数学文章作法 基礎編 (ちくま学芸文庫 ユ 4-1 Math&Science)
- 筑摩書房 (2013年4月11日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480095251
感想・レビュー・書評
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請求記号 816/Y 99
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数式交じりの文章の書き方について論じた本です。
この手の本を書くのは、大変だと思います。
読者がこの本を読んで、分かりにくいと思ったら、それだけで説得力ゼロになってしまいますから・・・。
結論。
エンジニアは、是非読んで欲しいです!
読んでみて、少しでも分かりにくければ、実践しなければ良いだけです。
分かりやすいと思えば、実践しませんか。(^^)
★4つです。
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(参考:評価基準)
★★★★★:座右の書である、または、座右の書とすべきである(10%)
★★★★:自分の知り合い、友人、家族全員が読んで欲しい(20%)
★★★:「費用と時間」をかけても読んで欲しい、「内容」が非常に良い(30%)
★★:暇な時間で読めば良い(20%)
★:読んでも良いが強く薦めない、他にもっと良い本がある(20%) -
数学・物理で日本語の文章を書きたい方必携の書.数学的内容を含む文章をどう書くべきかについて,機械的にできる部分,そうでない部分どちらも詳しく書かれている.例を挙げるならナカグロ(・)とカンマ(,)の使い分けでは,
順番が関係ある場合→コンマ
例 「信号は青,黄,赤の順に点灯します.」
順番が関係ない場合→ナカグロ
例 「信号の色は青・黄・赤があります.」
(青・赤・黄などと書いてもよい)
など,状況に応じて機械的に使い分けられる,業界等の標準のルールがたくさん書いてあり,本当に重宝します.
著者は「読者のことを考える」ということ一つを大切にすれば,
本質的にすべてうまくいくと考えており,なるほどなぁと思いました.
なお,私自身はまだ,この技術を会得してはいないので,
このレビューはいろいろ文章的に問題あるかもしれませんが,悪しからず(;^ω^) -
http://22minutes.hatenablog.com/entry/book_review/141230
とtwitterの情報から購入を決定した。
Amazonへ注文したばかりなので、まだ、手元には到着していない。 -
タイトルに数学と付いているが、それ以外の文章にも通じる良い話だった。
読者のことを考えることが本書の一貫した主張である。読み進めるうちに、「自分の言葉で書く」ことと矛盾しないという気づきも得られた。
「読者のことを考える」ことと「自分の言葉で書く」ことは独立しており、この二つは天秤にかけるものではないと反省させられた。 -
TLAB向けコメント:
とてもわかりやすい内容です.卒論のことが気になり出したら,最初の数章だけでも読んでみてください. -
読み手の気持ちにたって文章を構築する方法。
一つ一つの説明丁寧。 -
新着図書コーナー展示は、2週間です。通常の配架場所は、3階開架 請求記号:410.7//Y97
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当たり前に感じるが、自省してみるとかなり出来ていない、初歩の初歩を思い出すために。
内容も、豊富な例示と考えられた構成で非常に読みやすい。
類書は数あれど、今、大学生あたりに薦めるなら本書が良いのでは。 -
《読者のことを考える》という原則。非常に明解な文章でした。索引の一番最後が「わかりましたか」という語句になっているのは著者の遊び心でしょうね。