数学文章作法 基礎編 (ちくま学芸文庫 ユ 4-1 Math&Science)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 73
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480095251

感想・レビュー・書評

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  • 主に数式を使った論文やレポートなどを書く人向けの本。ブログなどのライトな文章にはあまり向いてないかも。

    文中のところどころ数式が出てきて、文系数学アレルギーの私は一瞬「ウッ」となったが、説明が丁寧なのですんなりと読むことができた。

    とりあえず《読者のことを考える》という原則だけ押さえておけばオーケー。

  • 読者のことを考える
    ・読者の知識
    ・読者の意欲
    ・読者の目的

    接続詞・副詞・指示語はひらがなで

    とき・こと・ものもひらがなで

    列挙の順序を入れ替えてOK→ナカグロ「・」
    列挙の順序の入れ替えNG→カンマ「、」

    良い例は良い理解から生まれる。もしも良い例が作れないなら、自分の理解を疑え

  • 《読者のことを考える》この原則を常に念頭に置き文章を書くことの大切さが一冊を通じて語られている。まさに基礎、基本だなと痛感した。題材は数学(数式交じりの文章)だが、あらゆる文章に適用可能な内容である。

  • 数式を含む論文等を書く人の必読本

  • 読了。今年30冊目。
    数学にまつわる文章の書き方、考え方を説明しています。一貫して「読者のことを考えて書く」ことが強調されています。その点では、数学書に限定した話ではなく文章を書くこと全般に成り立つので物書きしたい人にはオススメの本です。

  • 「理科系の作文技術」に並ぶ、作文技術の良書。具体例を挙げて説明されており、非常にわかりやすい。

  • 『読者のことを考えて文章を書く』これに尽きる。読者にわかってもらうにはどの様に文章を書けば良いのかを数学的例を挙げながら分かりやすく説明している。
    サッと読め、頭に残る。本当に分かりやすい本。オススメです。

  • 今度論文書くときに意識してみよう。文章作法みたいな本は苦手なのだけどこれは好き。なぜだろう?

  • 某ラジオのプレゼントに当選し、読みました。

    「数学」文章作法を謳っており、内容や例には数式が多く出てきますが、述べられているポイントは数学以外の文章にも参考になります。
    特に、プレゼンテーションのような説明文書には親和性が高く、役立てやすかったです。

    普段無意識に使ってた内容もありますが、こうやって参照しやすい形にまとまっているとありがたいです。
    なかでも、パラレリズム(内容的に対比させるものは、形式的にも対比させる)は改めて意識してやってみると、より綺麗にまとめられますね。便利!

  • 著者の主張する「読者のことを考える」という言葉に全てが集約される。
    そして、この本自体が「数学文章作法」のテクニックが詰まった書籍であることで、
    二重に得るものがある。

    細かなテクニックは、都度確認できるように手の届くところにおいておきたい一冊。

    私はプログラマなのだが、「読者のことを考えた」文章は、
    読みやすいプログラムを書くための手法と似たものが多く

    読み手のことを考えた上での手法

    という意味で通じるところが多いのかな、と感じた。
    著者自信もプログラムを扱うことも関係しているのかもしれない。

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著者プロフィール



「2023年 『数学ガールの秘密ノート/数を作ろう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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