ちくま日本文学002 芥川龍之介 (ちくま文庫)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 50
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480425027

感想・レビュー・書評

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  • 足らないぐらいがちょうどいい。
    人間の欲望ってきりがないから。

    憧れてるぐらいがしあわせ。
    欲しいものも欲しいなって思ってるときがいちばんしあわせ。
    手に入っちゃうと意外とあれ?って。
    人間って勝手だね。

    憧れの生活を夢見ながらもなんだかんだ今の生活や今の自分が好きだなって思いながら生きていきたい。
    文句ばっかりゆうんじゃなくて。

    トロッコも鼻も芋粥も。
    そんなことを言いたかったんじゃないかなって。
    なんかそう思いました。

  • 使いやすい!
    芥川の有名どころの短編を網羅してるので、手の届くところに置いてます。

  • 何年か前に読んだもの。りゅ-のすけセンセ,文章の運びとか魅せ方とか発想とか,すばらしいなって思う。けども,好みかっていうと別。いかにも寓話な香りがするのがなんだかもやもやしちゃう。ごめんなさい(´・ω・`)

  • 有名どころの短編は網羅。
    現代に通じるものもあるのでは、と思う。

  • 久しぶりの芥川作品、
    どの話の主人公にも、自分の内面の一部が重ね合わせて感じられる。

    やっぱりとても良かったです。
    いい本でした。

  • 本当のことを言うと芥川龍之介の文章は私には難しすぎて何がなんだかよくわかりませんでした。
    ただこの中の杜子春というお話については「あぁ。なるほど。」と思ったりするところがありました。
    いつまでも人間の心を忘れないっていいことだなぁとこの本を読んで思いました。

  • ちくま日本文学シリーズは、セレクトがありふれた代表作だけにとどまらなくて、なんとなくこだわりが感じられる気がして好き。
    芥川は、授業で読んだ「地獄変」のほかには「袈裟と盛遠」くらいしか覚えてなかったけれど、あらためて読んでみて、太宰ファンとしては、「これが太宰のやりたかったことか!」という印象を受けた。まさに短編の名手。
    今回一番沁みたのは「トロッコ」の最後の一節。これは学生時代に読んだって、わからなかった。この一節を味わうための小説だったのだ、と今になって実感できる。30過ぎた方にならわかるのではないかな、私のこの感想も。

    芥川賞って、短編が上手な人にあげたらいいのに。

  • 地獄変、藪の中、羅生門・・・私の好きな芥川作品が多く詰まった一冊。有名どころぞろいなので、初めての一冊にもお勧め。
    地獄変、だんだんと狂気に染まっていく画家の描写が恐ろしくも美しい、と思ってしまう自分が少々まずいなぁ、と思う。(笑)疑心暗鬼が根底にある芥川、好きすぎます。

  • 「薮の中」
    ”この中に一人だけ、真実を言っている者がいます”  
    ”この中に一人だけ、嘘を言っている者がいます”
    さて、
    全員が真実を述べているのか、全員が嘘を述べているのか。百聞は一見にしかず。されど、事件は薮の中。

  • いいですね。芥川、大好きです。

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著者プロフィール

1892年(明治25)3月1日東京生れ。日本の小説家。東京帝大大学中から創作を始める。作品の多くは短編小説である。『芋粥』『藪の中』『地獄変』など古典から題材を取ったものが多い。また、『蜘蛛の糸』『杜子春』など児童向け作品も書いている。1927年(昭和2)7月24日没。

「2021年 『芥川龍之介大活字本シリーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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