タイムマネジメント大全~24時間すべてを自分のために使う

著者 :
  • 大和書房
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感想 : 50
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479797401

作品紹介・あらすじ

「自分の時間」を1日18時間とれる! 
古今東西の時間管理術からエビデンスベースで「絶対に効くもの」だけを集めたベスト本!
時間の使い方を可視化し、一日をデザインし、
「やりたいこと」を探す時間をつくり、仕事は徹底効率化!

感想・レビュー・書評

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  • 時間を可視化する、デザインする、縮める、脳を効率よく使う、集中力という5つの章で時間を自分のために使う。
    こうやって見ると意外にやってることが多い。
    やってみようと思うのは、朝のルーティンとエクササイズ(早起きはいいとして寒いのはなぁ)とカフェイン抑制とリセット散歩。
    できなかったのはポモドーロ、やり始めると休憩時間になっても止められなかった。。
    52冊目読了。

  • 24時間をすべて自分のために使うためのアイデアが満載の良書。
    何個か取り入れたて、自分時間を充実させようと思う。

  • 池田貴将さんの「タイムマネジメント大全」読みました。体調を崩しやすい私は従来のスケジュール通りにタスクをこなせないという課題があったので、タイムマネジメントに興味を持って読み始めました。この本に書かれている通り自分の24時間の使い方を計算してみたら、無駄な時間の多さに驚きました。私たちはついつい時間を生産的なものではなく娯楽や息抜きで「消費」してしまいがちですが、「プライベート時間をあと何時間増やせるか?」を考えることで、生活に対する満足度を現状の5.9/10という数値(OECD
    平均は6.5/10)を変えていくことができるとしています。そのためにはNETFLIXやYouTubeなどの動画視聴やSNS、ゲームなど受動的に過ごす時間を1日に1時間以内に止めるべきと著者は指摘しています。
    「時間の使い方を自分で決める」という章では、モチベーションを上げるためにはどのように目標設定すればいいかが説明されています。そこではスモールステップで小さな成功体験を積むことが大切とされていますが、「報酬」に気をつけなければ逆にモチベーションが低下することも実験で分かっています。「報酬をもらうために労働する」のではなく、「自分の目標達成のために労働する」ことが必要であるという筆者の意見にとても共感しました。私の現在の仕事は業務委託なので正社員のボーナスのような予め決められた報酬は存在しません。しかし、自分の頑張り次第で思いがけない時に報酬が上がることがあるので「お金のために努力する」のではなく、「自身のスキルアップのために努力した結果、報酬をもらえる」と認識することの大切さをこの本で改めて学びました。
    第2章の「時間をデザインする」では限りある自分の24時間をどう使うべきかのレクチャーが紹介されています。そこではスキルの習得の必要性や1日の予定を5種類に区切る方法などが挙げられていますが、ジュリア・キャメロン著書の「ずっとやりたかったことをやりなさい。」で推奨されている「アーティスト・デート」も紹介されていました。アーティスト・デートを自分の予定に組み込んだ上で、今度は「1週間の行動目標を立てる」というステップに進みます。大切なのは負荷をかけすぎないこと。行動目標は適切な高さのハードルにして1週間単位で決めることが重要としています。そして週末は「リフレッシュ予定」と「インプット予定」を入れること。週末の朝にウィークリー・レビューで振り返って自分のパターンを理解します。そうした「日常のスケジュール」と「未来思考のプランニング」という2種類の逆算プランを考えることで自分の理想とする未来に近づくことができます。
    第3章では多くのプライベート時間を確保するために「時間を縮める」メソッドが紹介されています。具体的には「悩んでいる時間」「探し物をしている時間」「後悔している時間」などの無駄な時間をカットすることです。また、集中力を上げるためにも気が散らない環境を作らなければなりません。その上で仕事のゲーミフィケーション、To-Doリストの作成、1日の段取りノートと組み合わせると行動力を科学的にアップさせることができます。
    第4章では「脳を効率よく使う」ことに焦点を当てています。人間の意志力には限りがあり、それは①思考のコントロール、②感情のコントロール、③衝動のコントロール、④パフォーマンスコントロールをするたびに消費され、意志力が消費されてしまうと誘惑に負けたり、感情的になったりしやすくなります。脳のパフォーマンスを維持するためには選択肢を減らし、ルーティーンを決めておくと脳のエネルギーをセーブできるようになります。1日の始まりには脳をブーストしてやる気をアップさせるために朝のエクササイズを、寝る前の時間は読書や入浴などで翌朝のコンディションにつながるよう良質な睡眠を取るためのルーティーンを行います。脳を効率よく使うためには食事と運動、そして睡眠に気をつけなければなりません。その他にもカフェインを14時以降取らないようにしたり、昼寝で午後のダラダラを阻止することも有効です。
    第5章では「集中力で時間の密度を上げる」方法が紹介されています。自分の今までの1時間を3時間以上に匹敵させるようにするためには脳の仕組みを知ることが大切です。脳は一度に1つのことしか考えられないため、深い集中をするためにも人の要求を優先しすぎないことが重要と著者は指摘しています。絶えず鳴っているスマホの通知をオフにしたり、SNSと距離を置くことも有効です。この本に従って実際に時間を区切ってタスクに取り組んでみたところ、ほとんどのタスクは15分以内に完了させることができ、また、タスクとタスクの間に小休憩を挟むことによって早く次のタスクに取り組みたくなったのでとても驚きました。この他にも集中力を高めるための施策として著者は「深呼吸で酸素を取り込む」ことや「午後のリセット散歩で脳をまわす」ことを挙げています。最後に、集中力の最高到達点である「フロー状態をつくりだす」ことこそが時間の密度を上げる1番の近道であると言えるでしょう。究極の集中は疲れや空腹などの身体的な感覚やお金や健康についてずっとあったはずの不安も消え、時間の感覚も消失します。フロー状態を生み出すにはやや困難なことにチャレンジし、高度なスキルを使うことが要件とされています。自分が成長し続けることで手に入れられる快感なので、究極の集中を自分で操れるようなチャレンジをし続けることが大切です。

