植物記 (ちくま学芸文庫 マ 29-2)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 171
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480091925

感想・レビュー・書評

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  • 日本植物学の父、牧野富太郎の随筆集。
    長生したこともあって、なんとなく温和で博識な長老、好々爺タイプをイメージしていたが、そうではなさそうだ。空気を読まず、上を立てず、言いたいことははっきり、ガンガン行くので、長老格には煙たがれ、ずいぶん喧嘩したらしい。自筆の随筆からでも読み取れる。そういう人だから一つの分野を切り開いたのだろうな。
    植物の形態、分類はもちろん、万葉集から中国古典、植物の利用方法(染料など)にわたる博覧強記。引き出しの多さ。どんだけ勉強、研究したんだろう。なんとなく南方熊楠を思い出した。

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB99121639

  • すごい情報量でした
    漢字の使い方をかなり間違っていることを知りました

  • 内容的には気になりましたけど、ちょっと読みにくくて、読み終わることができませんでした。
    牧野富太郎、やっぱり変人だなぁ。

  • 牧野氏の文章が軽快で面白く、植物に明るくない私でも楽しく読めました。本の素晴らしい所はこの様な、出会うことがない故人にもまるで会って話を聞いたかの様な体験が出来る事だと思いました。

  • 貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
    http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784480091925

  • やっぱり1943年(昭和18年)に初版された本でのある。いくら文庫化のために現代訳をしてあるとはいえ、読むのに一苦労でした。
    っと言う事で目次から気になるところしか読んでいません。
    自分が不甲斐ないばかりに・・・・・・

    (読んだところだけで言いますが)
    内容的には植物の意外な一面や未だに知る人の少ない竹の花などの話など興味深いものも多く。ちょと専門的過ぎてこまる部分もありましたが今でも知識としては古さを感じ得ませんでした。

    自分のレベルがもう少しあがったら再チャレンジしてみようと思います

  • 148年前の1862年5月22日

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著者プロフィール

1862年(文久2年)土佐国佐川村(現、高知県高岡郡佐川町)の裕福な商家と酒造業を営む家に生まれる。三歳で父を、五歳で母を失い、祖母に育てられる。幼少時から植物に強い関心を示し、小学校を2年で中退、好きな植物採取に熱中する。19歳の時、初めて上京し博覧会を見る一方、書籍や顕微鏡を購入する。22歳の時(明治17年)に再び上京し、帝国大学理科大学(現、東京大学理学部)植物学教室に出入りし、文献・資料等の使用を許可される。自ら創刊に関わった「植物学雑誌」に新種ヤマトグサを発表し、日本人として初めて新種に学名をつける。94年間の生涯で収集した標本は40万枚に及び、新種を初め1500種以上の植物に命名し、「日本植物分類学の父」と呼ばれる。

「2023年 『オリジナル普及版 牧野日本植物圖説集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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