- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478733462
作品紹介・あらすじ
日系企業100社が頼りにする敏腕弁護士の交渉ノウハウを初公開!交渉下手な日本人は、交渉が始まる前から負けている。どんな相手とも「ウィン・ウィン」の関係を築く駆け引きのセオリーを明かす。
感想・レビュー・書評
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日本では通用しないかな、と思うものもあったけど面白かった。
自分のものにするには、何度も読み返す必要がありそう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
橋下氏の同趣旨の著書のように、経験則から導かれた交渉のセオリーという体裁。それだけに、著者の具体的な経験が散りばめられていて、紹介される技法が印象に残る。技法を実際に使うための大切なディティールがむしろ具体的なエピソードの中に散りばめられていたりして、学者やメンタリストが使う具体例よりも納得感が強い。
反面、この手の技法五月雨式紹介本の例に漏れず、技法を大まかな区分で整理してまとまりを出すということはあまりなされていない。まあ、この手の本読みまくってるうちに慣れたけど。
橋下氏の著作と比べて、クールで熱いアメリカのビジネス界、という雰囲気は新鮮だった。技法の内容としては橋下氏の方がえげつなくて楽しめるが。
交渉術を使うべきでない場面として親子関係を例に挙げているあたり、一つの論理を全ての現象に当てはめようとするバカとは一線を画している。そこは行政という資本の増大を目指さない現象にビジネスの論理を当てはめようと躍起になる橋下氏より理知的。 -
交渉のテクニックを筆者の経験や事例を交えて紹介してくれるので分かりやすい。
交渉=すると雰囲気が悪くなるもの
とどこか無意識にそう思っていた自分がいたことに気づいた。
もっと自分の意見を主張しても良いと見方を変えられたのがよかった。 -
学び
①頭に血が上ったり、相手の主張を認めるのが悔しくなったらいったん原点に戻る。当初の達成したい目的からずれない。
②「交渉の相手」と「相手の人格」は切り離して考える
③決断は相手にさせる。自分の決断を強要しない。
アクション
①ファシリで
a.具体的にこういう状況になったら、こんなキーワードが出てきたら(ex.頭に血が上ったり、相手の主張を認めるのが悔しくなったら)
b.こうやって会議を仕切りなおし、目的を確認する流れにする
の2点を考え、練習する→今週の土日
②相手の発言や論理展開で良いところがあったら褒める(=交渉では争っていても相手そのものについては尊敬する)
③ファシリで、「自論を通すこと」でなく「情報提供をする」ことを意識する -
交渉期限の有無には賛否両論あるんだな。弁護士らしく「法律を味方につければ買ったも同然」との事だが、交渉のタイプにもよるだろう。弁護士でなくても、ある程度は勉強しておく必要はあるけど。内容的にはパワーフレーズと結構ダブル。著者が同じ交渉本の中身は7~8割同じ事が多い。
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著者は大橋弘昌氏。西武百貨店→山一→NY州弁護士。
感想。タイトル通りの内容。「アメリカで百戦錬磨の日本人弁護士が教える、負けない交渉術」。譲歩せず、譲歩を引き出すテクニックを、実際の例と交えて紹介している。
好みで言うと好きではない。やはり私は交渉事が嫌いなんだと再認識。
嫌いでも、下手ではないよう訓練していこうと思う。
備忘録。
•日本がムラ社会だったときには、「フェア」な水準を誰もが共通の認識を持っていた。国際化が進んだ今、リアルな交渉の場はそうでは無い。
•相手を説得するのではなく、自分の要求を提示し、そこから譲歩することで相手との合意を目指す。だからたまは高目に投げる。
•相手に時間を使わせる。
•気まずくたって関係ない。自分の主張をハッキリ発言すべし。
•相手にすべてを晒し、心からお願いすれば、何でも全てうまくいく、と考えるのはナイーブすぎる。 -
アメリカで弁護士をしている作者が書いている本。実際の体験談や、日ごろの生活のすごし方なども書いてあり、ためになる。
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アメリカで実際に弁護士をしている作者が書いた本。自身の経験をもとに書いてある本なので説得力がある。アメリカで実際に弁護士をしている作者が書いた本。自身の経験をもとに書いてある本なので説得力がある。2014/05/01
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相手に交渉の時間をかけさせる。
期待値を下げる。
交渉前に確実に落としどころを決めておく。 -
達夫さんがネゴ!ネゴ!言っていたのが少しわかった気がする。
具体的な筆者の体験が各項目についていてとてもわかりやすかった。
「イエスイフ」や「説得を試みてはいけない」など具体的に使えそうなアドバイスばかりであった。