- Amazon.co.jp ・本 (102ページ)
- / ISBN・EAN: 9784484881041
作品紹介・あらすじ
60分で読めるけれど一生あなたを離さない本。《アイデアをどうやって手に入れるか》という質問への解答がここにある。
古典中の古典。メンタリストDaiGoも推薦する一冊!
感想・レビュー・書評
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60分で読めるけれど 一生あなたを離さない本
という帯がついていて、読み終わって確かに!と実感
小さな薄い本の中に、アイデアを誕生させる5段階の方法が書いてあります
私も3インチ✖️5インチのカードに、思いついた事をメモして、組み合わせてみよう!
素敵なアイデアを誕生させられるように、訓練していきたいと思います!
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広告代理店関係者の著者による、アイデアの本質と捻り出し方が解説されている一冊。
“アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない”という本質が前半に用意され、その他は簡潔明瞭な解説が続きます。
一番初めの発案者も何かの現象や誰かの発想を糧に新たなアイデアへ昇華させている、ということなのでしょう。
そして後半にはアイデアが作られる五段階の過程が用意されており、丁寧に各段階を説明しています。
読了後の印象としては当然かつ平凡な内容であったと感じるのですが、しかし物事の本質とは突き詰めれば質素なものなのでしょう。
個人的には中盤に書かれている“知識が増える資源”であるという描写にアイデアの礎石があると考えます。
情報資源を取り入れそれを元に新たな情報資源が発現する点に、物的資源との次元の違いを目の当たりにしました。 -
アイデアのつくり方の段階を学ぶ。
〇どんな技術を習得する場合にも、学ぶべき大切なことはまず第一に原理であり、第二に方法である。(p25)
☆正しいやり方なら、アイデアが出る!のか?
〇この5つのどの段階にも、それに先行する段階が完了するまでは入ってはいけないという事実。(p37)
☆だから、一足とびにはいかない、ということ。
〇第一の段階は資料を収集することである。(p33)
☆その集めるべき資料とは、特殊資料と一般的資料の二種類。要素の新しい組み合わせ=アイデアだから。
〇カード引用法を勉強されると有益だ。
☆つまり、書き出す+分類、ということか。
〇これらの資料を咀嚼する段階である。
☆これが2つ目。並べ替えたり、いじくりまわしてみたりする。
アイデアが出てきたら、紙に記入しておく。
〇この第三の段階にやってくれば、諸君はもはや直接的にはなんの努力もしないことだ。(p47)
☆無意識の時間も必要。
音楽、映画、詩や小説を読む。
これが胃液の分泌。 -
私の勤めている会社にも、かつてノルマ特許という、意味不明な、いにしえの風習がありまして、そのノルマ特許なるもののために、手にとったのが『アイデアのつくり方』でした。
本書のアイデアは、主に広告におけるアイデアを対象にしていますが、物理学者の竹内均先生があとがきを執筆されているように、その考え方は、科学技術をはじめ、あらゆる分野に応用できる汎用性の高いものです。
今回、自然言語処理の基礎を勉強していて、再読したくなりました。自然言語処理の基本は「既存の要素の、既存の組み合わせ」を学習すること、とすると、アイデアの基本である「既存の要素の、新しい組み合わせ」を見つけ出すこととは対極にあるのでは?と、いうことは、人間は『アイデアのつくり方』をマスターすれば、生成AIにアイデアで“勝つ”ことが出来るのでは?
…という事を考えながら、ゴールデンウイークは、今一度、『アイデアのつくり方』を復習するぞ!と思って読み返しました。まぁ、1時間で読めるんですけどね(^o^;)。
詳細は割愛しますが、数年おきに1度は読んだほうが良い珠玉の名著です!私は最近特に、第一段階のステップがちょっと疎かだったかも(¯―¯٥)。でも、本書で言うところの、一般知識を取り込むことはちゃんと心がけることが出来ていて、興味の幅はここ数年、とても広がりました!それだけでも、毎日楽しくて、まさに私の人生を変えてくれた一冊です!
