いくつになっても、旅する人は美しい (だいわ文庫 D 186-3)

著者 :
  • 大和書房
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479307181

感想・レビュー・書評

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  • 桐島洋子さんの本、初めて読んだけどなんてピーンと一本スジの通った素敵な方なんだ!
    誰でも真似できる生き方ではないけれど、そのエッセンスを少しでも取り入れられたら自分はもう少し自由になれる気がする。
    あ〜旅行したいなぁ。

  • 旅の行き帰りに読んだけれど霧島洋子さん、とっても魅力的なカッコいい女性でした。また行きたいところたくさん増えたなあ

    place

    ・ベトナム ベトコンの地下要塞クチ・トンネル
    ・イギリス グラストンベリー トールの丘
    /南西端 コーンウォール半島 英国のリビエラ/ミナックシアター
    ・アメリカーカナダ ピースアーチ
    /カリフォルニア州マウント・シャスタ
    ・南米ペルー首都リマ 天野博物館
    ・香港 大排檔(だいぱいどん)
    麺だけ→魚蛋(つみれ)→臭豆腐の揚げ出し→海鮮料理の専門店(福臨門) 
    ・ポルトガル「ここに地終わり海が始まる」ロカ岬

    乗り物というのは目的地に到着するだけでモトをとれるわけだから、移動中の自由時間は丸儲けだし、その上景色や道連れやお弁当まで楽しめる

    箱根登山鉄道「スイッチバック」
    「天下の険」を征服する運転には、大自然に挑んだ開拓者の英知

    自然と文化の両立は容易ではなく、どちらかを欲張りたければ、もう一方は多少我慢しなければならないのが世の習いなのだ

    不明を恥じる
    ・箱根
    ポーラ美術館 内外の有名画家一網打尽
    箱根美術館 侘び茶の美意識に徹した
    箱根ラリック美術館 鮮やかな個性が冴え渡る
    天山湯治郷「羽衣」 逗留湯治を標榜する
    ・姥子温泉 夏目漱石「秀明館」
    ・由布院 御三家
    玉の湯/亀の井別荘/無量塔

    身体の構造と機能の完璧さ、精妙さに、感嘆と畏敬の念を深める

    ・愛知県 湯谷温泉 
    ・大阪県 中之島 パリ右岸/淀川 セーヌ川
    19世紀末 爛熟したベル・エポックのパリ
    「阿部野適塾」井上正康教授 パリ左岸カルチェラタン 緒方洪庵「適塾」
    「飛田新地」「鯛よし百番」遊郭総本山
    ・奈良県「奈良親子レスパイトハウス」/宇陀の又兵衛桜
    ・飛騨の位山
    ・セドナのベル・ロック
    ・高松の金刀比羅宮
    ・谷川岳
    蟄居中 ちっきょちゅう

    島で文明のクレンジングの一節
    うんうん

    「生」と「死」の間に割りこんだ「病」や「老」がどんどん膨張して〜死は端っこに押しやられたばかりか、まるで存在しないものかのように無視されるようになった
    死はあらかじめ生のシステムに組み込まれた必要不可欠な存在であり、死があってこそ人生が輝き、凛然と完結するのだ。だから死を無視したり敵視したりするのではなく、日頃から敵意や親愛の情を持ってお付き合いしたいものだと思う。
    ←ハリーポッターシリウスの死幕

  • 桐島洋子さんは、自分の人生に対して非常に肯定的にYESといい、ソースでいうところのワクワクする人生だけを徹底的に生きてきた人だと感じた。

  • 久々に旅系の本が読みたくなり購入した。
    桐島洋子さんは作家なだけあって、文章の表現が豊かで読んでいて美しいと感じた。1つの国やテーマで見開き2ページ未満なので、少しの時間しかなくても読み進めやすい。
    その国に行ったことがないと、旅先の情景を想像することが難しいかもしれないが、その国に興味を持つきっかけにはなるかもしれない。

  • 何て常識にとらわれない、アクティブな人なんだろう。
    好奇心の塊。破天荒。

    若いころからの経験、考えが経年により熟成されて、そして現在の桐島洋子さんが居るのだと思う。

    骨折しても、まだたくさん出歩く。どんなに遠地であろうと、お気に入りの地へ足を運び、見たいものを見て、過ごしたいところで過ごし、食べたいものを食べ、会いたい人に会う。

    3人の子どもの出産、未婚の母になった話からしてぶっ飛んでいて、何だかもう、すごい、としか言いようがない。

    その中にも品が漂っているような気がするのは、やはり育ちなのか。

  • 箱根からケニアまで! ああ旅に行きたい。そのためにチャーンとしっかり足腰を鍛えつづけよう!

  • アイルランドにて

  • リズムも深みもある表現力に脱帽。
    旅してる気分になれるのはもちろん、桐島洋子氏の生い立ちや考え方も刺激的です。

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著者プロフィール

桐島洋子(きりしま・ようこ)
1937年東京生まれ。文藝春秋に9年間勤務の後、フリーのジャーナリストとして海外各地を放浪。70年に処女作『渚と澪と舵』で作家デビュー。72年『淋しいアメリカ人』で第3回大宅壮一ノンフィクション賞受賞。以来メディアの第一線で活躍するいっぽうで独身のまま三人の子どもを育てる。娘のかれん(モデル)、ノエル(エッセイスト)、息子のローランド(カメラマン)はそれぞれのジャンルで活躍中である。子育てを卒業した50代から林住期(人生の収穫の秋)を宣言してカナダのバンクーバーに家を持ち、1年の3分の1はバンクーバーでの暮しを楽しんでいる。また70代からは自宅で私塾の森羅塾を主宰している。『いつでも今日が人生の始まり』(大和書房)、『残り時間には福がある』(海竜社)、『骨董物語』(講談社)、『バンクーバーに恋をする』(角川SSコミュニケーションズ)、『わたしが家族について語るなら』(ポプラ社)、『聡明な女たちへ』『50歳からのこだわらない生き方』(大和書房)など著書多数。
公式サイト http://www.yoko-kirishima.net


「2022年 『ほんとうに70代は面白い』 で使われていた紹介文から引用しています。」

桐島洋子の作品

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