- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480804204
感想・レビュー・書評
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久しぶりの読書。
おもしろかったー
星間商事に勤めるアラサーOLが、会社の社史編纂中に黒歴史にぶち当たり、反対にあいながらも正義感やらいろいろな想いから奔走するお話。
社史の話も黒歴史の話もさることながら、周りをとりまく人間関係とか恋愛関係とかが上手い具合にからまってて
読んでいて清々しかった。
みんないい人たちだなぁ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「自分の金と時間を使って楽しんでいるだけなのだから、そっとしておいてほしい。書いたり読んだりするのは楽しい。理由はそれで充分だと幸代は思っている。」
星間商事に勤める川田幸代は、同人作家だ。
「ここ十年、抽選落ちしないかぎり夏冬のコミケに参加しつづけて」いる。
「出世したいとは思って」いないし、「割り振られた仕事を着実にこなし、見合うだけの給料をもらい、夜と週末は必ず体が空く」生活をしたいと望んだ先に異動となったのが“社史編纂室”だった。
名前も知らず姿もみない部長と、定時に出社しない課長と、二日酔いでトイレに籠もる先輩と、甘い物に目がない後輩に囲まれた職場は、このうえなくゆるゆるだが、幸代にとってはありがたい。
しかし、その生活はある日を境に一変する。
「社史編纂室でも、同人誌を作ろう!」
うっかり、新刊の原稿を課長に見られた。あまつさえ、なにを血迷ったかそんな宣言をされた。悪夢である。
しかし、仮にも課長である立場の人間がやると言うのなら仕方がない。心から面倒くさいと思いつつも、同人誌(時代小説のような課長の自分史である)づくりと、滞っていた本来の仕事を進めるうち、事態は思わぬ様相を見せ始める。
三日月とよっつの星が意味するもの、誰も語りたがらない空白の社史、願いを叶える女神の存在——ふざけているとしか思えなかった課長の同人誌と、社史が重なっていくにつれ、暗く深い闇が姿を現す……。
読後、久しぶりに「おもしろかった」と思えた本だった。
推理小説の昂揚感と、恋愛小説のときめきと、エッセイの共感が、絶妙なバランスで同居している。
いささか現実味に欠ける点もあるが、小説のテンポを優先してあまり気にしなかった。現実に立ち返ったら負けである。
BL同人作家である主人公の設定と、幕間のBL同人誌のため、苦手なひともいるだろうが、抵抗のないひとにはおすすめしたい。 -
「舟を編む」より軽快
「光」が暗くて救いがなかったから、楽しく読めた -
こんな会社にいたら楽しいのかなぁと思いながら、会社で腐女子ばれたら生きていけないと思いました。
上司に趣味がもろバレとか居づらくなってしまうだろう。ただ、趣味が同じ仲間だったら楽しいだろうなぁ
そして、あんな物わかりのいい彼氏はうれしいような悲しいような複雑な気持ちです。一生隠すことはできないでしょうが、すぐに消えてしまう彼氏はどうなんだろう。 -
頭をつかわず、スラスラ読める漫画みたいな作品。気分転換になった。
コミケの話もあって、コミティアの手伝いで参加したことや、友人を思い出しながら読んだ。 -
面白かった。
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「『野宮さん、ねえ、言ってください。どこがいいですか?』」
「ぎゃーっ!」
2014/10/03-10/14 -
タイトルにひかれて読んでみた。
読んで正解!
明日もガンバロー!という気になれました! -
コミカルに軽いタッチで読みやすかった。もう少し期待していたんだけど少しマニアックすぎたかな。