食べ物のことはからだに訊け!: 健康情報にだまされるな (ちくま新書 1109)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 109
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480068170

感想・レビュー・書評

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  • 私は専門知識がないから判断が難しいと感じる物事がたくさんあるのですが、こういった中庸的で1つ1つの物事に対してどうかという考えを書いてくださる医者の方は稀有なので貴重です。
    結局「私はこう思う」とか「現在はこう考えられている」という物事が世の中にはたくさんあって、そんな中で人間も1人1人が違うから、自分の答えを自分で見つけていくしかないと考えているので、非常に参考になる本でした。

    自然免疫は天性の免疫能力。
    自然って言葉って広義な言葉で、認識の齟齬が生まれやすい言葉だと思う。
    私はなんなら人工的や科学的なものですら、人間たちが自然と作り上げたものだからある意味自然だと思ってる。

    無農薬野菜のような頭抜けた美味しさはないかもしれませんが、って無農薬野菜と農薬使った野菜って味の違いあるものなの?シンプルな疑問。

  • 今のところ、トンデモ本はいかにもそれらしい佇まいだから見れば分かる、と思ってるし、実際そういう本を手に取ることもない。でも、じゃあそれを放置しておいて良い訳ではなく、こういう理由でダメなんだ、って声を上げる姿勢は大切だと思う。だからこそ、そんな中にもマトモな本もあるし、徹頭徹尾トンデモじゃなくて、一部では至極全うな意見を述べられている、っていうことも分かってくるんだろう。それにしても、食べ物に限らずどんな分野でも、自分の完成を磨いておく、ってことは本当に大事ですね。ネットが一般に普及して、あらゆる情報がすぐに手に入る現代だからこそ、感性が鈍っていると、本当に自分に適したものを手にすることって、出来ないですよね。あらためて痛感です。気をつけなきゃ。

著者プロフィール

1971年、島根県生まれ。島根医科大学(現・島根大学医学部)卒業。神戸大学都市安全研究センター感染症リスクコミュニケーション分野および医学研究科微生物感染症学講座感染治療学分野教授。著書に『コロナと生きる』(朝日新書、内田樹との共著)、『新型コロナウイルスの真実』(ベスト新書)、『僕が「PCR」原理主義に反対する理由』(集英社インターナショナル新書)ほか多数。

「2022年 『撤退論 歴史のパラダイム転換にむけて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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