民主主義のつくり方 (筑摩選書)

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  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480015839

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  • プラグマティズムの思想は興味深い。しかし、経験、あるいは習慣を重視することで既存の体制を強化する傾向、危険性があるのではないか、と感じる。「経験」の定義には賛同しますが、それはどのようにして可能なのか、もっと言及してほしかった。さらに言えばコミュニティへの期待は制度への不信と表裏一体になっている。制度をどう修正するかも含めて考察するのが政治哲学ではないのか。

  • 自分たちの力で、自分たちの社会を変えていくことが民主主義の本質のはずである。
    知識とはそもそも一個人の推論に根拠を持つものではない。むしろ、つねに知識は社会的なものでしかありえない。人々の推敲がぶつかり、修正しあう中で、知識は生まれてくる。知識とはつねに社会的なものであり、習慣とは社会的信念が結晶化したものである。

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著者プロフィール

東京大学社会科学研究所教授

「2023年 『法と哲学 第9号』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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