- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480429520
作品紹介・あらすじ
画家の名前は見ない。好きな絵から、好きな順で見る。額縁に注目してみる。近くによってみる。あちこちから見る。必ず飲み食いする。自分でも描いてみる…。「五感」を活用することで、美術鑑賞は変わる!感性が一新されるような、鮮烈な印象をともなった鑑賞のための手引き。フェルメールの技法の秘密や、屋外での絵画制作が広まったわけなど、絵画をより楽しむための情報も満載。
感想・レビュー・書評
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美術の鑑賞を味分けに例えているのは参考になった。今後の美術館鑑賞の際に参考にしたい。
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・解説でなく、自分の直感で見る、感じる
・味覚とむすびつける
・自分でも描いてみる
・デッサン、画材など技術面の進歩を感じる
・同じヌードでも宗教画として描いた場合と同時代のリアルなものとして描いたものの違いを感じる
などなど。
未だに解説を読みながらの美術鑑賞は主流だし、
自分的にはそんなのは不自由で苦痛な時間でしかない。
自由な見方を肯定してくれるので楽になれる。
こういう気持ちを持続したいよね。 -
好きな絵を、画家の名も見ず、近くであるいは遠くから、あちらこちらから観る。絵を見た後は美術館併設のカフェかレストランで飲み食いする。お気に入りの画家の絵ハガキを買ってみる。なんなら自分でも描いてみる。五感をフルに使って絵を観る楽しさを語った堅苦しくない絵画鑑賞術。そう。絵は楽しまないとね。フェルメールの絵画技法(カメラ使用説とハイライトという描き方)の特徴や野外で絵画制作が広まった理由(チューブ入り絵の具の発明)など、美術史のトリビアも満載。なにより著者の絵画を難しく考えず楽しんでほしい気持ちと優しさが伝わってくる語り口が魅力。
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あれ、読んだっけ。いつのわ。
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12/08/30 西岡さんの本はすごい!
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名画を見るときの心得を近くに寄ってみる、必ず飲食をする、買物をする、好きな理由を考える、誰かと話してみる等非常に具体的に説いており、面白い。