- うたわない女はいない (単行本)
- 働く三十六歌仙
- 中央公論新社 / 2023年7月7日発売
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ハラスメント時代を生き抜いてきた女性にしか書けないものがあるのだ。
2024年5月15日
- 近畿地方のある場所について
- 背筋
- KADOKAWA / 2023年8月30日発売
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昔話題になった放送禁止っていうドキュメンタリー風のドラマと、貞子の呪いのビデオをあわせて小説にしたもの。といったところ。
期待が大きかった分やや消化不良。再読ができないのが弱点か。
本格ホラー、イヤミスが読みたい。横溝正史ばりの。
2023年9月24日
方舟のような衝撃はなかった。
そして伏線回収もいまいち&一人称が定まらず読みづらかった。
この人が一発屋かどうかは3作目で判断したい。
2023年8月13日
乳がん闘病記だが、病気に軸足をとられていない筆者の生きざまと、
カナダ(といっても一部なのはわかったうえで)との人生の価値観の違いに驚かされた。
2023年8月12日
- 夜間中学へようこそ (物語の王国 2-8)
- 山本悦子
- 岩崎書店 / 2016年5月14日発売
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- ヒロシマを暴いた男 米国人ジャーナリスト、国家権力への挑戦
- レスリー・M・M・ブルーム
- 集英社 / 2021年7月15日発売
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- 作家の酒 (コロナ・ブックス)
- コロナ・ブックス編集部
- 平凡社 / 2009年11月24日発売
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昭和のよさを感じさせられる本。
自己責任、健康だなんだと小うるさくなく、豪快だったりおしゃれにだったりしないところがいい。
そしてフィルムカメラの良さよ!
2023年5月28日
- 伴侶の偏差値 (小学館文庫 ふ 2-1)
- 深沢潮
- 小学館 / 2017年9月6日発売
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そいつと結婚しなくてよかったじゃん、という展開と、
結婚したい人と結婚できないかもしれない、という現実と、
結婚しないとみえてこないいろいろが書かれていたが
主人公に煮え切らなさを感じて、きっと主人公には望むかたちの未来はやってこないだろうなと感じた。
2023年5月30日
- かけらのかたち (新潮文庫)
- 深沢潮
- 新潮社 / 2022年8月29日発売
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ままならないのが人生だ、
誰もが誰かを羨んで生きているものなのだと考えさせられる一冊。
ただ、深沢潮さんは伴侶の偏差値、こちらも、ランチに行きましょう、を読んだ、ランチに行きましょう、が一番面白かったなと思う。
2023年5月30日
- Meets Regional(ミーツリージョナル) 2023年6月号
- 京阪神エルマガジン社
- 京阪神エルマガジン社 / 2023年5月1日発売
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変におしゃれぶった店が載ってなくて良かった。
京都の会館ツアー、飲み友達の親友としてみたい。
2023年5月24日
- 〈レンタルなんもしない人〉というサービスをはじめます。: スペックゼロでお金と仕事と人間関係をめぐって考えたこと
- レンタルなんもしない人
- 河出書房新社 / 2019年5月21日発売
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Twitterで見かけてはいたもののわりと物騒なことも呟いてるなぁという人だった。
常にトゲトゲしているというか。
しかもなんもしない人ってすごい消極的だしさらに威圧的?どういうヤツよ、とすら思っていた。
この本はこのサービスを思い付いたきっかけからいつのまにか消えていかない細やかな工夫までが書かれていて、なぁんだ、計算し尽くされたハイスペックだからこそ思い付くサービスじゃないか、とよくも悪くも思った。だってわざわざ学歴書く必要ある???とも思うし。
無気力を装ったやり手ビジネスマンという印象。
2023年5月21日
- みんなの機内食: 110人の「機上の晩餐」お見せします!
- 機内食ドットコムRikiya
- 翔泳社 / 2012年6月1日発売
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飛行機苦手であまり乗ったことがなく、
さらに機内食が出るほどの距離を乗ったことがなく
でも機内食っていろんな逸話がある食事だから興味が出て購入。
案外エコノミーの豪華さにビックリ!
