大学生の論文執筆法 (ちくま新書 600)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 67
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480063106

感想・レビュー・書評

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  • レポート書けん!と大学三年目にしてわめきだした私に父から差し入れ。実際、形式に関してのヘルプページは少ないので「引用?」状態の人にとっては肩透かし、かも。形式くらい知ってるわと自負する私にとっては、新たな考え方に接することメインなのがうれしかった。筆者はたびたび自虐的な態度を見せたり、遊んでばっかの大学生は大学辞めてしまえなど歯に布着せぬ発言をかましたりと、とにかく面白かった。知的好奇心は満たされた!しかし進まぬレポーヨ…。

  • アカデミックスキルとかではなく、知的な文系学生向けのお説教本。こういうの好き。

  • 辛口だがためになる。

  • 大学生向けということで、ほかの石原千秋の
    本よりくだけた文調で読みやすい。
    でも内容は濃い。よく文章構成について考えさせられた。

    あいかわらず辛口。

  • 論文執筆法を理解することで、論文を書くことに自信を与えてくれる一冊。注釈の書き方や引用の仕方を具体的に教えてくれるので、とても参考になる。

  • 大学一年生の頃に読んでおきたかった!

    論文・レポートの書き方だけでなく、「大学生論」のようなものも書いている。

    石原千秋の攻撃的なスタイルが好き。

  • いわゆるハウツー本と思って借りてたけど、文体といい内容といい面白かった!
    著者は自分を「セミプロ」としてるけど、「プロ」としている上野千鶴子や高橋哲哉と渡り合っていけるような人になるような文章。
    この人はたぶん大学の「研究者」じゃなくて「先生」であって、こういう人の下で勉強できるワセダっていいところだと思う。
    特に文系の人には読んで損はしない本。
    大学一年のときに読めたら、もっと違う大学生活になってたと思う。

  • 斎藤孝さんの本くらいに個人的にはヒット。大学って待っても何もやってくれないから自分でやりたいことを見つけ出さきゃいけない。大学生活のHOW TO本でもあって大学1年の時読めたらもっと良かったかもしれない。とにかく、本をもっと読もう!

  • 論文練習の授業で紹介された一冊。前期レポートで点数を取るために読み始めたはずのにいつの間にかのめりこみ。面白いですこれ。石原さんの本は漱石関連で読みまくっていたのでなおさら。本好きでいいんだなとちょっと安心した<br><br>
    ちょっとずれるけれど、大学の授業がつまらないという意見に、「週に10コマ以上の授業がみんな興奮するほど面白かったら、君たちだって身が持たないだろう。」……確かに……!もう文句言わない(笑)

  • 単なるハウツー本ではない。文科系の学生に「大学の勉強で満足するな!学外で本を読まない奴は大学生ではない!」と喝を入れています。確かに、知的レベルが高校生程度のまま4年生になり、論文を書く羽目になる人はたくさんいそう…(自分も含めて)。「大学の偏差値は大学や社会での実力を保証するものではなく、可能性を示すものにすぎない。必死に勉強しない限り、可能性は開花しない。つまり、まともな学生にはなれない。」刺激になりますね。

著者プロフィール

1955年生。早稲田大学教授。著書に『漱石入門』(河出文庫)、『『こころ』で読みなおす漱石文学』(朝日文庫)、『夏目漱石『こころ』をどう読むか』(責任編集、河出書房新社)など。

「2016年 『漱石における〈文学の力〉とは』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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