ちくま日本文学007 江戸川乱歩 (ちくま文庫)

著者 :
  • 筑摩書房
4.08
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本棚登録 : 366
感想 : 44
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480425072

作品紹介・あらすじ

猟奇とあやかしの果てまで行ってみよう-18編収録。

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で目に留まった。
    そういえば、きちんと読んだ事ないなと。
    「人間椅子」は有名なので、やっぱり1番面白かった。
    「屋根裏の散歩者」「押絵と旅する男」「防空壕」も良かったです。

    最後の方ではいろんな外国作品のトリックを解説してくれたりして。
    読みたかった作品があったけど、ここで思わずバレるという驚きがあったり(個人的に)。

    今度また長編も読んでみなきゃ。

  • まだ未読だった作品や後半の随筆、島田雅彦さんの解説が面白かったです。

  • ピア・サポーターズOさんのおすすめ本です。
    「筑摩書房出版、江戸川乱歩の短編やエッセイが入った単行本。中でも、筆者のおすすめは「人間椅子」「屋根裏の散歩者」。初めて読んだときの、恐ろしさや不気味さを体感していただくため、あえてあらすじや内容には触れません。グロテスクで怪奇ながらも美しい、そんな乱歩の作品を是非ご堪能ください。」

    最新の所在はOPACを確認してください。

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    https://opac.tenri-u.ac.jp/opac/opac_details/?bibid=BB00542836

  • 昔読んだ作品がほとんどだったが、随筆が面白い。
    映画の恐怖や、
    作家が幻影の城主、と言う言葉が心に残る。

  • 「探偵小説の謎」は有名ミステリーのネタバレも含むのでご注意下さい!

  • 江戸川乱歩は、中学生の頃にたくさん読んだ。
    今回読み直してみて、二つ気がついたことがあった。

    一つ目。
    文章がわりと荒い。流行作家ということもあって、そんなには文章の推敲に神経質になっていないようだ。

    二つ目。
    明智小五郎といえば、もちろん探偵ものの代表的なヒーローで、本書に収められた「心理試験」にも登場する。
    たが、この作品を読むかぎり、あまり印象がよろしくない。頭でっかちで、理路整然と敵を追い詰める冷血漢の側面が強く出て、なんとなく気味が悪い。
    もちろん悪事を働いたほうが悪いので、探偵に罪はないのだが。

    そういえば、むかしから明智小五郎には、不思議と存在感が感じられないなと思っていたな。

  • 新潮文庫の傑作選名作選に入っていたもの以外は初めて読んだのだけど、しっくりくるものこないもの極端に別れた。

  • 文学

  • 『人間椅子』『屋根裏の散歩者』『押絵と旅する男』など代表的な作品が収録されていて読みやすい。『幻影の城主』『乱歩打ち明け話』といった乱歩自身の身の上話も収録されているので、初めて乱歩に触れる大人には総観ができていいと思う。
    大人になってから乱歩の怪しげな世界へ踏み入れるのにちょうどいい。

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著者プロフィール

1894(明治27)—1965(昭和40)。三重県名張町出身。本名は平井太郎。
大正から昭和にかけて活躍。主に推理小説を得意とし、日本の探偵小説界に多大な影響を与えた。
あの有名な怪人二十面相や明智小五郎も乱歩が生みだしたキャラクターである。
主な小説に『陰獣』『押絵と旅する男』、評論に『幻影城』などがある。

「2023年 『江戸川乱歩 大活字本シリーズ 全巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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