  • 1ヶ月に1回読み直したいくらい良書。

  • プライベート時間を一日5時間つくる。
    朝時間をサンクチュアリにする。
    スヌーズを使わず、ホルモンで起きる。
    15分タスクリストを作る。

    ランダムな報酬は、後を引く。ネットサーフィンやyoutubeも同じ原理。
    ビールの代わりに炭酸水。疲れた、がビールの引き金。
    行動を置き換える。
    まとまった時間を作る。

    8時までは朝のルーティン。
    13時まではアウトプットをする時間。
    17時までは、作業時間。
    以降はプライベート。
    週末に翌週のゴールを決める。
    週末の予定は、水曜日までに決める。
    週末の予定は事前に予約を入れる。ダラダラしないため。

    いつかやりたいことリストを作る。料理、映画、生きたいところ、ランチ、など。

    週末の朝はウィークリービュー。今週は何ができたか、来週の行動目標。
    日常のスケジュールのほかに未来志向のプランを立てる。人生を追われているだけ、にしない。

    思考は環境の影響を受けている=環境を変えれば思考が変わる。
    時間をかけてもいい選択はできない。
    制約があるときのほうが、発想が出る。

    何を食べるか、は5秒で決める。即決のトレーニング。

    半年使わないものは処分する。
    本はデータ化する。BOOKSCANに送って、PDF化。

    見えるところに物を置かない。机の上はものをなくす。全画面モードで。
    ツァイガルニク効果=完結していないものに興味を持つ効果。
    面倒だと思うことも、実際には時間はとられない。
    締め切りをつくる。
    スマホは、視界にはいるだけで気を散らす。
    タイマーを使う。
    終了時間を見積もる。
    「FTD」リスト=私の愚かな行為を作って反省する。

    考える作業と体を動かす作業は相性がいい。ながら作業をしても効率は落ちない。

    とにかく一歩目を踏み出す。いつどこでやるか、を決めておく。
    象と象使い=意識は象使い、無意識は象。手順が分からないと象は動かない。

    現実的な苦労と対策をイメージしないと、目標達成できない。
    残業はやめて早起きする。
    その日の気分とは、刺激に対する脳の反応。

    起きられないのは、脳のホルモンのせい。5分後にはホルモンが出て起きられる、と考える。
    寝るときは感謝しながら。

    1時間ごとに心拍を上げる。
    トイレに行ったらスクワット20回。
    昼寝で一日が2日分になる。

    目覚めですぐはコーヒーを飲まない。3時間くらいたってから。白湯を飲む。
    寝るときは、ルーティンを決める。風呂、歯磨き、次の日の用意、水の用意、など。

    いらないアプリを消す。
    ポモロードテクニック。
    ただ歩く。今を感じる。疲れたら歩き回る。




    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    アプリで何に時間をつかっているか計測する=TOGGLTRACK。
    習慣とは何かがトリガーとなっておきるもの。悪い習慣は、トリガーを取り除くか、代替する。
    週末に来週のゴールを設定する。=来週は~をする、という決意。
    強い意思を発揮するのは疲れる。
    リフレッシュ予定=リフレッシュのための行動は事前に予約してしまう。
    インプット予定も予約する。
    グレイテストショーマンのThisismeという曲のオーディション映像。youtube。

