- Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480066114
感想・レビュー・書評
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人生の中で勉強の教材として論語は扱ってきましたが、読み物として論語を読んだことがなかったので、本書でその導入を学べたらなと思い手に取りました。
齋藤先生の文章は何本か読みましたが、本書も非常に読みやすく、論語の構造や本筋について勉強することができました。
もう少し掘り下げた内容も学びたくなったので、また別の書物や原作を読もうと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
同じ「ちくま新書」から『論語』の現代語訳も出版している著者が、『論語』の魅力について語っている本です。
著者はこれまでも、多くの作家や思想家、偉人についての本を刊行していますが、「学ぶこと」をスタイル化したという意味では、著者の思想と孔子との相性はかなり良いのではないかと感じました。孔子とその弟子たちの師弟関係に関しても、教育学者としての著者の立場からユニークな解釈が示されています。 -
20150501論語の素読世代 明治の人
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論語の入門書としては最適の一冊と思う。現代語訳がわかりやすく、孔子や弟子たちの人物像や歴史的背景についての解説もとても親切。各章末の短いコラムもおもしろい。論語とプラトンの対話篇(ソクラテス)は、同じ対話形式の古典でありながら、どこが決定的に違うかを論じた箇所などが印象に残った。
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孔子と弟子達の人間像を浮かび上がらせた上で論語を紹介しようとする書だが、中途半端な印象が否めない。