ちくま日本文学002 芥川龍之介 (ちくま文庫)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 51
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480425027

感想・レビュー・書評

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  • 収録作の中では、「蜜柑」がダントツ。これ程美しい文章は、外の例が中々思い付かない。ラストシーンはまさに絵画の一幅のよう。何度読んでも、情景が鮮明に目に浮かぶ。美しいの一言。
    他には、「お辞儀」も空気感が好き。
    芥川龍之介はどちらかと言うと、短編で明るい話の方が好きだなぁ。

  • このちくま日本文学の文庫は本当にサイズ感がイイですね。

    好きだなぁ。

    ただ手に取り、頁をパラパラとめくるだけでも癒されます。

    10頁ほどの短編「トロッコ」を読む。

    いつもは太宰に癒されてるけど、やっぱり芥川もイイな。

    最高。

  • 16の短篇集。

    凄い作品揃いで圧倒される。文庫本1冊にこれだけのエネルギーを詰め込んだ出版社の心意気に感じ入る。

    あたかも自身から離脱したもう1人の存在が語るという作風は芥川の特徴なのであろうか?


  • 「トロッコ」★★★
    「蜜柑」★★★★
    「お時儀」★★★
    「鼻」★★★★
    「芋粥」★★★
    「地獄変」★★★★
    「藪の中」★★★
    「杜子春」★★★
    「奉教人の死」★★★
    「開化の殺人」★
    「魔術」★★★★
    「ひょっとこ」★★★
    「玄鶴山房」★★★
    「枯野抄」★★★
    「河童」★★★
    「或阿呆の一生」★★

  • 全集以外で「お時儀」を収めた唯一の文庫(訂正、岩波文庫の『年末の一日・浅草公園』にあるね)。「蜜柑」との並びが素敵。

  • 芥川さんの作品をこんなにみっちり読んだ事はないかもしれない。鋭く重く厭世的で梅雨時分に読むとずっしりきます。

  • 芥川、読み返し。
    本当にもぅ、天才、ですね。才能の塊。

  • 文学

  • 2016年3月新着

  • 芥川龍之介の多くの小説が収納されているが、有名な名の小説はやはり心に残る。トロッコ、鼻、芋粥、地獄変、杜子春、奉教人の死、魔術、河童の話しが個人的に良かった。中でも杜子春が一番である。

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著者プロフィール

1892年(明治25)3月1日東京生れ。日本の小説家。東京帝大大学中から創作を始める。作品の多くは短編小説である。『芋粥』『藪の中』『地獄変』など古典から題材を取ったものが多い。また、『蜘蛛の糸』『杜子春』など児童向け作品も書いている。1927年(昭和2)7月24日没。

「2021年 『芥川龍之介大活字本シリーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

芥川龍之介の作品

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