経営は何をすべきか

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感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (404ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478015698

作品紹介・あらすじ

本書では、容赦ない変化、熾烈な競争、飽くなきイノベーションを特徴とする世界を勝ち抜く組織を築くための、多面的な課題を取り上げる。

感想・レビュー・書評

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  • ちょっと前に読んだ「だから僕たちは、組織を変えていける」の中で引用されていて、
    とても共感したので元ネタのこちらの本もささーっと読んでみました。

    ※だから僕たちは、組織を変えていける
    https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4295406252#comment

    経営について書かれた本というよりは、
    もっとそのベースとなる考えや価値観について書かれた本(か?)。

    理念、イノベーション、適応力、情熱、イデオロギーの5つのテーマについて、
    それぞれ5つのコラムからなる構成。
    それぞれに繋がりがある訳ではないので、
    パラパラ読んで、自分の興味のあるテーマだけ読んでもよいかもしれない。
    そんな私が一番興味のあるのは、一番最後のコラムだった。

    この本が出たのって、リーマンショック直後だと思われ、
    そのころはまだ株主絶対主義的なところがあった中、
    その考えに欧米人で疑問を投げかけれたところは、
    著者の素晴らしいところのように思える。

  • そもそもゲイリー・ハメルの本は一冊読んだ事があり、めちゃくちゃ感銘を受けて実際に行動にも取り入れていたので目新しい概念に触れたという感触は無い。前回ゲイリー・ハメルの本を読んだのが丁度一年前だったので良い振り返りと、ゴアやモーニングスターへのインタビューによる具体例が読めたのは良かった。少し反省点として、あまりにも自分の考えや行動がゲイリー・ハメル寄りになりすぎてる感じがしたので、あまい極端にならずに自分や環境に合わせたバランスを取っていきたい。

  •  十数年前に「コアコンピタンス経営」で一世を風靡した著者の作品。
    現場の事例紹介が豊富で、現場をよく観察していて、本当にわかりやすく今からの経営に必要なことがまとめられている。企業が継続するためのキーワードを「理念」、「イノベーション」などの5つに分け、それぞれの中で具体的な対応方法を語っている。
    学者や研究者による著書の多くはわかりやすいが、現実的ではないか、分かりにくくて現実的でないのがほとんどだけど、本書はわかりやすくて具体的な施策が多い数少ないビジネス書だと思う。
    特にマネジメントに関する部分では、従来型のトップダウンからボトムアップへの移行がなぜ必然なのか、マネジメントはそのことにどのように変化しなくてはいけないのか?を事例を交えてわかりやすく教えてくれる。
    理念を軸としたマネジメントの変革で企業力を向上させ、イノベーションを推進してゆくことが生き残るための必修条件だとあらためて確信、折にふれて読み返したい本。

  • 「コア・コンピタンス経営」などで世界的に著名な経営学者が、経営の専門家として、未だ企業に変革をもたらすほどの成果に至っていないのではないかとの危機感から、今日のマネジメントが直面する真の課題を、経営者や研究者36名との討論を通じて明らかにするとともに、その解決策を提示した一冊。

    著者は、グローバル化やソーシャル化が進展して事業機会が激変するとともに、リーマンショックのような企業の不正が相次ぐ今日、マネジメントが重視すべきは「理念」「イノベーション」「適応力」「情熱」「イデオロギー」の5つであるとして、それぞれの課題ごとにマネジメントが取り組むべき具体策を、ケーススタディも交えながら論じている。

    これら5つの要素自体は「斬新なフレームワーク」とはいえない。ただ著者は、古くはテイラーやフォードに端を発する「意図的戦略」と「管理」による計画経済的マネジメントが生み出した“官僚主義”の限界を打開するためには、これら5つに「本気で」取組むことが不可欠であると説く。研究書というよりも、特に古い体質の企業で働く人々に行動を呼びかける実践書といえる。

  • こういう本を読むたびに思うんだけど、変革する組織やチャレンジをして成功したケースはいいんだけど、その裏でどれだけの企業が「チャレンジや変革の結果」として潰れているのかが分からないとアカンよね。
    非官僚の理想的な組織を作れたら会社があるからといって、そうした組織を志向したけど上手くいかなかった企業が10倍いたら、それは意味ない訳で。
    ピラミッド型の官僚組織はゲインも少ないけどリスクも少ないからこそ多数派なのだよな。イライラするけどさ。

  • 情熱とイデオロギーの章は首もげ。
    というのが10年前かーとおもいつつもそれでも前進するしか。
    自発的な秩序のひとつの形態として誰もが認める影響力と貢献度合いからくるヒエラルキー(一方的にトップダウンで決まるヒエラルキーではなく)というイメージができたのはよかった。

  • 経営の原則

    理念、イノベーション、適応力、情熱、管理ではなく自由

    について具体例を交えながら紹介

    よくまとまっているとは思うけど
    特別よくもないかんじ

    グーグル、アマゾン、アップルとかの
    具体的な話のほうが面白い

  • 名著だった。素晴らしい。とくに「ドルーの改革」という、教会のマネジメント変革についてのエピソードが素晴らしい。あと、イノベーションに理由はいらない、楽しいからやるんだ、という話は本当によかった。Zaへの新たな示唆をもらった。

  • 会社からの推薦本。
    この本の内容から今会社がやろうとしている変革をすこしだが理解できた気がする。
    アップルへの考察。5章でのゴア社、モーニングスター社のマネジメント手法などはとてもドキドキするような民主的な組織のあり方を紹介してくれて読んでいてとても前向きな気持ちになれた。
    自分の組織でもいろんなことを試してみよう。今はそれができる素晴らしい組織に身を置いているのだから。

  • 実際働いている人にとっては毎日肌でかんじている、当たり前と言えば当たり前のこと。しかし、本書を読んでそれらを再度認識した上で、次の瞬間からいかに自身の行動を変えていくか、今後の自身の人生プランを修正するかがポイントだと思う。次世代企業・リーダーに求められるものはなにか。

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