日本株は、バブルではない―――投資家が知っておくべき「伊藤レポート」の衝撃
- ダイヤモンド社 (2015年7月31日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478066355
作品紹介・あらすじ
「日経平均が2万円を超えても買えますか?」そんな疑問が解決!4年連続、R&I優秀ファンド賞を受賞した「ひふみ投信」ファンドマネジャーが語る!外国人投資家も注目する『新・三本の矢』とは?狙いたい銘柄、おすすめ投資信託までこの1冊でわかる!
感想・レビュー・書評
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市場の見方、優良企業のしぼり込み方が参考になる。若干ポジショントークでアクティブファンドを押している感がある。
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2015年とちょっと古い本だけど、伊藤レポートについては、体系的に理解できました。
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基本的には前半で2万円を超えてもバブルではない根拠で主な3点として、「伊藤レポート」「日本版スチュワードシップコード」「コーポレートガバナンスコード」を上げていて、特に伊藤レポートに関しては重点的に書かれています。そして、後半は自らの投資手法についてが中心となっています。
個人的には伊藤レポートが根拠で2万円を超えてもバブルではないというのは、ちょっと根拠が弱いかなと思いました。
ただし、これから日本企業がこの根拠とされる3件の影響で、配当性向は高まり、株主向けの政策を取る、あるいは取らざる得ない企業が増えると言うのは、間違いないと思います。 -
出版された当時は確かにそうだが、足元の時間背景とマーケットの状況を見た時に、当時の目的通りにはなっていない感じがする。
特に感想はなし。 -
ファンドマネージャーの藤野さんの本。日本企業はROEが低すぎるが、日本はROEを高める政策を始めて来たので、これから株価があがる、という話。オススメ銘柄もたくさん書いてあるし、読んでみてなるほどね、と思う内容も多かった。ただ、単純にROEを高めるだけでは、弊害もいろいろとあるので、鵜呑みにしてはいけない内容でもあるね。
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インフレ=物価上昇=預金の毀損
今こそ投資をすべし。
スチュアードシップコード/コーポレートガバナンスコードにより、企業も馴れ合いをやめ、機関投資家としての義務を果たすべし。企業は持続的に成長する企業を目指し、企業資源を有効活用すべし。
以上により投資市場は活況になる、、、というもの。
今後はいい企業(今後も需要が見込まれ、参入障壁が高くROE8%以上の会社)を選んで投資するべき -
2020年に向けた中長期的な投資の考え方が書かれている。
伊藤レポートをはじめ、スチュワードシップコード、コーポレート・ガバナンスコーポの新・三本の矢とはいったい何か詳しく記されており勉強になった。
成長性のある良い銘柄の見分け方や国内株式型アクティブ投信の勧めもためになる。
投資信託の良し悪しは何といってもファンドマネージャーの腕で決まるので優れたファンドマネージャーが優れた方針で運用しているかが最大のポイント。
そして長期におけるシャープレシオの確認も忘れてはいけない。
コスト面を考慮するなら直販投信も視野に。 -
直販アクティブ投信
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藤野氏の本は初めて読んだ。ひふみ投信に対する思いが熱く書かれていてよかった。決してバブルではない日本株をもっと買っていこう、というのが結論だ。国民800兆円、企業300兆円のお金をもっと回していこう、伊藤レポート、スチュワードシップコード、コーポレートガバナンスコード、リフレ政策はインフレを起こす政策、株価=EPS*PER、スタートトディ、ジェイアイエヌ、セリアの株がおすすめ、これからは1、EC化比率上昇、2、ロボット、3、人材研修ビジネス、4、電気自動車、5、介護ビジネスがおすすめ。投資信託は1.コモンズ30、2、結い2101、3、大和住銀日本小型株、4、SBI中小型割安、5.ひふみ、6、セゾン資産形成、実に具体的な本だ。読み返したい。
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アベノミクスの新3本の矢により、インフレを促進し、国の財政改善を行う。またインフレにより、企業タヌキが溜め込んだ内部留保を投資に回させ、それによって経済を活性化させる。企業が投資を行えば、それによって株価は上昇する。まだまだアベノミクスは序の口である。という論理。また投資としては、成長企業を吟味し、中長期的に投資することを推奨。シンプルでわかりやすい。「伊藤レポート」についてもっと詳しく知りたい。
最後の方でアクティブ投信をやたらと勧めているのは少し宣伝っぽいが…