カレーなる物語 (ちくまプリマーブックス 63)

著者 :
  • 筑摩書房
3.86
  • (3)
  • (0)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 18
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480041630

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 日本におけるカレーを中心にしながらもグローバルに研究している一冊。
    専門的且つ非常に読みやすい、良書と言えます。
    カレー日本史から始まり、源流を辿り、成分を分析し、世界各地の香辛料事情を研究しています。
    本書を読了すればカレーマニアを自負しても問題無いほどに洗練された内容と情報量です。
    ところで読了した司書の立場から本書を取り上げると、資料の分類が国立国会図書館では596(食品. 料理)、他自治体の図書館では617(工芸作物)等であったりとまちまちであることに関心を持ちました。
    私は383(衣食住の習俗)だと考えますが、うーむ…こういった資料を見つけると悩まされますし勉強になります。

    • 探耽(たんたん)さん
      mariさん
      おはようございます。
      いつもレビューをご覧頂き、ありがとうございます。

      本を図書館に受け入れる際に、一番始めに受け入れた全国...
      mariさん
      おはようございます。
      いつもレビューをご覧頂き、ありがとうございます。

      本を図書館に受け入れる際に、一番始めに受け入れた全国の他図書館があればそこでの分類を基本にする決まりがあります。
      そしてほとんどは国会図書館がそれに当たるのですが、国会図書館の司書が全ての資料を読み通しているわけではないので、読了してみると内容と分類に違いがあるな…ということが起きるのですよね。
      思いっきりな宇宙人の本が天文学にされていたりと笑える発見もありますので、ちょっと面白いですよね。
      2021/11/10
全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

1932年、東京都生まれ。東京大学農学部農芸化学科を卒業。66年から84年までフィリピンに住み、熱帯の食用植物の調査に従事。2001年、大同生命地域研究特別賞受賞。著書に『香辛料の民族学――カレーの木とワサビの木』(中公新書)、『カレーなる物語』(ちくまプリマーブックス)、『からだにやさしい野菜物語』(幻冬舎文庫)ほか多数。

「2018年 『マメな豆の話 世界の豆食文化をたずねて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

吉田よし子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×