で、肝心のアイデアが出るようになったか、ですが、とりあえず特許ノルマは毎回落とさずにすみました(^o^;)。しょーもない特許も多かったけど…。
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確かな色々な人がここからアイデアが生まれるというのはわかる気がする。大前先生がいっていたこともここにつながっているんだなと改めて先人に知恵は使うべきですね。
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この本は、メンタリストのダイゴさん大絶賛の本なので読んでみました。
非常に薄い本なので、あっという間に読めます。
アイデアは、偶然の閃きから生まれるように思われますが、「アイデアは、この本の順序に沿って実践すれば作れます❕」
ぜひぜひ読んでみてください -
アイデアの作り方に関する、基本にして奥義。
本文は、わずか51頁分しかない。しかも、アイデアの作られる全過程ないし方法はたったこれだけ。
《第一 資料集め――諸君の当面の課題のための資料と一般的知識の貯蔵をたえず豊富にすることから生まれる資料と。
第二 諸君の心の中でこれらの資料に手を加えること。
第三 孵化段階。そこでは諸君は意識の外で何かが自分で組み合わせの仕事をやるのにまかせる。
第四 アイデアの実際上の誕生。<ユーレカ! 分かった! 見つけた!>という段階。そして
第五 現実の有用性に合致させるために最終的にアイデアを具体化し、展開させる段階。》(54-55頁)
資料を収集し、分析と検討を加えた後、一度「寝かせる」ために忘れ、あるときひらめいたらそれを形にする。シンプルすぎるくらいシンプルな定式である。
だが、あらゆる分野でのひらめき・発想というのはほとんどこの過程を経る。言われればその通りなんだけど、これをキッチリできない人も多いのは確か。その意味で「基本にして奥義」。
すぐ読める本だが、その内容は骨太で本質を突いている。発想法本では引用や言及されることが多い「古典」なので、一読しておくことをオススメする。 -
堂々と詳らかに教えてくれます。なんでこんな大事な事を教えてくれるのか。それは著者が自信に満ちた言葉で、「なぜなら、この本を読んで実践する人が圧倒的に少ないから」と言っているから。
この著者はきっと、
「知る人が100人、行動する人が10人、継続する人が1人。」の構図を知っているんだと直感しました。
今私は、知る人。
次は、行動する人になります。
みなさんは、どの人ですか? -
アイデア出しに新しい風が吹かれることを期待して読み進めましたが、申し訳ないダラダラと普通の事がいるされているだけ…という印象。
溢れ出すアイデアは消化されて出てくるときに、独自のエッセンスが効いていて個性的だったり未来予測が天才的だったり、そんな人の考え方や心の留め置き方を垣間見れたらこれからのものの見方が変わりそうなんだよなぁ。 -
数年前に職場で受講した企画発想力研修でも紹介されたし、アイディアや発想力養成のための本でもよく名前を目にする本書。
序文や解説を除いたら50ページ程度、しかしその中に「アイデアのつくり方」が簡潔明瞭に記されています。
まさに秘伝の書のような趣。
よく引用されるのは「アイデアは既存の要素の新しい組み合わせである」という文章ですが、それを生み出すための5ステップもとても重要。
資料を読んだり材料を集めたあと、自分の中で材料を咀嚼し、こねくりまわしてみる。
そのあと一旦考えるのをやめて、自分の中で材料たちが化学反応を起こすのを待つ。
この一旦寝かせるというのが重要なのですね。
自分の中でいろんなものと交じり合い、いい具合に発酵したアイディアは、意識していないときに突如としておりてくる。
「ユーリカ!」は待ってるだけではダメ。
ちゃんと材料は集めておくべし。
それから、最後にさらりと書かれている「言葉」が大切というのも忘れないようにせねば。
本書を読んだら、これまで読んだお仕事関係の本に書かれていたことがつながったように感じました。
それだけ本書の内容がベーシックかつ核心を捉えているということなのだろうな、と思いつつ読了。