実践するドラッカー【行動編】

著者 :
制作 : 佐藤 等 
  • ダイヤモンド社
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本棚登録 : 1097
感想 : 73
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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478012932

感想・レビュー・書評

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  • (1,180)【要約】


    【ノート】

  • ビジネス

  • ・まず時間を確保する。
    ・不要な仕事を定期的に捨てる。
    ・測定可能な目標にする。

  • こちらも、思考編と同様、

    エッセンスいくつか+著者の解説+ワークブックの形式なので、
    「読んだけど身についたかわからない」ということは防げるのかな?と思います。

    ちゃんと今度は読みたいので原作?かなぁとは思いますが!( ^ω^ )

  • チェック項目11箇所。本書では、成果をあげるための具体的な方法について記しています、すべての資源となる時間をどう確保するか、目指すべきゴールをどう決め、どのような道筋で向かうか、長い人生のなかで、いかに自分自身を成長させ続けるか。時間は、いつも足りません、私たちはよく時間がないとこぼしますが、そのわりには、時間を確保するための自衛手段をとっている人は少ないようです。ある程度まとまった時間がなければ、たいしたことは成し遂げられません、自由に使える時間を確保しなければ、いくら効率よく時間を使う方法を身につけたところで、意味がないのです、すべては、時間の量の確保から始まります。成果が横這い、あるいは成果が落ちている人の時間の使い方を見てみると、不思議と共通点があることに気づきます、それは、数年前の時間の使い方と現在の時間の使い方が、ほとんど同じだということです。廃棄こそ、時間確保の唯一の手段です、・その活動は成果を生んでいるか、・その活動は、効率がよいか、・その活動は、惰性ではないか、・その活動は、重要なものか、やめることは未来をつくるうえで不可欠です、日々の状況に流されて、何が重要かの判断を間違えることのないように注意してください。三年前と同じ仕事をしているようでは、たいした成果は期待できません、仕事を任せることで時間ができ、挑戦の機会が増え、成長が促され、組織の成果もあがる、そんな好循環を目指すためにも、まず、自分に問いかけることから始めましょう。私たちの行動の始まりには、すべて意思決定があります、行動の質は、意思決定の質によって決まります、つまり、成果をあげるか否かは、ひとえに意思決定の質にかかっています。成果をあげる唯一の方法は、あげるべき成果の形をはっきりさせ、必要な能力をもつ人たちを巻き込み、共有し、期日を決め、具体的な行動を開始することです。必要なのは、勇気です、基準は「いま何が一番重要なのか」に尽きます、意思決定とは他を切り捨て、最も重要なことに集中する勇気です。変化は誰にも平等に訪れますが、機会は準備していた者にしか現れません、その準備とは、強みを磨いておくことです、そして、機会と強みをいつでも生かせるよう、手もちの資源を確保しておくのです。成功の本質とは自己実現にありますが、理想の自分に向かう道は他人からの評価によって補強されます。

  • ドラッカーの言葉を引用し、どの様に仕事の中で実践していくかのテクニックを説明した本。いくつかは参考になる部分があった。
    実践してみようと思うことは下記。
    •仕事ではなく時間を管理する。2週間、詳細な時間の記録をとってみる。(挫折した)
    •今は意思決定の結果、事実でなく意見(仮説)から始める。
    •意思決定を書き留めておく
    •到達点は高く設定する。到達点よりも高くなることはないので、低いとそれ以上にはならない。
    •計画とスケジュール管理は違う。夢や目標を定めて今月何をするかが計画。
    •自分の何が強みか、自分には何ができるかを知る必要がある。

  • "知の巨人"ドラッカーの金言の数々を分かりやすく説明してくれる。
    ただ読んだだけではもったいない。いつでも読み返したくなるような事がてんこ盛り。
    「問われているのは、手帳の空欄を埋めることではなく、空欄を生み出す能力です」この言葉にハッとさせられた。最近、特に忙しくなってきていて、目の前の仕事に追われている感じがしていたが、そういった中でもいかにして空欄を作り出すかが重要だと思った。"目標は航海のための羅針盤(要約)"というのも、まずはちゃんと目標設定をしようという気持ちになった。

