ねにもつタイプ (ちくま文庫)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 2938
感想 : 277
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480426734

感想・レビュー・書評

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  • オリンピックの話が面白すぎてもうダメだった

  • 2006年雑誌「ちくま」連載のエッセイに4編を加え文庫化。無二の毛布の親友ニグ、サンダーバードのテーマソングとともに姿を現すミシン、隠された意味がわからない「気がつかない星人」、行けども行けども青くならない富士山。

    子どものとき、子どもながらに考えていたこと、あぁそういえばそんなことがって共感できることがいろいろありました。

  • ルシア・ベルリンの訳者ということでがぜん注目。

    経験世界がいつのまにか妄想の世界へ。

    自分の子供時代の経験の多くが代弁されていて、他人事とは思えなかった。そして、子供時代の経験というのは、今思えば馬鹿馬鹿しいものばかりだけれど、その時その場所にいた自分にとってはかなり切実であった。

    大げさではなく、救われた心地になった。

  • ふとんの中で ケラケラしました

  • タイトルとは裏腹に妄想オンパレードのエッセイ。
    序盤は子供の頃、想像や空想の中で楽しむ子だったんだな~と読んでいくが、途中からガンガンモーソーの世界へ入り込む。

    こういう人、嫌いではない。
    仕事上でのお付き合いだと、案外普通の人なのだろう。

  • とにかく奇怪。
    想像力の心地よい羽ばたきを感じる!

  • 視点がひねくれてておもしろい

  • シュールな文章と絵がクセになる。そして私のツボでした。

  • 人に勧められて読んだら、なんだこの世界は!?とびっくりするのもつかの間、のめり込むように読んでいた。麻薬みたいな本……面白かった……!!
    「星人」「リスボンの路面電車」が好き。

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著者プロフィール

岸本 佐知子(きしもと・さちこ):上智大学文学部英文学科卒業。翻訳家。主な訳書にルシア・ベルリン『掃除婦のための手引き書』、ミランダ・ジュライ『最初の悪い男』、ニコルソン・ベイカー『中二階』、ジャネット・ウィンターソン『灯台守の話』、リディア・デイヴィス『話の終わり』、スティーヴン・ミルハウザー『エドウィン・マルハウス』、ジョージ・ソーンダーズ『十二月の十日』、ショーン・タン『セミ』、アリ・スミス『五月 その他の短篇』。編訳書に『変愛小説集』、『楽しい夜』、『コドモノセカイ』など。著書に『気になる部分』、『ねにもつタイプ』(講談社エッセイ賞)、『なんらかの事情』、『死ぬまでに行きたい海』など。

「2023年 『ひみつのしつもん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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