- Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478312162
感想・レビュー・書評
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数々の優秀な人材を輩出しているリクルートの事が知りたくて読んだ一冊。
本書ではリクルートでのPDCAサイクルや人事制度などが書かれていて、2005年に発行されているので今とは全く趣も異なる部分はあると思いますが、新入社員に自発的な考えを促す点などの徹底的な自律性についてと常に変化を許容する考えはやはり他の企業とは一線を画していると感じました。
社内で事業部同士での引き抜きがあったり、NEWRINGやガルコンなどのコンテストが盛んにあったり、自主的に設定する目標などが印象に残っています。
本書から約10年が経過し、常にどこかで新しい価値観の提供を促す風土にあるリクルートがこの後控える上場からどのように躍進し、またどの様な人材を輩出するのか非常に楽しみになる一冊でした。
そして「自ら機会を造り出し、機会によって自らを変えろ」というフレーズが創業時からの不変の言葉とも感じました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2012年21冊目。
リクルートに関する本は何冊か読んできたけど、
人物伝ではなく会社の特徴全体を知るには一番良い本だった。
社風や制度が、PDCEサイクルのそれぞれの段階に分けて紹介されているのに加え、
最大の経営資源「人」を活かす人事制度にもかなりの紙面が割かれている。
天才と言われたカリスマだった創業者江副氏が退いてから、
一人によるトップダウンがなくなり、
現場の一人ひとりが経営意識を持たなければならなくなったという記述があった。
想起されたのはブータン前国王:ジグミ・シンゲ・ワンチュク雷龍王4世の言葉。
「ひとりのリーダーに頼る国づくりは危ういよ。国づくりは国民一人ひとりの仕事だ。」 -
やはり、凄いの一言。 リクルートの復活にさほどの時間は必要なかった! 江副イズムなのか、それとも新しい息吹きなのか! 現場力・・・凄すぎる!
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上司に薦められて読書中。著者の経験に基づいた説得力あふれる言葉が並び、数あるリクルート本の中でも一番だとか。
営業を経験した自分からは、自らの“介在価値”〜顧客と商品(リクルートでは情報や媒体)を結びつける営業マンの存在意義、のようなもの〜を問う、という言葉が身に染みました。「常に仕事の目的と目標、自分の価値、役割を自問自答しながら仕事をしていくこと」の重要性と必然性を感じつつ、まだページ半分。 -
リクルートが展開しているビジネスの基本は、カスタマーとクライアントの間に「メディア」という形で介在し、3者がみんなメリットを享受できる「トライアングル・ハッピー」を形成することです。
このハッピーをより強化するためには、どうすればいいのでしょうか。
僕らがフツーに考えてしまうと、そのメディアのクオリティをもっともっと上げればいいんじゃないのかと思ってしまいますよね。もちろん、それも大事でしょう。リクルートはすばらしいクオリティでメディアを提供し続けています。
でも、彼らのすごいところは、その営業力にあるともよく言われます。
リクルートは営業会社だ、と。
この本ではその一端が語られています。
「介在価値」というものです。
リクルートの営業マンは、自分たちが介在することで、クライアントにどんな価値を提供することができるのか。それをいつも念頭に置いて考え抜いているそうです。それは人事に関する戦略立案であったり、広告宣伝のプロデュースであったり。。。単に「リクナビ」の機能を提供して使い方を説明するだけでは終わらないんですね。
他にも、リクルートには社員を元気にさせる仕組みが沢山あるそうです。
社内の人材ドラフト制度とも言うべき「キャリアWeb制度」とか、会社に新規事業や経営戦略を提案する「New RING」制度とか、事業部主催の論文コンテストとか。
こういう制度、いいですよね。
欲しい。。。
やっぱり、大事なのは「人」なんだろうなと思います。
そういうアツい人が次々と集まってくる風土があるのでしょう。
うちの会社もそうなってほしいな、といつになく真剣に思いました。
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個人の主体性を活かすリクルートの理念、システムが細かに説明されています。参考になる1冊。
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タイトルの通り。
リクルートの人間が何で良く働く仕事の出来る人間と世間に評価されているかがよく分かる。
人事制度、モチベーション維持のやり方など書いてある。 -
今週は忙しくてレビューを練る時間が無いんで来週あたりにゆっくり書きます。