている。応用編のB2Bマーケティングの際のプライシングと合わせて読むことでより理解が深まった。一方で製品戦略の章では、プロダクトドミナントロジックの観点から解説されていたため、サービスデザインの面からの補強が必要と感じた。
応用編では、ブランド戦略の章が興味深かった。ブランドの構築と展開のさまざまなバリエーションを網羅的に解説されていた。ただしブランド・エクイティの評価手法については概要のみで留められていたため、もっと詳細に触れられてほしかった。マーケティングリサーチの項目では、検証すべき仮説の重要性について語られた。サービスデザインの分野では定性調査の側面から語られるが、本書では定量調査もあわせたリサーチ全体を包括的に解説されていた。データ分析手法についても幾つか触れられており、更に知りたいと感じた。
全体を通して『グロービスMBA経営戦略』と同様教科書的ではあったが、マーケティングの各ステップでとりうる戦略が網羅的に解説されている。改訂版とはいえ2009年のバージョンとやや古いので、最新の手法やフレームワークを学ぶよりも顧客・自社・競合の三者の視点からの分析や戦略立案をどうするべきかを学べる一冊である。 -
体系だっていてよい。手元に置いて参照する。
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入社3年目以来のマーケティング本。理論とこれを支える実例がバランスよく記載されており、マーケティングに関する基礎を体系的・網羅的に復習にはもってこいのビジネス書だと思う。実際に業務経験を積んでいると、マーケティング分野のみならず、現業における仕事の回し方や人への依頼の仕方に関して参考になる点が多くあった。実績や経験を重ねるに連れて、種々の観点から再発見する要素がありそうで嬉しい。何年かに一度は、読み返してみるといいかもしれない。