- Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480425577
感想・レビュー・書評
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自分がこれからどうやって生きていくか、
その目指すべき方向を示してくれた気がする。
他人事ではない、自分の仕事。
矛盾のない仕事。
そんな風に生きていきたいなぁ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最後の後書きがよかった。
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現代は生産性を上げること、効率的に物事を進めることばかりが重視されている。ときには、品質を下げてまでも。
(この値段ならこの品質でいいよね?的な)
でも、そんなふうに妥協して作られたもの産物を私達は大切にしたいと思えるだろうか?思えないよね。。
働くとは「生」を感じるための手段であり、大切なものをこだわってつくることにこそ意味がある。
適当なものをとりあえずつくって、そんなものが溢れている今の社会に疑問を投げかけるようなお話。
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あるパン屋さんのお話
→色んな職を転々としていたけど、自分にとって一番矛盾のない仕事が小さなパン屋だった。
ダブルバインド(言っていることとやっていることに乖離があり、矛盾を感じる状態)になっているビジネスがたくさんある中で、矛盾なく正直に生きられる職業って極わずかしかないのかもしれない。 -
登場する人がみんな、自分の言葉で仕事を語っているのが印象的な本。自分自身がぼんやり思っていた不安やちょっと世の中のこれ違うよなぁという思いが言語化されているのには驚いた。何度も読み返し、立ち返りたい本。
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多くの気づきを得られる本です。
ただ与えられた仕事をこなすのではなく、魂を込めてその先の人を見据えること。
自分から率先して取り組むことができる仕事をして、人を幸せにすることができたら最高です。
やらされ仕事ではなく、自分の仕事にできるよう心がけていきます。 -
仕事を自分のものにするためには仕事を自分に合わせていくことである。
これは至極当たり前のことだがなかなかできてない。本業も副業も仕事の状況に自分を合わせてしまっている。
ただそれが自分を仕事に合わせているのか、仕事を自分に合わせているのかちょっとまだ判断が出来てない。個人的に仕事とプライベートをパキッと分ける必要はなく、グラデーションになっている方が心地良い。
そのため仕事と仕事の間合にプライベートを入れたり、反対に言うとプライベートとプライベートの間に仕事を入れたりもする。それはある意味仕事を自分に合わせているとも言えるし、自分を仕事に合わせているとも言える。
重要な事はそれを自分が心地良いと思うか、そして継続的に成果を出せるかこの2つかと感じる。
本書な出ているインタビューイーの人たちは仕事に情熱を持ち没頭してきた方々だ。そのように仕事に向き合えるのも幸せだし、私のような仕事との向き合い方も幸せだ。やはり大事な事は自分の心地よさをきちんと理解し、その形で仕事をし成果を出し続けていくこと。それこそが「自分の仕事をつくる」ことだと感じる。
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ジャンル:スキルアップ・キャリア 自己啓発・マインド
出版社:筑摩書房
定価:836円(税込)
出版日:2009年02月10日
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西村佳哲(にしむら よしあき)
1964年生まれ。プランニング・ディレクター。建築設計分野の仕事を経て、デザインレーベル「リビングワールド」代表。つくる/教える/書く、の三種類の仕事を手がける。「つくる」は、クライアントワークとメーカーポジションでのモノづくりの両方を、コミュニケーションの観点から。「教える」は、美術大学などで、デザインプランニングやワークショップを担当。自称「働き方研究家」。著書に『自分の仕事をつくる』『自分をいかして生きる』『かかわり方のまなび方』(ちくま文庫)、『自分の仕事を考える3日間Ⅰ』『みんな、どんなふうに働いて生きてゆくの?』『一緒に冒険をする』(弘文堂)、『ひとの居場所をつくる』(筑摩書房)、『いま、地方で生きるということ』(ミシマ社)、『なんのための仕事?』(河出書房新社)など。
http://www.livingworld.net/
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flier要約
https://www.flierinc.com/summary/3179 -
1年ぶりに再読。
読み終えて、しみじみと残っているのは以下のようなこと。
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「どのように仕事をするのか」から自分起点でつくる。組み立て直し続けていく。そうしながらなされていく仕事は、「その人の仕事」になる。そうして生み出されたものからは作り手の存在を感じられる。
良い仕事のやり方は、ありものを吟味せず組み合わせるのではない。観察力を持ってやり方から作る。その結果として生まれるのがよい仕事。
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感受性や観察力という「よい仕事」の最初の一歩は今の自分が熱量を持っているテーマなので、それについて色々な人の多種多様な言葉を通して見られたのはちょうどよかった。読むたびに響く場所が変わる本。 -
働き方を見つめ直すことができる本です。
仕事の固定観念を無くし、大事なことを考えさせてくれます。