営業力: 「顧客の心」に処する技術と心得 (プロフェッショナル講座)
- ダイヤモンド社 (2004年4月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (173ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478732816
作品紹介・あらすじ
いかなる商談も、最初の5分が勝負。仕事の思想を問い続けてきた著者が、ビジネス・スキルの真髄を初公開。実務との妥協なき格闘から培われたノウハウを、著者自らの体験をもとに語り尽くす。
感想・レビュー・書評
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【由来】
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【期待したもの】
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※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。
【要約】
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【ノート】
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【目次】 -
著者曰く「営業は、物を売ることでも、物を買ってもらうことでもない。自分を買っていただくことである」。仕事柄、メーカー営業の人に良く会うが、どんなに弁舌が達者でも、なんとなくこの人からは買いたくないと思わせるような人がいる。逆に、雄弁でなくともこの人らか買いたいと思わせるような人もいる。こういうことが、「自分を買っていただく」と言う事なのであろう。 本書は、自分を買っていただくために、身に着けて置くべき、心得、技術、習慣について講義する。 例えば、商談プレゼンについては、予行演習と反省会が重要。予行演習では、時間の配分、分かりづらい点の明確化、質疑に対する準備を行うこと。反省会は、失敗点や改善点などの率直な反省のみでなく、その場や顧客の雰囲気や態度から読み取ったことなどを共有すること。 上記のような提言は、営業職の方のみでなく、技術職に大いに役に立つと思う。すべてのビジネスパーソンへお勧めする。
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CY16-08
会社で今与えられているタスクとの関係もあり、読んだ一冊。
営業力とは、商談という場において、顧客の心を、細やかに感じ取り、顧客の心に、速やかに対処する力である、らしいです。 -
上司から無理やり読まされた本でしたが読み進めているうちに素直に内容が入ってきました。
営業力は人間力。技術と心得が大事。まずは顧客の事をよく知る。プレゼンも予行演習が必須。相手の目を見て気持ちを探る。
いわゆる当たり前の事が書かれていますが、全て実行出来ていません。これから部下を育てていく立場として、こういう事が出来ないと営業が出来ないと教えていかなければならない。
営業は個人の才能ではない。方法を明確にし教えていく事でスキルが上がっていく。営業にも方法論が必要だ。 -
営業の成績がうまく上がっていない時に読みました!
具体的な営業のテクニックの話はそこまで響きませんでしたが、心構えやマインドの話は参考になりました。
「神は細部に宿る」
「営業力は人間力」
「商談はサービスを疑似体験する場」
自分視点ではなく、顧客視点であること。
顧客の言葉にする要望以外の機微やサインを読み取る力が必要であること。
など、気づきがたくさんありました。
書いてあることは当たり前、と感じることも多いかと思いますが、普段それらをどれだけ意識できているか、が大事なんだなと考えさせられました。 -
さすが田坂宏志さんの本。同じく「企画力」も素晴らしかったが、個人的にはこちらの作品こそ多くの人に薦めたい。何故ならこの本に書かれた営業力とは、すなわち人間力に他ならないから。
商談という対話において、顧客の心の流れを感じとる、そして顧客の心の流れに対処するという極意が述べられているとおり、この本もまた読者の心の流れを読み、その流れを一つひとつ対処しながら進む語り口は実践で培われただけに説得力をもってこちらに届いてくる。
特に営業経験、人生経験の豊富な人ほど心に響くに違いない。