文明の子

著者 :
  • ダイヤモンド社
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本棚登録 : 754
感想 : 103
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478017715

感想・レビュー・書評

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  • 爆笑問題・太田光の小説2冊目。いくつもの世界が複雑に絡まり合うパラレルワールド。星新一の様なブラックさと、カート・ヴォネガットの様な不可思議感を出したかったんだろうなという感じ。作者の繊細な人柄と、子どもっぽい面が同居してる感じ。前作に引き続き好き嫌いはわかれるだろうけど前作よりは良いのではないだろうか。2012/623

  • 短編集
    西加奈子さんのブログに載っていたので読みました。
    童話のような文章、あまり好みなものではありません。

  • ショートショート。太田氏の好きだという星新一ワールドを感じました。

  •  今、マナブとソラまで読んだところです。太田さん(著者)、すごい想像力だなと思っ・・・た瞬間、小さいころ?こんなこと普通に考えてたなと思いました。じわじわくる内容です。

  • 地球、そして地球とは別の進化を成し遂げた星の過去と未来に秘められた謎。新たな文明に踏み出すために動き始めた子供たち。パラレルワールドが絡み合い紡ぎ出す壮大な物語。

  • 芸人として読書家として、とても好きな太田さんの小説。
    短編SF(星新一さんのオマージュ)形式で、実は話が繋がっているという仕掛けがあります。

    一作目のまぼろしの鳥よりも読みやすく科学的で哲学的。
    僕の好きな感じだ。
    子供の頃の魔法のような想像は現実に起こる。自分の思い次第で、想像次第で、どんどん運命は変えて行ける。そんなことをこの年に(35歳)になってようやく気づきましたが。
    素晴らしい小説だなぁ。もっと売れていいんじゃないでしょうか。
    とかいいつつこの小説は図書館で借りました。
    次回作は購入します。
    あとどうでもいいんですけど、この小説のジャケットはパッと見、「明太子」に見えます。明太子好きですけどね。

    “「大昔の、国も違う人々の書いた書物でも私は共感出来る。時間も場所も超越して共鳴出来る。それは私たちが点と点を繋ぐ能力を持っているからだ。私が死んだら、どれでも良い、一つ星を見つけてそれを私だと思いなさい。私は必ず、その星から君に声援を送っている。そして星と星を繋げて大きなイメージを作りなさい。そうすれば全ての星が君に声援を送っていることになる。私は、永遠に君の友達だ。点と点を繋ぐこと。それが私たち人類が胸を張って、この星の他の生命に誇れる大きな能力だ。君がその気になれば、この世界の全てを繋ぐことだって出来るはずだ。そうすればこの世界の全てが、君の友達になる」”

  • そういう感じでつながってくのね。
    ああ、そういう終わりかたねって感じです。

    わざと簡単に書いているのだろうけど、噛み砕きまくった村上龍ってかんじでした。
    特にちょっとした科学的な側面を書く部分とかあんまりでした。

  • 文章は下手だがパターンを踏襲しようという意識は分かる。決して悪い意味ではなく…

  • 中学生ぐらいから読める本。
    ファンタジックなんだけど、今の世界を皮肉っている。

  • もう一度少し経ってから読んでみたい。

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著者プロフィール

一九六五年埼玉県生まれ。八八年に田中裕二と「爆笑問題」を結成。二〇一〇年初めての小説『マボロシの鳥』を上梓。そのほかの著書に『違和感』『芸人人語』『笑って人類!』などがある。

「2023年 『文明の子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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