- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478026304
感想・レビュー・書評
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尊敬する方のおすすめ。
①感情はクルマを動かすガソリンのようなもの。
感情に「支配」されるのではなく、
「利用」すればよい。
確かに、感情は言葉は悪いが「なにくそ」と
思うガソリンではある。
負の感情が沸いたとき、思い出したい言葉。
②子供は感情でしか大人を支配できない。
大人になってからも感情を使って人を動かそうとする
のは幼稚である。
ん、だから子供が感情に訴えるのは
仕方のないことなのだ。それを
「泣くな」などとしてはいけない。(言ってしまいがち)
大人になっても感情を使って人を動かそうとする
人が幼稚に見えるのはそういうことか。
話し方を学べ。
③「私は〇〇である」
「世の中の人々は〇〇である」
「私は〇〇であらねばならない」
性格の根っこには、この3つの価値観がある。
自分のポジションで性格が変わる
のはそういうことか。
長男なら、長男らしく真面目な感じに
一番下なら甘え上手
環境で人は変わる部分もある。
④人生には3つの課題がある。
1 仕事の課題
2 交友の課題
3 愛の課題
そして後方になるほど、解決は難しくなる。
一番難しいのは愛の課題。
身内を大切にする。
⑤罰を与えるのではない。結果を体験させるのだ。
⑥人の育て方に迷ったときは、自分に質問するのだ。
「この体験を通して、相手は何を学ぶだろうか」
⑦自分は役立っている、と実感するのに、
相手から感謝されることや、ほめられることは
不要である。
貢献感は「自己満足」
自己満足度ってなんだろう。
人に評価されなくても、貢献感は得られるのは
自分の経験からもなんとなく分かるんだけど
なんでそう感じるのかは分からないなあ。
自己満足。じゃあ、自分は役立っているっていう
自己満足ってなんだろう。
相手や場が変わったっていう事実がないと
いくら自己満足っていったって
貢献感は得られにくいような気がするんだけど・・。
⑧判断に迷ったときは、より大きな集団の利益
を優先する。
自分<仲間<社会全体
うん。分かった。
時間がない場合は、右のページだけ読めばよい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
再読。初めて人からもらった本。
アドラー心理学はとにかく厳しい!心が病んでる時はあまり参考にならないかもしれない。むしろへこんでしまうかも。例えば、病気になるのは自分が選んで免罪符を得たのだ、とか。
でも、少しでも気持ちが前向きになったらすごく役立ってくれる考え方だと思う。
アドラー心理学を理解するために必要なキーワード。それは共同体感覚、勇気づけ、課題の分離。
人はやはり一人では生きていられないんだな。共同体という居場所に属していることが大切。
今まであまり意識して来なかった。
もっとアドラー心理学の理解を深めたい。
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理系であるがゆえこのような本は手にしたことがなく、買ってから少しずつ読んでたため日数かかったが読了。
2歳と0歳の父として、子育てに活かせる考え方もあり参考になった。特に、子どもができないことを取り上げてやってしまうようなことは子どもの勇気くじきの行動であることを読んで反省。
「できるようになってから任せるのではなく、任せるからできるようになる」、は、子育てにも後輩指導にもあてはまるよなぁ、と実感。
自分にあてはめて考えられるところをつまんで吸収するという読み方でもどう考えてどう生きていくかに活かしていけると思うので、時間はかかったが読んでよかったと思えた。 -
過去は変えられない。変えられるのは今と、その積み重ねの未来。原因を考えるより、を、達成するためには今自分に何が必要かを考える。
他人を変えるのでは無く自分が変わる。 -
前に読んだ本のシリーズ。アドラーの心理学。
キリスト教との共通点も多くて、勉強になります。
「幸せになる唯一の方法は他者への貢献」という章が特に気になった。このへんを実践していきたいなぁ。特に他者を喜ばせること。 -
「アドラーの赤本」と勝手に呼んでます。
(ちなみに、売れまくった『嫌われる勇気』は「青本」)
○○学というのを学んでいた頃は、
もう10年以上も前になるのでエラそうなことは書けないのですが、アドラー心理学というよりは、アドラーの言葉を借りたメンター的自己啓発本といった雰囲気。
なので、とっつきやすいですよ。
嫌われる勇気はまだ読んでいないので、
想像でしか書けないのですが、装丁やナナメ読みをした感じでは、こちらのほうが日々の暮らしにするする溶け込むような。
20代〜30代の子育て、
働き世代に響くモノがあると思います。
以下、抜粋。
・遺伝もトラウマもあなたを支配してはいない。
どんな過去であれ、未来は「今ここにいるあなた」が作るのだ。
・To be a human means to feel inferior.
人間であるということは、劣等感を持っているということである。
・ジュースがこぼれてもいいではありませんか。子供が自信を失うほうがはるかに取り返しがつかないことだとは思いませんか?こぼしてもいい。やらせるのです(小倉氏解説)。 -
2014.03.30
アドラー心理学関係の本は2冊目。
嫌われる勇気以来、改めて読んでみると自分の行動がアドラー心理学とほぼ反対のことをしてると思った。
読んでてつらいくらいに。。
頭では理解できてるから、
人と話したり、嫌なことがあったり、普段何気無く過ごしてるときなんかに、一回アドラー心理学にあてはめて冷静に判断してみるようにしよう。
まずは課題の分離から。
10年後33歳のときにはマスターし終えて完全にハッピーな人生になっているはず。
いま知れてほんまついてる。
自分が変わろう。 -
前から目をつけていたアドラー。その超訳に位置づけられるであろう本。彼自身はまとまった著作を残さなかったので、こういう形でまとめられると 読みやすく、捉えやすいと思う。
アドラーはフロイト等と同時期に活躍した心理学者であるが、先進的であったためか、 前述の書作の問題故か、認知は低いように思う。だが、現代の自己啓発や行動療法は彼の功績によるところが大きいと思われる。その思想は7つの習慣等にも生かされており、一例をあげれば、性格は日々の判断の積み重ねによっているなどである。逆に言えば、行動を変化させることで、性格は偏差化させることが出来ると説く。問題があるのであれば、①それが自分の手で解決出来る問題か吟味し、②解決するための手段を講じるというプロセスを 経ることで改善していく。勿論①で解決できないと判断することもあろうが、その影響の感じ方は自分で決めることが出来るというのも実に実践的だと思った。人生の多くの部分は習慣からのフィードバックによっているので、それを変化させない限りそこから生じる問題は解決できないというのも説得力があった。人間は生きている限り、コンプレックスを負うが、冷静に分析し、劣等感を感じなければ問題にはならない。そういった生への強さを本書から感じた。 -
何かに悩んだときには本書に目を通すようにしようと思った
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普段仕事や日常生活がなかなかうまくいかないなあと感じることが多かったけど、「やる気がなくなったのではなく、やる気をなくすという決断を自分でした」だけなんだといったような記述が刺さりました。
人を変える・コントロールするのではなく、自分を変える・勇気づけをするというアプローチは「ああ、なるほどたしかに!」と思う箇所もあれば「うーん、実際にそうやってみても上手くいくかなあ?余計にフラストレーションがたまりそうな気もする…」と思う箇所もありました。
まだ実践できるほどには落とし込めていないけど、こういう考え方・行動ができるようになると、もっと気楽に生きていけそうだなあと、いろんなヒントをもらえた本でした。
Kindleで気になるところに線を引きながら読んでいて、読み終わった後にそこの部分だけ拾い読みすると、「今、自分の関心はこういうところにあるんだなあ」というのも気付きになりました。