夏目漱石全集 8 こころ (ちくま文庫 な 1-12)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (590ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480021687

感想・レビュー・書評

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  • 「こころ」読了。
    好きな人を奪って、親友を死に追いやってしまった罪悪感を抱えながら生きている先生。
    しかし、好きな人と一緒になってもならなくても後悔するのならば、好きな人と一緒になって後悔する方が良いはず。
    先生の選択は間違って無かったと思うのだけれど、だったら最後まで奥さんを愛してあげなくてはいけなかった。Kの分まで…

  • 2017/3/29読了。
    収録作品中の、「こころ」を読んだ。
    これまで漱石を読んだことが無かったが、ちょっとしたきっかけで、試しに読んでみた。全く予備知識無しで。
    大学生二人が寄宿先のお嬢さんに恋をして、結局二人とも自殺してしまう、というのが、上、中、下、三編に分けられた内の下編の内容だが前二篇は、前置き、と感じた。
    正直、冗長的で退屈した。知らない作家だったら途中で止めてたなぁ。

  • 現在「こころ」まで読了。
    「道草」は未読。


    初めて夏目漱石の作品を読んだけど、凄く読みごたえのある作品だと思う。さすが文豪。書く事が違う。


    全体を通して、何度か吟味して理解しないとこの作品の本質は見えないと思う。
    けれど、一度読んだだけの率直な感想を述べると、リアルだった。
    まるで他人事のように淡々と書き連ねる先生を変な人と称したい。
    ちなみに、そんな変な人を先生と読んだ私も、変な人だ。

  • 「こころ」「道草」収録。「道草」が大好きです。是非読んでいただきたい。

  • 人の嫌な部分とかも隠さず書いてて、すごい。文章力にただただ引きづられて読みきったという感じです。

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著者プロフィール

1867(慶応3)年、江戸牛込馬場下(現在の新宿区喜久井町)にて誕生。帝国大学英文科卒。松山中学、五高等で英語を教え、英国に留学。帰国後、一高、東大で教鞭をとる。1905(明治38)年、『吾輩は猫である』を発表。翌年、『坊っちゃん』『草枕』など次々と話題作を発表。1907年、新聞社に入社して創作に専念。『三四郎』『それから』『行人』『こころ』等、日本文学史に輝く数々の傑作を著した。最後の大作『明暗』執筆中に胃潰瘍が悪化し永眠。享年50。

「2021年 『夏目漱石大活字本シリーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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