- Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480425027
感想・レビュー・書評
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収録作の中では、「蜜柑」がダントツ。これ程美しい文章は、外の例が中々思い付かない。ラストシーンはまさに絵画の一幅のよう。何度読んでも、情景が鮮明に目に浮かぶ。美しいの一言。
他には、「お辞儀」も空気感が好き。
芥川龍之介はどちらかと言うと、短編で明るい話の方が好きだなぁ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
このちくま日本文学の文庫は本当にサイズ感がイイですね。
好きだなぁ。
ただ手に取り、頁をパラパラとめくるだけでも癒されます。
10頁ほどの短編「トロッコ」を読む。
いつもは太宰に癒されてるけど、やっぱり芥川もイイな。
最高。 -
16の短篇集。
凄い作品揃いで圧倒される。文庫本1冊にこれだけのエネルギーを詰め込んだ出版社の心意気に感じ入る。
あたかも自身から離脱したもう1人の存在が語るという作風は芥川の特徴なのであろうか?
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全集以外で「お時儀」を収めた唯一の文庫(訂正、岩波文庫の『年末の一日・浅草公園』にあるね)。「蜜柑」との並びが素敵。
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芥川さんの作品をこんなにみっちり読んだ事はないかもしれない。鋭く重く厭世的で梅雨時分に読むとずっしりきます。
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芥川、読み返し。
本当にもぅ、天才、ですね。才能の塊。 -
文学
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2016年3月新着
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芥川龍之介の多くの小説が収納されているが、有名な名の小説はやはり心に残る。トロッコ、鼻、芋粥、地獄変、杜子春、奉教人の死、魔術、河童の話しが個人的に良かった。中でも杜子春が一番である。