  • 先日紹介した「思考編」の続編である「行動編」

    上記2冊はドラッカー教授が示したセルフマネジメントの極意を二部作にまとめたものであり、基本的な考え方を記したのが「思考編」であり、それを実現するための行動原理を記したものが本書「行動編」である。

    すべての資源となる時間をどう確保し、目指すべきゴールをどう決め、どのような道筋で向かい、長い人生の中でいかに自分自信を成長させ続けるかということをワークシート形式で以下の5章から構成されている。
    ①時間管理
    ②意思決定
    ③自己目標管理
    ④計画
    ⑤生涯を通して学ぶ

    2冊を読み終えてあらためてドラッカーの偉大さを痛感した。
    多くのビジネス書の多くは海外で出版されてきた偉大な書物を基本として書かれているものが多いもののドラッカーの教えに浅くではあるものの触れその奥深さを感じると共にその教えが今の多くの理論の礎となっていると再認識することになった。

    書かれていることはごくごく普通のこと。
    目標をしっかりと数値化し現状を把握しその乖離をどのようにして埋めていくかその乖離を長期的・中期的・短期的に捉えて戦略的に学ぶことを継続させていき、成長とともに成功に近づくということは当たり前であるがなかなか当たり前にできないというところに難しさがある。

    そのプロセスを考えに考えてどの立場・環境に置かれた人でも役に立つ教えとして記されているのがドラッカーの書物であるように感じた。

    一番感銘を受けたことはどうしても学者というと利益を優先するというイメージではあるもののドラッカーはそれだけではなく倫理観を重視した考えを披露しているという点である。

    ただ企業の繁栄のために利益を追求するだけではなく、倫理観を重視することによって顧客そして従業員や利害関係者全てが幸せになり、かつその先に利益がついてくることによって企業の繁栄が持続するという仕組みを捉えているように感じた。

    2冊の本でドラッカー教授の全ての教えを学んだとは到底思えないものの基本的な事を学び自分で考える良いきっかけにもなったように思う。奥深いドラッカーの教え。時間をかけて自分なりに解釈して現場に活用していこうと思う。

  • お手軽にドラッカーの思考を学び行動に移せるということで、姉妹本の[思考編]とともに売れているようです。

    ドラッカーの金言、たとえば、

     反証がないかぎり、反対する者も知的で公正であると仮定する。
     明らかに間違った結論に達している者については、「自分とは異なる現実を見て、異なる問題に気づいているに違いない」「もしその意見が知的かつ合理的であるとするならば、彼はどのような現実を見ているか」と考えなければならない。

                          『マネジメント<中>』……p. 128

    が章の頭に引用され、続いて筆者が解説を加えます。

    ……snip……
     むしろ反対意見を歓迎し、よりよきものを導く方法としました。なぜなら、問題を多面的に見て本質をつかむことができるからです。他の人が、自分とは違うどんな現実を見ているのか、何に気がついているのかを明らかにすることが重要です。

    そして、場合によっては、ドラッカーの教えを実践するためのワークシートとその例がついているという構成です。


    ★★★

    他の数多の自己啓発本と同様に本書も、付属の「時間管理シート」などをつけるなどして実践しないと読んだだけで終わってしまうものかもしれません。

    でも、それはその人の選択だから良いのではないかと私は思います。

    まずは、例えば時間管理についてなら「スケジュールを管理することが大切なのではなく、重要な仕事に振り向けるための自由に使えるまとまった時間を創造して確保することが大切」といったことを理解することが重要と思うからです。

  • ドラッカー理論をかなり噛み砕いてくれている。行動編は自分の行動分析と行動を実践することで、あとはやるだけという感じ。ここまで分かりやすく書いてあるのだからやらなきゃ・・・。

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著者プロフィール

佐藤等公認会計士事務所所長・ドラッカー学会理事。1961年北海道函館市生まれ。84年小樽商科大学商学部卒業。90年公認会計士試験に合格後に開業し、現在に至る。2002年小樽商科大学大学院商学研究科修士課程修了。03年から、中小企業経営者などを集めたドラッカーの読書会を開始。13年間で700回以上開催し、16都道府県、23か所で展開、ファシリテーターを養成する。10年から『実践するドラッカー』シリーズ(ダイヤモンド社)を刊行している

「2016年 『ドラッカーを読んだら会社が変わった!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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