落語百選 (春) (ちくま文庫 こ 5-11)

制作 : 麻生 芳伸 
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 368
感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (377ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480034519

感想・レビュー・書評

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  • 季節が春の落語をたっぷり収録したちくま文庫。
    大工調べ、面白いなぁ。
    花見の話が楽しいですね。
    その中でもあたま山、発想がやばい。

  • ○目次
    まえがき
    猫久/たらちね/湯屋番/浮世床/長屋の花見
    三人旅/三方一両損/饅頭こわい/粗忽の使者
    明烏/王子の狐/猫の皿/蟇の油/〆込み
    花見酒/崇徳院/大工調べ/四段目/付き馬
    松山鏡/豊竹屋/一つ穴/こんにゃく問答
    百年目/あたま山
    解説 落語が指さす道  鶴見俊輔

    本書では、「たらちね」や「大工調べ」、「崇徳院」、「付き馬」。「明烏」、「こんにゃく問答」など名作が数多く収録されている。
    「三方一両損」の大岡裁きや江戸時代の滑稽本「浮世床」からの種などバラエティ豊かな作品が軒を連ねる。

  • 春には春の噺がある、上方版もあれば良い

  • 落語初心者なので、こういう本で押さえておくべき作品を知りつつ、youtubeなどで聴いてみている。話芸なので活字化されたものは別物と捉えるべきだろうが、基本形を知った上で表現の違いを味わうには良い資料だと思う。

    収録されているのは、猫久、たらちね、湯屋番、浮世床、長屋の花見、三人旅、三方一両損、饅頭こわい、粗忽の使者、明烏、王子の狐、猫の皿、蟇の油、〆込み、花見酒、崇徳院、大工調べ、四段目、付き馬、松山鏡、豊竹屋、一つ穴、こんにゃく問答、百年目、あたま山。

    私のお気に入りは、猫の皿、崇徳院、こんにゃく問答。百年目のサゲも好き。

  • 落語スタンダード。解説も至極さっぱりしている。筋や背景を分かった上で、落語を聞きにいけば、それぞれの味付けをより楽しめるような気がする?

    猫久、たらちね、湯屋番、浮世床、長屋の花見、三人旅、三方一両損、饅頭こわい、粗忽の使者、明烏、王子の狐、猫の皿、蟇の油、〆込み、花見酒、崇徳院、大工調べ、四段目、付き馬、松山鏡、豊竹屋、一つ穴、こんにゃく問答、百年目、あたま山

  • 普段音で聞いている落語を改めて文章で読むとふわふわ~っとなんとなくで理解していたものが明確になるような感じがしました。それに読んでても、聞こえる。噺家さんのなめらかな声が聞こえるようでした。
    解説の文章も好き。百年目はいいなぁ。

  • 手に取って、秋冬より薄いことにびっくり。落語って花見を題材にしたもの結構あるから、分厚くなってるかと思ってた…。
    小学生の頃児童向けのハードカバーで読んだ懐かしい落語が続々。もうオチにも慣れたような話でも掛け合いに笑えるのは、活字でも小気味いい落語の強みなんだろうなあ。落とし噺だけあって、オチが大概ちゃんとあるし人情も業も意地も欲も見える。それが作り物でも荒唐無稽でも、作られた当時の世界やものの見方が透けて見えるのはとても面白い。それがないのが、無くて味わうもんが小説だってえ物言いもあるけど、それなら私は落語が好きだわと思っちゃうね。ふん…(笑)。

    夏にも期待!

  • 古今東西、語り伝えられてきた古典落語が100話が収録。
    春・夏・秋・冬、それぞれの巻に25話ずつの計100話。

    寄席で生の落語を聞くのが一番だけど、なかなかその機会がない人にはお薦め。
    本書シリーズ4巻で、話の流れや内容を事前に知っておけば、生で落語を聞く際、同じ演目でも落語家によって、その話方に話運び、オチの付け方などの違いが分かって、より一層落語が愉しめるはず。

  • 超絶期待していた分、普通だった。
    やっぱ落語はしゃべってなんぼか?

    物語には、オチが大切で、落語の場合、サゲがしっかりしてるので、どの話も面白く読めるのが魅力。

    あと夏秋冬とあるけど、冬が面白そう。
    ま、のんびり読みすすめるとする。

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