- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784479305101
感想・レビュー・書評
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西洋絵画をある程度知っていたら、このような事情は知っているだろうけど、数多くの作品を掲載していて豆知識になる。真の意図は描いた画家にしかわからなくても、それを読み解いてみたくなるのが名画の魅力だろう。
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✔︎ムンクの「叫び」は叫んでる場面ではない
✔︎「アルプス越えするボナパルト」本当はラバに乗っていた
等有名な【嘘】もあったけど、9割以上は全く知らなかった話でとても面白かった。レンブラントの「夜警」は夜ではなく昼の場面、というのが一番最初のエピソード、衝撃過ぎて一気読み。
オールカラーなので、絵画好きは是非手元に置くべし。 -
フルカラーで名画を楽しめて、知識もつく本。
画家の特徴や世界史的観点を説明してくれるので、名画のことをもっとよく知ることができる。
意図的に美しくご婦人を描いたり、本当はいない人物を戴冠式の絵に出席しているかのようにしたり、当時はほぼいない太った農民を描いたり…。意図的に『嘘』を描くのは必ず理由があり、画家にとって都合がいいのか、絵の依頼者が指示したのか、それとも社会的風潮や常識からそう描いたのか、それを考えるだけで楽しい。
世界史で学んだ作品も多々あったが、個人的にジョシュア・レノルズの『マスター・ヘア』、ルノワールの『ムーラン・ド・ラ・ギャレット』、マネの『フォリー・ベルジェールの酒場』を気に入った。
美しい作品はぜひ後世にまで残って欲しいものである。 -
豪華なフルカラー。解説はなかなかおもしろいけれど、読者側が基本的なことを理解している前提で話が進むのと、表面だけをなぞった浅めの解説が多いので物足りなく感じる。あと一歩深掘りしてくれればもう少し楽しめたかもしれない。
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1作品見開き1ページと簡潔に紹介されているので、ある程度名画やその名画が描かれた時代背景の前知識があった方がより楽しめたと思った。
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絵画や画家の背景・解釈に潜む嘘・誤解について説明されている。嘘の種類で10章に分かれていて、各章では10個前後の絵画が扱われている。多数の作品を簡潔な説明で読むことができる。
私個人としては知識不足であまり理解できなかった点も多い。美術史や世界史の時代背景・国・地域・民族・宗教あるいは画家の出自などの知識がある人なら、事柄のつながりをもっと理解できておもしろいかもしれない。
72ページの《丘の麓の滝、村の近く》で、オランダの独立時に絵画や球根が投機対象になったという話は別の本で読んだことがある気がするので少し理解ができておもしろかった。 -
タイトルと全然内容が違ったり意外性があるものは「へ~」と思って読んで新たな発見もあったけれど、同じような内容の繰り返しで終盤は流し読みしてしまった。
フルカラーで見ごたえはある。
文章は何回ではなくさらっとしているのでいい意味で軽く気負わず読めた。ちょっとした待ち時間とかの暇つぶしにピッタリな本だと思う。
1度読めばいいかなという感じ。 -
美術には関心がなかったが、歴史背景とともに見ることで面白みがあった。ヨーロッパ史も学びのきっかけにもなり得る。
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レンブラントの『夜警』は夜じゃない。
ムンクの『叫び』は叫んでない。
など割とメジャーな裏話から全く知らなかった情報まで、カラフルなイラストと共にお送りしてくれるのでとても有益な一冊