マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則

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  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478410233

感想・レビュー・書評

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  • ◼︎マネジメントの3つの役割
    組織に特有の使命を果たす
    働く人たちを生かす
    社会に与える影響を処理し、社会の問題について貢献する
    企業の目的は、顧客の創造である
    マーケティングとイノベーションが、この成果を果たす
    また、資源を生産的に活用すること

    ◼︎利益とは
    成果の判定基準である
    不確定なリスクへの保険
    よりよい労働環境を生むための原資
    社会的なサービスをもたらす原資

    ◼︎目標
    マーケティング目標
    イノベーション目標
    経営資源の目標
    生産性の目標
    社会的責任の目標

    ◼︎戦略計画
    不確実な明日のために、今日何をなすべきか。
    今日の意思決定をいかにして合理的に行うか。

    ◼︎仕事と労働
    仕事が生産的に行われること
    人が生き生きと働くこと
    両立が重要

    ◼︎労働における5次元
    生理 疲労
    心理 自己実現
    社会 社会との絆
    経済 生計
    政治 権力、役職

    ◼︎生産性
    仕事を生産的にするには、アウトプットを中心に考える

    ◼︎マクレガーのX理論、Y理論
    怠惰と被強制 ⇔ 欲求と自己実現

    ◼︎人と労働のマネジメント
    大義へ貢献している自覚
    日本企業の例。全体観点からの意思決定の責任分担。
    ドイツ・ツァイスの例。権限移譲。
    IBMの例。多能工化とやりがい。誇りを持てるようにする。

    ■仕事と責任
    働きがいを与えるには、仕事そのものに責任をもたせること。
    責任を持たせるには、以下が必要。
    ・生産的な仕事
    ・フィードバック情報 → 自己管理可能にする
    ・継続学習 専門知識の深さと幅
    これらに、実際に仕事する者が初めから検討に参画すること

    ■職場コミュニティ
    職場コミュニティ(職場環境)の問題は、職場コミュニティに自治させるとよい。意思決定の責任と影響が近いところで。

    ◼︎マネージャー
    組織の成果に責任を持つ者

    ◼︎マネージャーの役割
    ・生産性の高い生産体を創造すること
    事業、人と仕事、社会的責任の遂行、のそれぞれの役割
    ・喫緊のものと中長期のものごとを、調和させること

    ◼︎マネージャーの仕事
    目標を設定する
    組織する
    動機づけとコミュニケーションを図る
    評価測定する
    人材を開発する
    成果に対する真摯さ、という資質

    ■職務設計の視点

    ■マネジメントの開発(育成)

    ■資格技能の分化による弊害
    熟練した技能は不可欠、の一方で、組織全体のニーズを目的とすること

    ■目標管理、自己管理

    ■日本型の意思決定

    ■コミュニケーション
    知覚であり
    期待であり
    要求であり
    情報ではない

    ◼︎管理
    3つの特性
    ・主観的である
    ・成果にフォーカスする
    ・測定かのうなものだけでなく、不可能なものも対象
    管理手段の要件
    ・管理自体が効率的、単純であること
    ・意味のあること
    ・適切であること。スコープや精度や時間間隔。
    ・行動にフォーカスすること

    ■組織論

    ◾︎トップマネジメント







  • エッセンシャル版としても出版後15年近く経っているが,現時点でも有効なマネジメントに関する使命や考え方,人・技能・組織といった方法,戦略などが簡潔かつ読みやすくまとめられており名著であると思う.

  • 難しいし散文的にさまざまなトピックについて書かれてるので構造的になにかを訴えているわけではない、というのを前提にし、何度も読み返す本なんだろうなぁと思いました。でも基本のテキストとしてはよいのではないでしょうかやはり。

  • 大部「マネジメント」から、最重要部分を抜粋したもの。中身は濃い。今回の読書で注目したのは、マネージャーと専門家のところ。
    印象に残ったのは、軍における、地位(少佐)と機能(大隊長)の分離。専門家はマネージャーの上司で、組織内のリーダーであるべき。成果への貢献という観点では、マネージャーと専門家は同じで、手段が異なるのみというところ。
    組織を動かしていくとき、この本を紐解けば、何らかの示唆が得られるであろう。

  • もしドラで引用されていた項について参照した。
    実際に読んだことで、この本が今でも取り上げられる理由がわかる。
    内容が具体的であり、自分にはわかりやすかった。

  • 最初の「企業の定義」「事業とは何か」「企業の目標とは」の章のみ読みました。
    企業の定義がお客様に基づいて始まること、事業の目的はお客様を増やすこと(顧客の創造)、企業の目標は、「マーケティング」「イノベーション」「生産性」でいずれもお客様の望むモノ。
    つまり、「お客様第一」「お客様の立場に立って考える」ことが企業理念やビジョン、事業計画目標に繋がっているんですね。

  • めちゃくちゃ面白かった

  • 難しかった…。

  • 1,企業の目的としての事業が十分に検討されていないことが、企業の挫折や失敗の最大の原因である。出発点は、顧客しか無い。顧客によって事業は定義される。顧客を満足させることこそ企業の使命。
    2,供給者は1社で独占するよりも、複数のとき、1社では想像も出来ない市場や用途が発見され、開発される。
    3,役所などの予算形組織の場合は、成果とはより多くの予算を勝ち取ることであり、効率を上げることではない。業績とは、予算を維持ないし増加させる事。
    4,新しい活動、機関、計画は期間を区切り、その間の成果によって目的と手段の健全さが証明された場合にのみ延長を認めるようにしなければならない。
    5,人のマネジメントとは、人の強みを発揮させることである。人とは脅威であり、費用である。組織の目的は、人の強みを生産に結びつけ、人の弱みを中和する事にある。
    6,十分な仕事を持たないことは、本人の為によくないだけではない。やがて働くことの尊さを忘れ、組織に害をなす。マネージャーは単なる調整者ではなく、自らも仕事をするプレイングマネージャーでなければならない。
    7,取締役の3つの機能
    審査の為の機関 トップマネジメントに助言する。目標と戦略を確認する。成果をあげられないトップマネジメントを交代させる。 渉外のための機関
    8,中小企業のマネジメント 卓越性が必要な分野ではあたかも大企業であるかのごとく行動できる。そうでない分野では、最小限のことしかおこなうべきではない。特定の分野についてだけリーダー的な地位にあればいい。そうでない分野では、抑制と禁欲が要求される。
    9,イノベーションを行う組織は、昨日を守る為に時間と資源を使わない。昨日を捨ててこそ人材という貴重な資源を新しいもののために解放出来る。イノベーションの成功率は、10%程度であるがゆえに、目標は高く設定しなければならない。一つの成功が9つの失敗の埋め合わせをする必要がある。

  • マネジメントの原則。
    読むべき内容。
    成果を基準に企業のありかたを考えるのが大事ということ。

    5年ぶりに読み直して追記。
    実に平易。
    成果というアウトプットを組織的に生産できるかがマネジメントのかぎとみる。

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