川端康成集: 片腕 (ちくま文庫 ふ 36-1 文豪怪談傑作選)

著者 :
制作 : 東 雅夫 
  • 筑摩書房
3.81
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本棚登録 : 383
感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480422415

感想・レビュー・書評

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  • 短編集です。
    少しゾッとして変な気分が後を引くような話ばかりです。
    良く分からないまま読んで、良く分からないままにドキドキしました。
    表題作「片腕」からして一風変わっています。
    そんな「片腕」は耽美的な表現が印象的でした。
    「顕微鏡怪談」は他の話とは違っていて少しグロかったでのですが気に入りました。
    全体的には恋愛怪談の話が多かった気がします。
    この本で私なりに著者は心霊と性愛の作家という風に解釈しました。
    少し気になって著者の事を調べてみたのですがこの人自殺しているんですね。

  • 片腕、卵、抒情歌、無言

  • 心を読まれた?と思うくらい康成の短編、中編の中でとくに好きなものが収録されていて驚きました。異界に足を踏み入れたかのような不思議な浮遊感。とりこです。

  • 片腕、すき。夢のような、ホラーのような。

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著者プロフィール

一八九九(明治三十二)年、大阪生まれ。幼くして父母を失い、十五歳で祖父も失って孤児となり、叔父に引き取られる。東京帝国大学国文学科卒業。東大在学中に同人誌「新思潮」の第六次を発刊し、菊池寛らの好評を得て文壇に登場する。一九二六(大正十五・昭和元)年に発表した『伊豆の踊子』以来、昭和文壇の第一人者として『雪国』『千羽鶴』『山の音』『眠れる美女』などを発表。六八(昭和四十三)年、日本人初のノーベル文学賞を受賞。七二(昭和四十七)年四月、自殺。

「2022年 『川端康成異相短篇集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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