レポ-トの組み立て方 (ちくま学芸文庫 キ 1-1)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 1261
感想 : 79
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480081216

感想・レビュー・書評

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  • 話題の選定
    強い関心
    意見が述べられる
    予備知識は?
    長さにまとめられるか

    明快 明確 簡潔

    事実と意見の区別

  • 『理科系の作文技術』(中公新書)で知られる著者が、文科系のレポート作成の方法を解説している本です。

    とくに著者が強調しているのが、事実と意見を区別することの重要性です。また、「文章は明快・明確・簡潔に書け」というアドヴァイスにも、著者の理系的な発想に基づく有意義な工夫が語られていて、多くのことを学ぶことができたように思います。

  • 著者は「理科系の作文技術」という本を書いているが、その文系版といったところである。
    文系の私としてはより分かりやすくなってありがたかった。

    内容については「理科系の作文技術」とそれほど変わらないのだが、この本については以下の点が印象に残った。
    1 「文学作品でも、読み手の心に強く迫るのはいわゆる心情的な表現ではなくて、精選された事実の叙述である」という著者の考え
    2 ()・‐などの記号の使い方:分かりやすい文章を書くためには、このような記号は極めて有効であることを認識できた(今まで軽視していた)。
    3 著者は物理学者なのだが、そもそもこのような本は国語の領域の話であり、このような分かりやすい文書作成関係の本は国語家から出されるべきなのではないか(物理学者である著者がこのような文章作成に関する良い本を書いているのだから、国語家はもっとよい文章作成本を書いていてもよいと思うのだが、あまり見当たらない。国語家には頑張ってほしいという意味)。

  • ゼミの教材として購入。
    社会人を10年やった今でも文書作成にはこの本が基礎になっていると感じます。

  • 2015.12.27
    レポートのテーマ設定というテーマのレポート作成の参考文献として、ちくまライブラリー版を使用。かなりの人が読んでるらしくびっくり。話題から仮の主題へ、例を多用して解説していただいて役に立った。また機会があればちゃんと読みたい。

  • レポートの書き方についての本。
    自分としては、事実と意見の書き分けの部分が大変参考になった。レポートのみならず、発言をするときにも十分に気をつけたいと思う。

  • レポート作成に必須

  • 結論の章以外に意見を述べない
    事実の記述は例で示す

  • 7月新着

  • 高校の時の情報の先生にもらって役立った本の一つです。作者は理系の人ですが、書いてあることは文系中心の内容だ。

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著者プロフィール

一九一七年(大正六)、東京に生まれる。四一年、東京大学理学部物理学科卒業。名古屋大学助教授、学習院大学教授をへて、八一年から同学長。学習院大学名誉教授。専攻、物理学。応用物理学会会長、国際光学委員会副会長、言語技術研究会座長などを歴任。著書に『物理の散歩道』(ロゲルギスト名による共著、岩波書店)、『新物理の散歩道』(同共著、中央公論社)、『理科系の作文技術』(中公新書)、『物質の世界』(培風館)、『物理・山・ことば』(新樹社)、『レポートの組み立て方』(ちくま文庫)などがある。

「2018年 『まんがでわかる 理科系の作文技術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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