ドラッカー名著集2 現代の経営[上] (ドラッカー名著集 2)
- ダイヤモンド社 (2006年11月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478307007
感想・レビュー・書評
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さすが名著だけのことはある。ビジネスで迷った時は読み直してみよう。
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現代の経営 The Practice of Management
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この本から受ける刺激を自分の言葉として並べてるだけで半日かかりそう。
みんなこの本や類似の本を読んでいるはずなのに、なぜそんな風土を作り出すのだろうか。
保身とは恐ろしい。 -
1954年に出版された「経営学の最高の古典」。
「オートメーション」や労働組合の件など、時代を感じさせる記述もあるが、50年以上経った今でもわくわくする内容には驚くしかない。
特に、「13章 組織の文化」、「15章 経営管理者の育成」はすぐにでも実践したい内容が多い。
最後の「人の成長のために働かないかぎり、自ら成長することはない(p262)」は行動規範として浸み込ませたい。 -
経営とは、マネジメントとは。
企業の目的は利潤の追求ではない、というところからスタートする、ドラッカーの中でも一番基本の一冊。名著集では「経営者の条件」に続く②にあたり、③はこの下巻である。
利益のこと、経費のこと、等々、「経営者の条件」に比べるとやや経営学寄りの記述が多く、経営分析の考え方を説きなおす、といったスタンス。表現が固いと言えば固いので、簡単に自社の数字をあてはめて何かが分かる、といった類のものではないけれど、何を分析したいのか?という場所からスタートするので、これが本来の姿ではある。
私は「~条件」の精神論の方が読みやすく感じたが、それは人によるだろう。長い漢字の、なんとか率を覚えてグラフにすることよりも、考え方としての市場分析や生産性分析、などを身に付けるためには必読。 -
仕事頭の棚卸しになる本。数々の経営者が必読書に掲げているだけあって、非常に分かりやすく、思わず手帳にメモしたくなる箴言に満ちている。思わず苦笑してしまったのは、組織の不健全さを示す兆候として数点挙げられている中の以下の3点だ。
・マネジメント階層の増加
・コミュニケーションを促進するための特別措置
・頻繁な打ち合せの開催 -
マネジメントはどの階層にもいて、それに必要な要素とは何かを示すもの。事業とは何か、何を目指すのかという目的を定義した後、経営管理者を育てて後継者を作ることの大切さが述べられている。経営者向きというよりは、ミドルマネジメント向きだろう。
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TOPPOINTビジネス名著20選より
ドラッカーの代表作のひとつ。
上下巻、少し長い休みにチャレンジする本。
経営者の必読書かな。 -
論旨は明快。しかしいつものように、何かが書かれているようで、実は何も書かれていないような、不思議な感覚で読む。明快すぎるからなのか。
ドラッカー読んでいていつも目眩がするのは、おそらく論理が飛躍する場所が自分の感覚と合っていないせいだ。そのギャップは、自分の知性が足りないせいなのか、それともドラッカー一流のトリックなのかはよく分からない。断定の小気味よさは、アメリカ的知識人のそれだ。
ただ何か足りないんだよなあ。