ザ・リコール

著者 :
  • ダイヤモンド社
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本棚登録 : 55
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478930793

作品紹介・あらすじ

名門自動車メーカー五稜自動車工業の看板車イーグルで、不可解なトラブルが発生、メーカーと損保会社・中央火災の幹部同士がリコール隠しのため結託するが、その動きを暴力団が嗅ぎつけ割り込んでくる。巨大メーカー、大手損保、暴力団の三者に挟まれて、事故に遭ったユーザーや被害者たちは無残にも潰されていく。中央火災のPL保険担当課長、黒岩は自社の自動車保険支払い記録を洗い、イーグルに欠陥があることを確信、自社がリコール隠しに加担する動きを止めようとするが、会社は逆に彼を海外に飛ばそうとする。内部告発を決意した黒岩は…優れた情報性、筆力、特に官民癒着の腐敗ぶりが見事に描かれたエンタテインメント経済小説!第3回ダイヤモンド経済小説大賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • 非常に面白く、次のページを早く捲りたい気分で一気に読んでしまった。主人公の「正義感」「実行力」に引き付けられた。

  • 結局得したのは暴力団か。フィクションと思いたいけど、半分現実なんだろうな。

  • 暴力団ってすげー、と妙に感心してしまった。

  • 登場人物のセリフが劇作風でわざとらしいけどストーリーとしては楽しめました。

  • 日本の某財閥系自動車メーカー、同系列の財閥系損保会社、暴力団が密接に絡み合うのところが、リアルに感じられて、リコール事件というものを肌で感じることができた。

  • <作品紹介>
    名門自動車メーカー五稜自動車工業の看板車イーグルで、不可解なトラブルが発生、メーカーと損保会社・中央火災の幹部同士がリコール隠しのため結託するが、その動きを暴力団が嗅ぎつけ割り込んでくる。巨大メーカー、大手損保、暴力団の三者に挟まれて、事故に遭ったユーザーや被害者たちは無残にも潰されていく。中央火災のPL保険担当課長、黒岩は自社の自動車保険支払い記録を洗い、イーグルに欠陥があることを確信、自社がリコール隠しに加担する動きを止めようとするが、会社は逆に彼を海外に飛ばそうとする。内部告発を決意した黒岩は…優れた情報性、筆力、特に官民癒着の腐敗ぶりが見事に描かれたエンタテインメント経済小説!第3回ダイヤモンド経済小説大賞受賞作。

    ※文庫本になったら読もう

  • 保険会社の課長黒岩の手腕を凄いなぁって思いながら読み進んで最後のどんでん返しには恐怖を感じます。続編って出ないかなぁ!

  • 一気に読める経済小説。大組織の一員であるサラリーマンの悲哀を垣間見れる。閉じこもった会社村組織へやくざが絡む話。やくざが絡み社長が自殺と言う筋書きに少々興醒めしてしてしまった。

  • 損保会社に勤務する黒岩が友達の自動車事故処理を相談され、調査するうちに自動車会社のリコール隠しを疑い始める。
    隠蔽体質の自動車会社とその後ろで糸を引く暴力団の影…
    果たして、リコール隠しを暴くことができるのか?

  • かなり硬派な話かと、なかなか読めずにいましたが、読み始めると、とても読みやすいので驚きです。

    保険会社と自動車メーカーのリコール隠しと、そこにつけこむ暴力団。
    構図がよく描けていて面白かったです。

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