    本は紙で読んだら電子化する。毎月30冊ほど。BOOKSCANというサービスを使う。毎月1万円で50冊まで。

    スマートフォンは触らなくてもあるだけで気が散る。
    事前に場所とスケジュール、方法などを決めておく。
    帰る時間を決めておく。

    能力を証明するためではなく、能力を向上するため、と考えると粘り強くなる。
    朝起きられない理由は、脳内ホルモンの問題。起きれば目が覚める=エクササイズしたからやる気が出る。行動が先。
    朝かつのグループを作る。
    成田のヒルトンホテルでは、朝5時半~6時にジムが混む。8時には誰もいない。
    1時間ごとに心拍を上げる=運動によって柔軟性が増す。
    トイレに行くたびに、スクワットを20回行う。
    7時間以上寝る。
    Focustodoというアプリ。25分で音が鳴る。
    ランチを取った後10分程度歩く。歩行瞑想。

  • タイムマネジメント大全~24時間すべてを自分のために使う
    著:池田 貴将

    タイムマネジメントとは、「未来をデザインする」こと。
    時間の使い方を変えることは、生き方を変えることであり、本気で人生を変えたいと思ったら、まずは時間の使い方を変えなければいけない。

    本書は、心理学、生理学、神経科学、行動経済学など、世界中の論文や研究から選び抜かれた、幸福度を上げる「科学的根拠のあるアイデア」だけが集められて紹介されている。

    構成は以下の5章から成る。
    ①時間を可視化する
    ②時間をデザインする
    ③時間を縮める
    ④脳を効率よく使う
    ⑤集中力で時間の密度を上げる

    タイムマネジメントの心構えや前提から具体的な対処法迄が体系的に説明された基本から応用までがシンプルに記された一冊。

    タイムマネジメントについては、置かれた環境や置くゴールによって向き合い方も異なる。どこに幸せを置くのか。どこに幸せを置くべきなのかは、時代によっても変わる。

    コロナ禍においてはその幸せの置き場所を再度各個人が見直す良い機会でもある。しかし、ヒトは変化を恐れ嫌う。人生を送る中でタイムマネジメントはその根幹となる。

    常に見直し、改善する。時にはリセットして向き合う必要も出てくる。基本に忠実で根拠もしっかりした本書はそんな転機に持ってこいである。

  • アーティスト・デートは取り入れたい。

  • 一日1%ずつカイゼンすることで365日後には福利で生産性が37.8倍になっている。ちなみに24時間の1%はおよそ10分。一日のどこか10分を、より良い習慣にカイゼンすることを習慣にしたいところ。

    まぁ、実際にはひとつの習慣を努力なしできるよう定着させるのに60日ちょっとかかるという論文もある(もちろんデザインの仕方によってはもっと少ない日数にもその逆にもなる)ので毎日10分のカイゼンを階段のように登り続けることは無理があるが、生活に取り入れたいif-then_planningがてんこ盛りだ。数ヶ月に一回程度、この手の本を読んで小技を貯めて、ひとつずつ試して定着を図ろうと思う。

    補足:習慣のデザインについては読書猿さんの「行動デザインシート( https://x.gd/ma4Zh )」がオススメ。これくらい丁寧に考え、テストし、修正を繰り返した先に理想的な習慣が身につく。

  • ルーティンをつくる上でとても参考になった。時間は自分でつくらないといけないと考えさせられる本だった。

  • いろんな自己啓発本からの要素を集めた文字通り「大全」。まずこれを読んで、興味がある方法を参考資料に遡って読んでみたらよい。「同じ娯楽の時間であっても、目的意識のないまま過ぎてしまう受動的な時間は、能動的に楽しもうとする時間に比べて幸福感が下がるとわかっています」「理想の1日、1週間の過ごし方を想像してみる」「常に自分の設定した目標を追いかけることを忘れてはいけないし、逆に会社から認められなくても、自分の目標達成には関係ない、と受け止めることが必要なのです」

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著者プロフィール

株式会社オープンプラットフォーム代表取締役。早稲田大学商学部卒業後、起業。在学中からモチベーション心理学とリーダーシップを学ぶために渡米。最新の自己と組織の変革メソッドを伝える実践的なセミナーを行い続けている。毎回満席になる講座は、企業経営者・幹部、起業家、ベストセラー作家を輩出している。100名の業界トップリーダーを育成することをミッションに活動している。著書に、今回文庫化された『未来記憶』(小社)のほか、『タイムマネジメント大全――24時間すべてを自分のために使う』『覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰』(ともにサンクチュアリ出版)などがある。

「2023年 『DOIT!「すぐやる人」に変わる未来記憶思考法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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