定時帰宅。~「働きやすさ」を自分でつくる仕事術~

著者 :
  • 大和書房
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感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479794509

感想・レビュー・書評

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  • 日本企業の「社畜」文化は、組織やチームに「帰属すること」が好きという日本人の習性も原因の一つ。また、不文律的な「連帯責任」の考え方は職場の「空気」の正体。一人だけラクして許されるものかとお互いに監視する。。

  • 前作に比べ、どのように定時帰宅をするか実践論が書かれているため参考になった。
    確かにできる人に見せるって割と大事。できない人ってレッテルを貼られると確かに時間はできるけど暇を持て余す日々でただのむだ。
    そうならないためにもできる人材に見せることは必要だとは思う。

    会議はゴールを設けてダラダラしない。
    事務仕事にもゴールを設ける。
    定時で帰ることを当たり前にする。

    社内政治で上にのし上がった所で狭き世界。もっと外の世界で実績あげたほうがいいんでない?って箇所を読んでそうだよなぁ。って思ってしまう自分は社畜に片足突っ込んでいるから気を受けよう。
    努力、忍耐、我慢と成長はイコールじゃない。そうじゃない成長の仕方について書いてある本ないかな。

  • 141111

  • 特に若い人にお勧めしたい本。
    日本の一部上場企業から中小企業など、実は
    ・平日は残業たくさん
    ・平日できるだけ徹夜
    ・土日祝日には臨時出勤
    ・飲み会は必ず参加し二次会・三次会も出る
    ・上司の指示はどんなことでも素直に従う
    をする人が出世している。(もちろん例外もある)
    心身は辛いが実は脳みそは楽チンなのでこうなる。
    頑張っている自分にも酔えるし、忙しさの中へ逃避も出来るので、思考停止の社畜になりやすい。
    思考停止の社畜が上司は部下にも同じことを求める。
    一部上場企業でも官公庁でも本当に勉強していない役職者は多い。
    多くの人が社畜になり、40〜50歳を過ぎたり定年になって、やっと自分の人生には何も無いことに気づく。
    これらの人と会話しても中身がカスカスなので内容がつまらないから分かる。
    (ご参考)
    仕事が本当に好きで楽しく、自分の人生を生きていて幸せ!自分の人生の方向と合っている。という気持ちなら話しは別。
    そうなら心身の限界まで数年はガッチリ働くのは素晴らしい経験。
     
    なので、そうならないように気をつけるため、若い人には読んで欲しい。
    この本でなくても吉越浩一郎さん小室淑恵さん勝間和代さん佐々木常夫さん佐々木かをりさん、品がないけど小玉歩さんの本は参考になる。
    で、早く帰ったら遊んでないで自分のために投資をすること。
    勉強する、恋をする、企業の準備をする、資産のため投資をする、旅行をする、読者をする、愛する人のために時間を割く、…

    若者の皆さん、楽しく頑張って。
    日本を宜しくお願いします。

    <メモ>
    著者は若いのにここまで分かっている。
    東大卒で頭が良いせいか、章立ても体系立ててありロジカル。
    受験勉強も大切だ。

  • まあむしろ仕事が少ないくらいなもんなのだが、絶望的に昭和の人間が多いので、自分の人生をきちんとコントロールするために。地に足ついた具体的な処世術中心で実用的。ただし、買わなくても良さそう。

  • 読みながらホントくすっと笑える本です。メール返信、実践してみます。

  • できるように見える人になる
    ・他人からどう見えるか
    ・メールを早く返信する
    ・会議のゴール、目的は?と発言する
    ・締め切りに余裕をもって提出する、たまに
    ・人に振る。上司には相談する。
    ◉他人の人生を生きる

  • どうしたら仕事が出来るようになるかでなく、仕事が出来ると周りから思われるようになるにはどうすればいいのかという発想は新鮮だった。人間関係についても、社内の人間とどう上手くやるかより、いかに上手く切り捨ててコントロールするかという視点からの話は今まで読んだことがなかった。

  • 現在どブラックな職場で働く自分はもちろん、働く多くの人がどこか共感できる内容だと思う。実際に行動できるかは難しいが行動しないといつまでたっても変わらない。努力も大切だが自分の生活が充実していない人に生活を豊かにする良い建築はつくれないと思う。

  • 立ち読みのみ。よって評価なし。以下メモ的なもの
    〇目新しい点
    ・仕事は無限に沸くものと定義している点
    ・制度として業務分掌が整っていないことに言及している点
    ・「仕事ができる」人を目指さないスタンス
    ・残業が起こる原因を5つ(結束、思考停止、無趣味、責任感、強制)示している点
    〇残念な点
    ・業務分掌ができていない→仕事が無限に沸く→「仕事が終わらない」のはしょうがないから切り上げることを重視しよう→切り上げてもやってけるような処世術を身に付けよう。という論理構成は面白いが、片手落ち感が否めない。業務分掌を見直そうというアプローチを敢えて切っている点の理由は不明瞭な感じ。結局は日本の企業組織が嫌いなのか。という印象で、残念。
    ・「成長」を全面に出すビジネス書は嫌いと語っているが、空いた時間を「自己投資」に充てようぜ!みたいな空気を出しているところがある。「自己投資」は「成長」とほぼ同義だし、その辺のケレン味は十把一絡げのビジネス書と言って良く、平凡。
    〇留意点
    ・著者は結局定時帰宅出来てた訳ではないらしい
    ・処世術の細かい内容は見ていない

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著者プロフィール

ブロガー。1985年生まれ。東京大学工学部卒業。東京大学大学院工学系研究科修士課程修了。大学院在学中、就職するのが嫌でWebサービスの開発をはじめ、それがきっかけとなって起業をするが、あえなく失敗。結局、嫌で嫌で仕方がなかった就職をすることになる。経営者と従業員の両方を経験したことで日本の労働の矛盾に気づき、「脱社畜ブログ」を開設。ブログはたちまち月間約50万PVの有名ブログになり、現在も日本人の働き方に関する意見を発信し続けている。著書に『脱社畜の働き方』(技術評論社)がある。

「2020年 『はい。作り笑顔ですが、これでも精一杯仕事しています。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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