あとLCCはコンビニおにぎりみたいなのだけ!のところもあって潔さを感じられるなど、良書だった。
今度乗るなら絶対ビジネスで長距離!と憧れる。
お酒の味を知ってしまったのでね、ふふふ…
2023年4月7日
類家(刑事さん)かっこよ!!…と思ったけど、その他はなんだか間延びして読み切るのに時間がかかってしまった。
同じ本屋大賞候補なら方舟の方が断然よき。
2023年4月1日
騙されないぞ騙されないぞ…という気持ちで読んで、
あれ、そういうオチ?となってなんだちょっと拍子抜け…したところで油断させといて、うわあああああ!!となる作品だった。
殺人アリだけれどグロい残酷描写はなく(死体が出るのでゼロではないけれど)、謎解き要素もそこまで深くないから伏線回収が見事!な訳でもない。
しかしひたすらメンタルにくる恐怖を植えつけられる作品。これ、いちばん嫌な終わり方かも。
2023年3月19日
エッセーとしてはとるに足らない日々を綴っていて、それなりにおもしろさはある。ただそこはやはりイラストレーターさんなので絵本以外の文章はやはりそれなりである。
編集さんと相談して勝ち取った?というエッセーのない何気ない日常をかきとめたスケッチだけのページがよかった。そればっかりでも良かったと思う。
奥さんやお母さんへの記述が
嫌な意味で記憶に残ってしまった。
というのも、実はこの方、私の苦手な絵本作家さんというのがベースにあるからだと思う。そもそもが苦手という。でも読んでみようと思ったんだよね。自腹では買わないけど読んでは見たい。
だから図書館で借りた。借りて読めてよかった。
ファンの方が読めば面白いと思う。
ブクログは好みの記録なので正直に1。
2023年3月15日
- 令和元年のテロリズム
- 磯部涼
- 新潮社 / 2021年3月26日発売
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真剣に事件を考えているようで、
カッコ良く書いているけれど、
結局なんの関係もない人たちに
取材という体でズカズカ土足で踏み入って、
浅い知識で
憶測で持論を展開しているだけの話だと感じた。
胸糞。
2023年3月14日
- 13歳からの地政学: カイゾクとの地球儀航海
- 田中孝幸
- 東洋経済新報社 / 2022年2月25日発売
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「地政学って?」という状態から読んでもなんとな~く地政学のあらすじがわかった。
13歳から、ということだけどたぶんこれは本当に13歳に向けて書かれたわけではなく、大人向けに書かれているなと感じた。時事問題についてそれなりに知ってないと「なるほど!」と思うことができないからだ。
世界の見方が変わる本で、わりとフラットな視点(右だの左だの)で書かれていてよかった。
2023年3月7日
- 本日はどうされました? (集英社文庫)
- 加藤元
- 集英社 / 2020年8月20日発売
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わりとさらっと読めた。あやしいのには気づいていて、絶対に気づいてやる!と思って挑んで怪しい怪しいと思ったけど無事気づけなかった。だからアレはああだったのか(ネタバレるからふせる)、と思うなどした。
ある看護師がいる病院では次々と患者が死ぬ、というストーリーで当事者たちにインタビュー形式で物語が進む。すべて一人称。なのですらすらと読みやすい。
ただ、トリック以外の部分は消化不良でやや物足りず、作者の他の作品を読もうとまでは思えなかった。
でもいい意味で暇潰しによい本。軽く読めるので通勤時のおともによかった。
2023年3月3日
- 夜行観覧車 (双葉文庫)
- 湊かなえ
- 双葉社 / 2013年1月4日発売
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現実をリアルに書くのが上手だけれどオチが?????のためこの評価。えっ、これで終わり?みたいな。
文章はすらすら読めたので、他の作品を読んでみる。
2023年3月1日
- ショートショートの宝箱: 短くて不思議な30の物語 (光文社文庫 こ 1-16)
- 光文社文庫編集部
- 光文社 / 2017年4月11日発売
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良いものは良いがなにせショートショート、作品数が多いから読んでも読んでも終わらない。
まと、大作家先生から素人まで載っている作品の振り幅もそうだし、誰がどれだかわからなくなり、途中から流し読みしてしまった。しばらく短編集はいいかな。
2023年2月25日
- センセイの鞄 (新潮文庫)
- 川上弘美
- 新潮社 / 2007年9月28日発売
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センセイは石坂浩二でお願いします!
本好きの二人にそろってすすめられて拝読。
年の離れた先生との恋愛が気持ち悪いと正直思っていて避けていたけれど重くもなくへんないやらしさもなく嫌悪感なく読めたのは、さらりとした静謐な文章のせいか。
読んでよかったと思う。
センセイは石坂浩二でお願いします!(二度目)
2023年2月25日
- ある男 (文春文庫 ひ 19-3)
- 平野啓一郎
- 文藝春秋 / 2021年9月1日発売
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ハッピーエンドでもなくバッドエンドでもなく人間ってこうだよなって思う本が読みたいときにぴったりだと思った。
ただ、戸籍の交換のくだりが少しややこしいのと、誰が誰と戸籍を交換して今の誰が誰で、というのが追いつかなくなり、どんでん返しもなさそうな流れだったので後半はさささっと流し読みになってしまった。
2023年2月22日
- 文豪たちが書いた怪談
- 彩図社文芸部
- 彩図社 / 2020年7月20日発売
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ちょいグロからthe怪談までいろいろあった。
でも「怪談か?」というものもあり。
秀逸だったのはやはり小酒井不木の死体蝋燭(江戸川乱歩の人間椅子のような感じ)。
あとはさすがの乱歩先生。
グロ耐性があれば海野十三もいけるかと。小川未明はさすが。名作小泉八雲の耳なし芳一が入っていたのは良かったかな。
あとはよくわからなかったので流し読み。
2023年2月18日