問題解決ラボ――「あったらいいな」をかたちにする「ひらめき」の技術

著者 :
  • ダイヤモンド社
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本棚登録 : 1234
感想 : 91
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478028926

作品紹介・あらすじ

ロッテ、エステーなどの日本企業からコカ・コーラ、ルイ・ヴィトンなどの欧州名門ブランド、さらには「箸」や「桶」の伝統工芸職人まで-世界中がうなった「問題発見プロフェッショナル」の頭の中を大公開!300超の案件を同時進行で解決しつづけるデザイナーが明かす「すでにそこにある答え」に気づくための「正しい問い」の見つけ方。

感想・レビュー・書評

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  • デザイン事務所、nendoを創設し、様々な業界の有名企業とコラボしたデザインを作り出している著者が、デザイン目線で色々な問題を発見し、解決策を紹介した本。

    デザイナーに限らず、他の業種でも役立ちそうな発想、考え方も多く、参考になるが、オヤジギャグっぽいことや少し上から目線的な部分も感じた。

  • デザインだけでなく、一般的な仕事に通じる学びがいくつかあって面白い。
    いわゆる事務仕事みたいなものでも、広義のデザインをする部分はあるし、当たり前と言えば当たり前だが。

  • 佐藤オオキさん、意外と下品な発言やダジャレ的なの多めで、そういう人なんだと知りました。笑

    問題から探すのではなく、こんなのあったらいいなからそれに合った問題を探すという発想が面白く感じました。
    そう思うと、ネガティブではなくポジティブな考えができるなと思いました。

    いろんな人のデザイン思考に触れるのって大事!!

  • 問題解決というより、エッセーみたいで今ひとつ今後の役に立ちそうになかった。

  • 考え方を言語化している所は、流石だと思った。つまり、クライアントに対してしっかりと自分の意志表示やデザインに関する説明と納得させる、そこが著者の強みであると感じた。その他、考え方のポイントもしっかりと体系化され体得しており、多数の依頼にも対応出来ていると考える。

  • デザインのヒントが詰め込まれた一冊。
    エッセイをまとめて本にしたこともあり、全体のまとまりとしては物足りない感じがした。(あくまで佐藤オオキさんのレベルならもっとピントを絞った本人できたのでは?という意味)

  • 佐藤オオキさんの具体的な仕事例と共にそこから学べる問題解決法が学べる本。とても読みやすかった。

  • デザイン・アイデア・ひらめきに関する本
    毎話オチをつけているのは苦笑いだが、本質的なポイントが多数語られていて、非常に良き本。


    メモ
    ・制約を崩すことでアイデアにバリエーションを。
    ・誰も見たことないものは誰も求めていないものと紙一重。理想は、本来そこにあるはずなのになぜかないものを補充するくらいの感覚
    ・アイデアが記憶に残る条件 ポジ+ネガ
    ・妄想ブレスト。他人事を自分ごとに。自分がデザイナーならどうするか。同相手の身になれるか。憑依力
    ・振り切った2つの選択肢を出すことが重要。中庸は何のゲインもなくなってしまう。
    ・今までありそうでなかったもの。新しいけど身近に感じられるもの
    ・思考の自由を受け手に提供することがデザイナーの役目
    ・当たり前を疑うフィルター。当たり前、普通は存在しないはず。
    ・リニューアルとリデザインの違い。正しい栄養と運動で体内から美しくすることがリデザイン
    古いものから本質的な価値を正しく抜き出せて生かせているか。新しいターゲットを生み出しているか。
    ・差別化には相対評価から離れることが必要。他者比較でなく、自己中になること。
    ・重要なのは直感的にいかに伝達できるか。素人目線をいかに持ち続けられるかというのとでもある。

  • オリンピックは集まって見る時代ではないとの記述があった。コロナの5年以上も前にこのようなことを想像しておられることが素敵だと思った。

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著者プロフィール

デザインオフィス nendo チーフデザイナー
1977年カナダ生まれ。2002年早稲田大学大学院修了後、デザインオフィス nendo設立。建築・インテリア・プロダクト・グラフィックと多岐にわたってデザインを手がける。作品はニューヨーク近代美術館(米)・ポンピドゥー・センター(仏)・ヴィクトリア&アルバート博物館(英)など世界の主要美術館に多数収蔵されている。TOKYO2020の聖火台をデザインし、現在は2024年稼働予定のフランス高速鉄道TGV新型車両のデザインに取り組むほか、2025年大阪・関西万博 日本政府館 総合プロデューサー/総合デザイナーを務める。

「2022年 『半径50メートルのセカイ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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