本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480082787
感想・レビュー・書評
-
西暦1世紀にローマで書かれたドイツ付近とイギリスの知識本。なかなか興味深いんだけど、ひたすらカタカナの固有名詞が出てきて付属の地図と対比しながら読むのはちょっと大変。アルファベットの方がましのような気もするけど、まああんまり変わらないか。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「ゲルマニア」というゲルマン民族の風俗や民族に関する概要をまとめた作品と、「アグリコラ」という岳父(妻の父)の伝記を一冊にまとめたもの。
風俗誌や伝記として史実を坦々と記すというよりもいきなり著者タキトゥス自身の政治的主張が表に出たりしがちな上、異本も多く解釈が分かれる箇所も多いようで、これを読むとカエサル「ガリア戦記」の平易な文章が賞賛されラテン語の教科書となったことが納得できる。
タキトゥス自身もカエサル「ガリア戦記」をよく引き合いに出すけど、必要な箇所はちゃんと引用されているのでこの本一冊でもとりあえず問題なく読める。が、先に解説つきの「ガリア戦記」を読んでおいたおかげで分かりやすかった。
全3件中 1 - 3件を表示